目標の水槽を設置
ついに入荷してしまった。前回の古民家ブログの方で少し紹介していたが、目下のところ増えてきてしまっている我が家の魚たちの住まいとなる新たな水槽を購入した(設置後の写真はこちら)。
実は水槽が欲しいと思ったその瞬間から、ヤフオクで中古の良い出物がないかのチェックを欠かさず行っていたのである。水槽セットなどは900ミリ以上の大型のセットともなると数万円以上の買い物になってしまい、とても高価だ。
過去、東京から広島に引っ越しをする際に以前使っていた900ミリ水槽を処分してしまっていたため、今回はそれと同等かもしくは一つ大きい1200ミリの水槽が欲しいと掘り出し物を探し続けていた。
こういうものは決まって欲しい瞬間にはタイミング良く出ていないものであるため、実際に必要になるだいぶ前から計画的にチェックを開始。それがちょうどこのタイミングでヒットしたということで、とてもラッキーだったと言える。
私が落札した中古水槽は900ミリと1200ミリ2台分のセットで、1200ミリ用の水槽台付きというそれだけで即生体飼育が可能になるレベルのものだった。セットの中にはフィルターや照明も含まれている(ところどころ破損などはあるが)。
これだけのセットが引き取り限定で3万円ジャストというのはかなりお買い得で、ヤフオクの他の出物でも1200のセットだけで同程度の落札相場となっている。今回は広島という地方への引き取り限定商品で、しかも2台同時という部分でハードルが上がったのか、入札は私一人でハンマープライスとなった。
冒頭の写真はその水槽に敷くための砂を購入したときのものだ。900と1200、合わせて2100ミリの水槽分の底敷きは、それだけでも結構大変でお金がかかってしまうことになる。
今回使った写真の砂は一般のアクアリウムショップなどで売っている砂とは異なり、ゴルフ場のバンカーや芝生などに敷くためのもので、アクアリウム専用のものよりも圧倒的にコスパが良い。
写真のものが20キロで3000円ちょっとで買え、今回はこれを3袋ほど購入して全面に敷くことができた(つまり砂だけで1万円弱)。アクアリウムをしない人からすると高いと思われるかもしれないが、これはとてもお買い得な額なのである。
ただ難点として、水槽に敷く前に何度も水洗いを繰り返さないといけないということが挙げられる。60キロ分の砂を手作業で濁りが出ない程度になるまで洗うのはかなり大変で、バケツに15杯分くらいの量を1杯あたり2〜30回くらい米とぎの要領でしっかり洗う必要がある。
今回、この砂を全て洗い終わったときに私の爪はボロボロになっており、深爪状態になってところどころ痛いくらいに削れてしまうほどにかきまぜが必要であった。
前置きが長すぎたが、苦労の甲斐あってそこそこの環境を作ることができた。前回紹介漏れした魚も中心にここからは紹介していこうと思う。まずは私が最も愛してやまない魚、おやにらみだ。
写真の個体はかなり小さいもので、体調2センチ程度しかない極チビニラミとなる。この大きさのものは釣りで狙って獲ることは困難で、ガサ入れでこそノーダメージで捕獲することができる貴重なもの。
すでに人間にだいぶ慣れており、水槽の前で眺めているとエサを入れてくれると思って近寄ってくる行動が見られる。指を近づけても逃げず、上下に動かすとそれにつられて泳ぎながらついてくるくらい飼育に慣れてきた。以前紹介した大きい方の個体(そのときの記事はこちら)はまだそこまでなついておらず、幼生ほどなつくのも早い。
次は以前も紹介したチチブだが、こんなリラックスした状態で日々を過ごしているようだ。この種は見た目とは裏腹に気性が荒く、同種を混泳しているが大きい方が小さい方を追い払う様子が目立つ。
水槽を広くしたことでそういうケースが減ってくれればよいが、状況次第では水槽を分ける必要がでてくるかもしれない。ニッタン混泳においてペアリングはかなり大事である。
お次はこちら。今回、1200水槽のメインゲストにお迎えしたオイカワだ。先週末・今週末と立て続けに捕獲作戦(釣り・ガサ入れ・ビンドウ仕掛けなど)を実行する中で、最も大量に釣れたのがこの魚。
時期的に婚姻色が出ている個体も多く、その中でもピカイチだったのがこの写真の個体で、日本の淡水魚では最も色映えのする種でもある。他にカワムツやウグイなども色鮮やかになり、頬のあたりに追い星と呼ばれる白いツブツブが浮かび上がってくる。
他に婚姻色が出ているものとして、一見地味だが左の写真のものもいる。これはタナゴという種で、今後できれば繁殖に挑戦してみても面白いかなと思っているものだ。
日本の淡水魚の中でも繁殖が盛んに行われている種で、ノウハウもわかりやすい。以前の調査(そのときの記事はこちら)で大量に釣れたポイントで捕獲を試みたが、増水の影響か全く釣れず、写真のもの一匹しかいない。これはそのうち数を増やしてみようかと検討案件としておこう。
右の写真の魚もニッタン水槽には欠かせないと思っている。ムギツクという名前で、かなり大きくなると攻撃性が増すらしいが、このサイズのうちは非常に大人しく、様々な魚種との混泳に向いている種だ。
ただ、考慮する必要があるのはあまりに大人しすぎて、攻撃性の高い種がいると一方的にやられてしまうことだろう。今回のこの水槽レイアウトでは、このムギツクが最も大きいサイズとなるように他の個体を選んで対応した。
最後に紹介するのはこちらのモロコである。モロコは群れで生活する魚であるため、できれば2〜3匹同じサイズのものを揃えたいが、今のところこの写真の個体だけしかおらず、少し肩身が狭い思いをさせてしまっている。
ウロコがキラリと光る綺麗な魚で、写真のものはイトモロコという種になる。こちらもタナゴと同様、できれば複数種で穏やかな水槽に入れるのが理想形だ。今後の捕獲状況次第では引っ越しの可能性も考えておかねばならないだろう。
こんな感じで、今回と前回紹介した魚たちが今いるもののメインになる。我が家の水槽の楽なところは、現在外での設置になるため水替えが容易であること、山水を簡単にろ過したものを引き込んでいるため水質の調整が必要ないことなどが挙げられる。
狭い家でいっぱいいっぱいの水槽を置いていたときは、ポンプ音や水替えの煩雑さが大変だと感じたものだが、今は温度管理だけしっかりしておけばほとんどノンストレスで飼育できている。
水槽でこんなに楽しいのだから、この先ビオトープ作成が実現化したらどうなるのだろうと期待に胸を膨らませて今回は終了としよう。
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