生きもの調査1
GW最終日。なんだかんだと色々やるうちにあっという間に休みも終わる。風は強いが日当たりの良い日で、家でじっと過ごすのはもったいない。こうなると私はどうしようもなくなってしまう。というわけで物件候補地として考えている近辺の川で生物調査という名目のガサ入れをしに出かけた。
ガサ入れ、通称ガサガサとも呼ばれる。あまり馴染みのない言葉かもしれないが、水棲小動物が好きな人が網だけを持って川に出かけていき、魚などを捕獲する遊びのことをそう呼ぶ。現代で生活するにあたり、全く生産性のないマニアックな行為である。大の大人がと人は言うかもしれない。しかしこれらは私にとってライフワークのようなものであり、ほとんど病気に近いため、どんな罵倒を受けようとやめることができないでいるのだ。
4月に吉田に越してきて天気のいい日が多く、出かけたい気持ちがずっとあったのを抑え続けてきていた。無収入だから行動を抑えていたというのも多少あるが(あるのか?)、ガサ入れによってもし持って帰りたい魚などを捕まえてしまったらと考えてしまったからだ。今現在は仮住まいのため、遠からず古民家を買ってそちらに移り住むことが近々の計画としてある。そのため、本番である古民家生活の前に無駄なものは極力省こうという主旨でこれまで過ごしてきていた。
実は、東京から引っ越しをする際、水槽などの大型の荷物は送るほうが高くつくこともあり全て破棄してきてもいた。もし持ち帰ることを抗えないような魅力的な魚が獲れてしまったら、逆に困る。しかしそんなときも私は持ち前の超楽観ぶりを発揮し、まあそのときはまた水槽買うことになるだろう、どうせいずれ買うことになるのだからなどとわけのわからない三段論法で否定の気持ちを隅に追いやってしまった。
また、言い訳がましいが、これから人生の最後まで住むことを考えている地域にどんな生き物がいるのか、事前調査を進めておくことは大きな検討材料になり得る。
こうして、獲れてほしいいや獲れないでくれ、という複雑な心境のまま自慢の軽トラを走らせること30分、目的地に到着した。
適当な位置に車を停め、さっそく川に入っていく。リュックの中にはカメラ、魚入れバケツ、観察用ガラスケース、箱メガネなどが入っている。カメラが入っているため水の中で転ぶことはできない。一歩一歩慎重に進んでいく。
最初の細い流れの中にアカハライモリが見えた。大した流れではないが、水の流れに翻弄されるかのように体が2回転・3回転と流されるがままに遊んでいる様子がうかがえた。少しごめんよとそっと網を出す。
成果は20分ほどで前述のイモリをはじめ、ハヤ、ウグイ、チチブなど。葦が生い茂っている中、カエルが大量にいることも確認した。このあたりの夜はカエルの合唱で賑わしいに違いない。
撮影を終え、帰途につく。今日は午後から予定があったため大人しく戻ることにしたが、頭の中では次回はどこに行ってみようか、そんなことばかりを考えていた。
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