日本に棲む淡水魚と遊ぶブログまとめ

ついに目標達成

田舎で家を購入してから1年余、ついにここしばらくの目標だった魚の生息場所を掴むことができた。私の最も好きな淡水魚であるオヤニラミだ。魚の詳しい説明は別途ページを用意(こちらからどうぞ)しているのでそちらを参考にされたい。

 

その有力情報はひょんなことから入ることになった。キッカケは集落の田んぼ横の用水路でガサ入れをしたことから始まる。いつものDIY作業が終わって降り続いていた雨がやんだため、何か一匹捕獲することを目的として夕方の10分程度の楽しみを実施していた。

 

そのときはアカハライモリをゲットしたためそれで満足して帰途についたのだが、その途上で集落の若い男性(と言っても50前後)とバッタリ出会って立ち話となり、その話の中で昔おやにらみを釣っていたという情報を得る。

 

そしてその場所というのが冒頭の写真にある川である。この川は隣の集落に位置し、私の家から徒歩10分圏内という庭に近い感覚で通える場所になる。我が家の下を流れているO川が注ぎ込む本流筋にあたる川で、どのくらい棲息種が異なるか疑問な点もあった。

 

雰囲気は良く、いかにも田舎の朴訥な川という感じだが、獣害対策のため周囲をほぼ鉄柵で囲まれており、情報を得ていなければ率先してガサ入れをしようとは思わなかったかもしれない。

 

梅雨に入って連日雨がちの天気が続いている。可能であれば先週の土日か若しくはこの土日どちらかで、私自身が既に知っているおやにらみスポット(安芸太田町)に行きたいと思っていた。

 

その矢先に降ってわいたような棲息情報が入り、かつ日曜日が予報に反してほぼピーカンという状況になったためこれ幸いとガサ入れを行っているのが右の写真だ。

 

得ていた情報は数十年も過去のことで、今現在もいるかどうかはわからない状態だったがとにかくやってみないことには落ち着かなかった(もはや病気に近い)。そして運のいいことに、この川で獲れた最初の魚がおやにらみだった。これは運というより、まず住処にしていそうな葦の中を優先的に探した結果である。

 

結果的にこの日は30分ほどで充分すぎる成果を得たためガサ入れを切り上げたが、その中には大小2匹のオヤニラミが含まれていた。左の写真は大きいほうの個体で、体の大きさに合わせて入れる水槽を選んでいる。

 

この魚は他の魚への攻撃性も強いが、最悪なのは同種の混泳になる。通常、1つの水槽に複数のオヤニラミを入れると、どちからが死ぬまで攻撃を続けてしまう習性をもつ。

 

予想外のところで魚が増えてきたため、急ぎ水槽の追加について本気で検討を進めている。ここで今の水槽にいる魚を一部紹介しておこう。

 

まずこの日おやにらみと一緒に大量に獲れたヨシノボリで、石を剥がすたびに網の中に入ってきて、わずか10分足らずの間に6匹ほど増えてしまった。我が家の下を流れるO川にも棲息しているが、数が少なくあまり見かけることができないでいた。

 

どの川にも必ずといっていいほど棲息している種で珍しさは全くないが、貴重な底層魚としてニッタン水槽を彩るときに、カマツカなどと並んで欠かせない魚ではないかと思っている。

 

お次はコレ。石の窪みの間にいる小さいのが見えるだろうか?これはアカハライモリのコドモで最近ようやくエラが引っ込んで幼体に変体したばかりである。

 

ご存知の方もいるかと思うが、イモリという両生類は幼生のときはエラ呼吸で水の中だけで過ごしている。そのころはウーパールーパーのような突起物が頭の裏のあたりからニョキッと伸びているが、成長に伴いそれがなくなり、肺呼吸に変わる特性を持っている。

 

飼育は容易だが、脱走の名人でもあるため、外に出れる可能性のある穴は全て塞ぐ必要がある。是非飼ってみることをお勧めしたい生きものである。水槽環境に慣れてくればエサは何でも良い。

 

右は同じく集落のO川に多数生息している魚だ。このくらいの大きさが水槽で飼うには最も面白いが、体格差が出てくると大きい方が一方的に小さいのを追うようになるため、なるべくエサを与えすぎずかつ均等になるように餌付けするよう心掛けている。

 

手前にいるのがカワムツで、奥にいるのがタカハヤである。習性はどちらもほぼ似たようなもので、以前にも書いたかもしれないがO川ではある程度エリアごとに棲み分けされているように思える。

 

