日本に棲む淡水魚と遊ぶブログまとめ

日淡ラインナップ拡充

ブログ更新が大幅に遅れてしまっている。季節はもうすっかり秋となり、この時期に夏の出来事を載せるのは少し抵抗があるが、我が家の水槽ラインナップがかなり充実してきたためここで報告しておこうと思う。

 

今、この記事をアップしているほぼリアルタイムのこととして、冒頭の写真のように裏庭の木が一斉に花開いている状態になっている。左のキンモクセイは満開で周囲に甘い香りをもたらし、右の柿の木には熟した柿がまさに結実しているところだ。

 

少し前には以前の記事でも紹介した山椒が満開であったのだが、今年は何もしないまま盛りを過ぎてしまっている。ただ、今回の記事のテーマであるニッタンに関しては全てこれより随分と前の夏真っ盛りの頃の話である。

 

まずは今現在の水槽の状態がどうなっているのか、それがわかる写真を右に載せておいた。前回の日淡ブログでは90センチ水槽と120センチ水槽の立ち上げまでを紹介していたかと思うが、現状は写真のとおり。

 

この写真の中だけでも6つの水槽があり、前回から増えてしまっていることになる。この夏、私は空き時間を見つけてはガサ入れ、釣りに精を出して近隣の川の生態をある程度把握することができた。

 

そして、獲れば獲るほどそれを水槽で飼育したくなり、都度小型水槽を増やして今では写真のものを含めて全10基の水槽を持つに至った。今回の記事では右の写真に写っている6つの水槽の内容を紹介したい。

 

まずは毎度のことになって恐縮だが、私イチオシの魚からざっと触れておく。このオヤニラミは以前のブログでゲットしていたこの地域で初めてお目見えした個体。

 

今は少し大きくなっているが、当初こちらに来たときと比べて少しシャイボーイになっている。水槽の魚全体的に言えることだが、住んでいる家で飼育するのとは違って触れる時間が短いため、日に日に人に対する警戒心が強くなっていく傾向がある。

 

こちらも以前のままだが、2匹とも少し前までは鮮やかな婚姻色がでていた。写真でも少し婚姻色の名残が感じられる色合いだが、徐々に落ち着いてきている。

 

彼らもまた少しずつ警戒心が増しており、人が近づくと飛ぶように隠れようとしている。外での飼育で今現在はエサの時間以外ほぼ私も姿を見せておらず、居ながらにして野生化しているのに近い状態にさせてしまった。ここで毎日暮らせる日がくるのをいそぐ必要があろう。

 

さて、ここからは新しい個体を紹介していく。左の写真はある場所で大量に獲れたアカハライモリである。計4匹を飼育していたが或る日を境に3匹に減っており、そのうちの1匹は異常なほど腹が大きくなっていたということがあった。

 

共食いをする種だが、主に幼体の時期に多く4匹は成体全て同サイズを入れていたため油断していた。そんな獰猛なところもあるのだが飼育後1週間もするとすぐに慣れ、エサもハシやピンセットから直接食べるほどに懐く。エサを入れるとすぐに反応してこちらのハシに向かってほふく前進する姿がいかにも愛らしい。

 

お次はこちら。シマドジョウという種で、私の好きな底層魚だ。ドジョウというのはとにかく環境に強い種で、飼育でもそう簡単に死ぬことはないと思われがちだが、実はそこそこ死んでしまうことが多い。

 

後ろのほうにピンボケで写っているマドジョウなどはよく田んぼなどにも棲息しており、水のなくなる収穫後には土の中に潜って来年の水を待つことができるほど強い。ただ、酸素が多く必要で水槽飼育では頻繁に水面と水底を往復したりと、いわゆる飛び出しも多いため水槽のフタが必須となる。

 

そしてガサ入れで獲れたとき嬉しい魚ベスト5に入るのが左のものだ。ギギという名前で呼ばれるのが一般的だが、私の住むあたりではギギュウと呼ぶことが多い。

 

夜行性で投げ針の仕掛けなどに掛かることも多く、地元では昔から食用にされてきたナマズに近い魚である。名前の由来は捕まえたとき「ギーギー」と鳴くことに由来しているというが、私は一度も聞いた事がない。

 

背ビレなどに毒針があり刺されると痛い。他種をかじったり食べたりする上、夜動き回って消耗させてしまうため基本的に混泳は不可だが、小さい方はそれより大きい魚たちのいる水槽(90センチ)で混泳を試している。

 

大きい方は一番小さい水槽に単独飼いで、日中は常に隠れられる場所を作っておくとよい。ただ、隠れる場所をガチガチにしてしまうと飼育主が姿を見る機会が本当になくなってしまうため、適当に姿が見える土管などを置いている。

