軽トラリニューアル
私が安芸高田に移住するようになって早5年半が過ぎた。移住当初、なにもないところから色々な古民家リノベーション準備を進めていったのだが、その極めて初期の頃に購入し、以後乗用車として縦横無尽の活躍をしてくれた軽トラが、いい加減耐久に限界が近づいていた。
もともと綺麗とは言えない状態のポンコツを購入し、それなりに走れていたのは最初の頃だけで、特に仕事として農業をするようになってからは劣化が早くなった感があり、やむを得ず買い替えをすることを決意する。
我が分身でもあったこのクルマがどれほどギリギリの状態であったのか、記録的な意味でも紹介しておくことにする。まずは冒頭の写真、ワイパーブレードの錆がひどく、新品のブレードに替えてもしっかりフィットしてワイプしないようになっていた。
見た目だけの部分をとってもボロボロなのだが、この車が限界になってきているのはエンジン回りについてもそうだったりする。アイドリングが極端に弱く、始動の際にだいぶアクセルをふかさないとエンストしてしまう感じだった上に、アクセルペダルを踏んでもすぐに反応せず、1〜2秒の無反応時間があったりした。
一時停止した際には寒いとアイドリングが下がってエンストしたり、一度だけ走っている最中に急にエンジンが止まってしまったこともあった。本当にもう限界ギリギリの状態といえる。
右は車内のホコリの様子を撮ったものだが、農業によって酷使されたクルマはすぐにこんな感じに汚れてしまう。念のため補足しておくと、仕事の往復だけで乗るのであればここまで汚れることはない。
農業は常に自身も泥や土がついたような状態で仕事をするため、移動や運搬のたびに身ぎれいにすることが難しく、しばらく掃除をしないとすぐにこのような状態になる。最初こそある程度綺麗に掃除をしてもみるが、あまりにも汚れるスピードが早すぎてそのうち諦めてしまった。
このトラックの買い替えを事実上決意したのは左の写真の状態になってしまったときである。トラックのあおりを支えている蝶番が後部には3箇所ほどあるのだが、そのうち真ん中の蝶番は早々に下地に穴があいて気が付いたらなくなっていた。
それだけならなんとかなっていたのだが、最終的には後ろから見て左側の蝶番も壊れてしまったため限界を悟ったような感じだ。2つの蝶番が壊れることであおりを閉じているとき以外はブラブラの状態になってしまい、放っておくと右の蝶番も支えきれずに壊れて終了になっていただろう。
ただ、諸事情もあってすぐには替えの車が用意できなかったため、新しいものが見つかるまでは右の写真のような処置でなんとか生きながらえさせた。もともと台座の部分が劣化して穴があいていたりしたため、そこにインシュロックを回して固定。
これだけでは当然信じるに足らない弱さなのだが、このあおりを常に開かないよう閉じていればひとまず原型を保つことができる。ただ、農作業をしているとどうしてもこの部分ですら開く必要が出てきたりし、まさにギリギリのところで使用に耐えてくれていたと思う。
他の部分ではブレーキランプが挙げられる。この車を購入して2〜3年が過ぎたくらいからちょこちょここの左側のランプが点かなくなる現象が起こり始めた。ランプを替えて点くようになることもあれば、時間が経てばまた消えるという感じだ。
調べてみると、ランプのソケット自体が接触不良を起こしており、しかも形状も特殊で買い替え、付け替えしか選択肢がないような感じになっていた。通常であれば迷わず修理に出すのだが、この車は常に廃車を意識しながら乗っていたため無駄な出費を避けたく、自分で無理やりハンダ付けをして応急処置をするという形をとっていた。
ハンダ付けは強度が弱く、振動などでしばらくしたらまた接触不良になり、その対応を延々繰り返しながら最後までしのぎ切る。
あおりが壊れて以降は買い替えすることに決め、あとは新しい車が届くだけの状態になっていたが、その間にフロントのウィンカーランプのカバーを破損してしまった。これはビニールハウスでの作業をしていたとき、狭いところで重たい野菜カゴを台車で運んだときにバランスを崩して軽くぶつかってしまったときに割れたものだ。
あと1〜2カ月もすれば交換というタイミングだったので補修テープで割れたカバーをガチガチに固めて対応。これもなんとかしのぎ切った。
本体の頭の上も写真のようにベコベコにへこんでしまっている。これは本当に廃車のカウントダウンが始まったときのタイミングでビニールハウスの解体をする必要が生じ、そのときの作業でもう半ばやけっぱちで上に乗ったりした。
ビニールハウスの組み立てや解体などには、高い箇所の作業をするときに軽トラの荷台に脚立を立てたりして作業することがある。ただ、それを少しでも早く進めようと思ったときに、頭の上に乗って作業できれば効率が上がるのである。
かくして我が軽トラは満身創痍の状態で無事廃車の運びとなった。思えば5年半前に購入したとき(その時の記事はこちら)、すでに18万キロだった走行メーターは最終的には27万キロ弱ほどになっていた。本当にお疲れ様だったと思う。
最後の写真は代わりとなる新車だが、走行距離はまだ5万強といったところ。これはいつも我が家の車を全てお任せしている妻方の親戚筋の店で、妻が車の買い替えのために別の車を見に行ったときにたまたま置いてあったもの。
買い替えを強く意識していたときの運命的な出会いだったこともあり、なにげなしに値段を確認してみると、親戚代金で走り出し30万円という破格値だったため即決で購入を決めた。これが良縁となればいいが。
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