後は本流の方で釣ってきた魚たちで、掲載したのは私が個人的に好きな雄のオイカワである。以前のブログで大量に釣ってきたものを雌雄1匹ずつだけ選んでいたのだが、雌が雄にちょっかいを出すことが多く(体格は雄の方が大きいのだが)、ヒレや鱗の傷が目立つようになってきたので雌の方にはご退場(放流)いただいた。

 

もし秋口まで生き延びることがあればその綺麗な婚姻色を紹介できるかもしれず、楽しみにお待ちいただければと思う。

 

最後は同じく釣りで持ち帰ったチチブだ。一般的にこの種の魚は攻撃性が強く、2匹を同じ水槽に入れているがやはり大きい方が小さい方を威嚇する行為が目立つ。

 

ただ、オヤニラミほど徹底しておらず、ひとまず視界の外であれば危害を加えることは今のところないため、今後水槽を大きくして混泳する分には問題はないだろう。

 

今回紹介したのが全てではないが、紹介した中でも最後の4種の個体は水槽環境にも慣れてきており、人間が水槽の前で作業をしているとエサが落ちてくるのを心待ちにしてソワソワした動きを見せるようになっている。

 

そういう姿を見るとついつい多めにエサを与えてしまいがちだが、そこをぐっとこらえて適量を適切に与えるのが真の日淡マニアであるなどと強がって今回は終了したい。


関連ページ

17/04/21 おやにらみイイネ
日淡の中でも特におやにらみが好きで、ネットでこのHNを見たら私の可能性が高いかも
17/05/07 生きもの調査1
ガサ入れ、通称ガサガサとも呼ばれる。あまり馴染みのない言葉かもしれないが、水棲小動物が好きな人が網だけを持って川に出かけていき、魚などを捕獲する遊びのことをそう呼ぶ
17/05/12 闖入者
川のせせらぎや虫の声に耳を澄ませながら進んでいると、暗い川の中に真っ白な動く物体を見つけた
17/07/14 生きもの調査2
まずは私が最も好きなオヤニラミにターゲットを絞って探してみた
17/07/31 生きもの調査3
私にとって広島県内で一番深い場所といえば細見谷近辺を差す
17/08/04 鵜飼という伝統
ここ三次の鵜飼は何百年も昔に長良川を手本として始めたのが最初だという
17/09/11 生きもの調査4
今回は恐羅漢山スキー場の宿泊施設などがある通称「二軒小屋」あたりに車を停めての出発とした
17/09/13 追加調査
前回の細見谷川調査ではゴギが少し寂しい結果に終わったため、さっそく追加調査に向かう
17/10/01 生きもの調査5
私が暮らしている家のそばの川で魚にお目にかかりたいと思い、足を伸ばしてみた
17/11/05 ゴギの産卵
今年はゴギの産卵をカメラに収めることが一番の目標であった
19/06/17 オオサンショウウオ発見
私が買った家のすぐ下を流れる川にはオオサンショウウオが棲んでいる。今まで話には聞いていたが、今回はじめて本物の野生に遭遇することができた
19/07/07 集落の生きもの調査
我が集落では年に一度外部からの希望者を募って集落内の水棲生物を調査する企画を実施している。
19/08/17 集落の川調査
今回はちょっとした息抜きという名目で集落を流れている川、その名もズバリO川(Oは集落名がそのまま使われている)の生物調査をしてみた。
20/06/05 集落の川調査その2
都会を離れて田舎での生活をはじめました 古民家を買ってDIYリノベ 山や渓流と密着した暮らしを模索するサイトです
20/06/30 増えてきたニッタン
ついに淡水魚の飼育を開始してしまった。勢いとはいえ、一度自分で捕まえてきた生物の世話をするようになるとそう簡単には欲を抑えきれなくなってくる。
20/07/21 目標の水槽を設置
目下のところ増えてきてしまっている我が家の魚たちの住まいとなる新たな水槽を購入した
20/10/11 日淡ラインナップ拡充
我が家の水槽ラインナップがかなり充実してきたためここで報告しておこう
20/10/12 日淡ラインナップ拡充その2
我が家のメインとなる水槽の内容を紹介した。今回は前回紹介しきれなかった残りの水槽について紹介していこう。
22/09/19 ニッタン鑑賞環境の改善
新年の挨拶をした際に目標に掲げていたことの一つとして日淡ブログを更新するということがあった。
2022 夏のニッタンその1
作成した水槽台によって淡水魚たちの環境がかなり改善されてきた。室内と屋外のバランスが屋内寄りになってしまった。
22/09/26 2022 夏のニッタンその2
今現在、我が家では計10台の水槽がある。
23/03/13 どんこ増殖の巻
今回の主役は我が家の水槽にいるドンコである。この日、動きに何かいつもと違うような素振りがみられており、ほどなくその理由がわかった。