 

最後はこちら。これが何かわかるだろうか?前回の記事でも触れていたイトモロコという名前だが、この種は基本的に集団での行動を常とする魚である。

 

前回はたまたま釣れた1匹だけを紹介していたが、ポイントを絞ってモロコ狙いの釣りをした結果、全部で15匹以上の個体をゲットできた。最初は10匹ほどをまとめて120センチ水槽に投入した。

 

他の魚が個々で動く中、この種だけがどこへ行くにも全体行動をとるのは見ていてとても微笑ましい。ただ、最初の10匹で思った以上のパフォーマンスを見せてくれたことに勢いを得、結果的に現在全ての個体を混泳させたのは失敗だったかもしれない。

 

その理由として、数が多すぎるせいか集団行動が徹底されなくなったのが1点。それと、慣れていない個体を追加したことでその個体が人を恐れて人の姿を見ると逃げ隠れすることにより、他の個体までがそれに追従してしまい、人が見ている前でリラックスすることがなくなってしまったことにある。

 

それに関しては全体的に警戒心が増していることも関係してくるだろう。なるべく早いタイミングでベストな飼育環境を作りたいものだ。


関連ページ

17/04/21 おやにらみイイネ
日淡の中でも特におやにらみが好きで、ネットでこのHNを見たら私の可能性が高いかも
17/05/07 生きもの調査1
ガサ入れ、通称ガサガサとも呼ばれる。あまり馴染みのない言葉かもしれないが、水棲小動物が好きな人が網だけを持って川に出かけていき、魚などを捕獲する遊びのことをそう呼ぶ
17/05/12 闖入者
川のせせらぎや虫の声に耳を澄ませながら進んでいると、暗い川の中に真っ白な動く物体を見つけた
17/07/14 生きもの調査2
まずは私が最も好きなオヤニラミにターゲットを絞って探してみた
17/07/31 生きもの調査3
私にとって広島県内で一番深い場所といえば細見谷近辺を差す
17/08/04 鵜飼という伝統
ここ三次の鵜飼は何百年も昔に長良川を手本として始めたのが最初だという
17/09/11 生きもの調査4
今回は恐羅漢山スキー場の宿泊施設などがある通称「二軒小屋」あたりに車を停めての出発とした
17/09/13 追加調査
前回の細見谷川調査ではゴギが少し寂しい結果に終わったため、さっそく追加調査に向かう
17/10/01 生きもの調査5
私が暮らしている家のそばの川で魚にお目にかかりたいと思い、足を伸ばしてみた
17/11/05 ゴギの産卵
今年はゴギの産卵をカメラに収めることが一番の目標であった
19/06/17 オオサンショウウオ発見
私が買った家のすぐ下を流れる川にはオオサンショウウオが棲んでいる。今まで話には聞いていたが、今回はじめて本物の野生に遭遇することができた
19/07/07 集落の生きもの調査
我が集落では年に一度外部からの希望者を募って集落内の水棲生物を調査する企画を実施している。
19/08/17 集落の川調査
今回はちょっとした息抜きという名目で集落を流れている川、その名もズバリO川(Oは集落名がそのまま使われている)の生物調査をしてみた。
20/06/05 集落の川調査その2
都会を離れて田舎での生活をはじめました 古民家を買ってDIYリノベ 山や渓流と密着した暮らしを模索するサイトです
20/06/30 増えてきたニッタン
ついに淡水魚の飼育を開始してしまった。勢いとはいえ、一度自分で捕まえてきた生物の世話をするようになるとそう簡単には欲を抑えきれなくなってくる。
20/07/06 ついに目標達成
田舎で家を購入してから1年余、ついにここしばらくの目標だった魚の生息場所を掴むことができた。私の最も好きな淡水魚であるオヤニラミだ。
20/07/21 目標の水槽を設置
目下のところ増えてきてしまっている我が家の魚たちの住まいとなる新たな水槽を購入した
20/10/12 日淡ラインナップ拡充その2
我が家のメインとなる水槽の内容を紹介した。今回は前回紹介しきれなかった残りの水槽について紹介していこう。
22/09/19 ニッタン鑑賞環境の改善
新年の挨拶をした際に目標に掲げていたことの一つとして日淡ブログを更新するということがあった。
2022 夏のニッタンその1
作成した水槽台によって淡水魚たちの環境がかなり改善されてきた。室内と屋外のバランスが屋内寄りになってしまった。
22/09/26 2022 夏のニッタンその2
今現在、我が家では計10台の水槽がある。
23/03/13 どんこ増殖の巻
今回の主役は我が家の水槽にいるドンコである。この日、動きに何かいつもと違うような素振りがみられており、ほどなくその理由がわかった。