日本に棲む淡水魚と遊ぶブログまとめ

オオサンショウウオ発見

私が買った家のすぐ下を流れる川にはオオサンショウウオの巣が存在する。今まで話には聞いていたが、今回はじめて本物の野生に遭遇することができたのでここに報告したい。

 

まだ買ったばかりの家には住んでいないが毎日通っている。DIYでリフォームする過程のブログを展開中だが、家に着くと毎回必ず周囲の川を覗いていくのが日課だ。折しも初夏のいい時期である。オオサンショウウオは通常岩の間などの暗いところにじっとしていることが多いが、じめっとした日にフラリと外に出てくることがあるようだ。

 

基本は夜行性ということだが、天候次第では日中みられることもあるということで毎日の観察を欠かさず行っていた。その行動が実り、ついに見つけたときには嬉しさのあまり時間を忘れて観察を続ける自分を抑えることができなかった。

 

地元の人の話ではオオサンショウウオは普段こそゆっくりノロノロと動いていくが、いざ本気になったときには見違えるばかりのスピードで走っていくそうだ。そういう瞬間も見てみたいが、今回見たのは超スローなパターンで作者が捕まえたりするのにも全く動じず、どっしりと構えて5時間以上その場から離れなかった。

 

オオサンショウウオは綺麗な川の上流に岩場など巣になるような穴や隙間などのスペースがないと棲息できないとされる。家の下を流れる川は中流以上の里川にあたるが、岩場などはなくコンクリートブロックで整備された私のあまり好みでないタイプの川である。

 

ただ、そのコンクリートブロックが様々な動物の住処になっており、オオサンショウウオをはじめ左の写真の日本イシガメも多数確認されている。またブロックの壁には大小様々な穴があり、シマヘビやヤマカガシも頻繁に見ることができる。

 

川には魚種調査をしたわけではないからまだ確かなことは言えないが、恐らく淡水魚の種類自体は少なく、上から覗いているぶんにはカワムツしか確認できていない。ただ、ヌマエビやスジエビ、サワガニなどの甲殻類が豊富に棲息し、ヤゴなども多く棲む。

 

それら上記に挙げた生物、カメ、ヘビ、カニ、魚など全てがオオサンショウウオのエサであるため、ここは絶好の生息環境が整っているといえるのだろう。我ながらとても良い環境に物件を求めることができたことが嬉しい。

 

サンショウウオを飽くことなく眺めていると集落の人たちが数人集まってきた。その人達の話によると、昔はこの川も護岸が全くされてなく大小の岩場だらけで、夜になるとホタルが群生乱舞し、オオサンショウウオもそこら中にいたそうだ。

 

サンショウウオなどは数が多すぎて、普通に捕まえてきては焼いて食べていたそうで、特別天然記念物となった今となってはその発想はあまり湧いてこない。今の時代、例えば大雨が降った翌日に水路で見たなどの目撃情報はこのへんの田舎ではままあるものの、なんでもない晴天の或る日にこうして野生の姿を見られること自体が極めてレアなケースといえる。

 

そしてこの家で今後暮らしていく限り、こうしたことが日常的に起こるという意味で私はなんて幸運な人間なんだと日々を噛みしめる思いである。これからもこういった貴重な生物が住めるような環境を維持していきたいものだ。


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