集落のひとコマ2
前回のこのコーナー(勝手にコーナー化してみた)では集落の田植えのことなどを紹介していたと思うが、今回は田植え・稲刈りに共通する話題に少し触れてみようということで第二弾として立ち上げてみた。
私がこれから生活の基盤を築いていくことになる集落では住民のほとんどが専業・兼業農家である。家の周囲はほとんどが田んぼで、国の整備(何十年か前に2億円弱の予算が投じられているらしい)によって綺麗に整地がなされている。
そういう関係で農繁期には農業機械がひっきりなしに往来を行き来し、道路も全て農作業車などが優先になるようなところだ。従ってそういった農業の様々な影響を必然的に受けることになるのだが、虫や動物などとの関りにも少し影響があることを紹介したい。
写真はウチの庭で発見したシマヘビの赤ちゃんだが、田植え期にいっせいに田んぼに水が入ったり稲刈りでいっせいに住処がなくなってしまうとこういう形で多くのヘビやカエルが発見される。
それはもうあからさまに顕著な傾向であり、今年の田植えのときには3日ほどで10以上のヘビを見たし、稲刈り期である今も同様に多く見ることができる。住処を追われた彼らは数日の間に新しい住処を見つけるようで、落ち着いた後はほとんど目にすることがなかった。
夏の暑いときには全くといっていいほど姿を見せず、抜け殻などで存在のアピールをしているように思えたが特に今年は人目に触れることが少なかったようだ。
ちなみに、私はシマヘビの赤ちゃんを初めて見たのだが、一瞬マムシの赤ちゃんかと見誤るところであった。後で調べて知ったことだがシマヘビや青大将など毒がないヘビでも幼年期は毒蛇の擬態をして生き残りを図るらしい。
私が一見してマムシの赤ちゃんかと思った点として、頭が三角形ぽくみえたことと、目の瞳孔が猫のように縦目であったこと、模様がこのまま大きく育ったときに銭形模様になることを想像させるような形であったことなどがある。
それらは全て大人のシマヘビにはない特徴で、シマヘビといえばわかりやすい黒いシマシマ模様に丸い点の瞳孔でパッと見は可愛らしいヘビである。というわけで今日もまたひとつ物知りになることができた。
お次は以前のブログでも少し触れていた山椒の実についての話。普通、山椒の実を使って何かをするとなると大方の人は佃煮を想像するらしい。だが今回はそれとは反して実山椒とか粉山椒とか言われる加工に挑戦してみた。
佃煮というのは山椒の実がまだ青いうちに摘んで加工するものであるが、今回はそれより日にちが進んで赤く色づいた実を使うことになる。赤く色づいた山椒は近づいただけでもとても香り高く、市販のものでは味わえないほど香気の強い香辛料として使用される。
作り方の説明だが、まず上の写真のように風通しの良いザルなどに適量獲った山椒を一週間ほど乾燥させることから始まる。乾燥させて時間が経過すると左の写真のように黒いタネが外柄を破って出てくる。
この状態になればあとは黒いタネを取り除いて赤い皮の部分だけを選んで瓶詰めにしたら概ね出来上がりである。このザルを干している間、選り分け作業中などとにかく山椒の強い香りが周囲に漂い、好きな人はたまらないだろう。
選り分け終わったのがこちら。これだけの量だと選り分けをするのに2〜3時間かかってしまうが、これをミルなどで細かく刻んで豆腐や揚げ物にまぶして食べるのが今の我が家でのブームになりつつある。
家を購入した当初、この山椒の木は使い道があるのかどうかよくわからず伐り倒す予定であったが、市販では買えないこういった楽しみ方があると知ってしまえばもはや伐り倒すこともできなくなってしまった。
田舎の風景として私の中で欠かすことのできない要素の一つとして、鳥の存在、なかでもとりわけ猛禽類の存在が大きいのではないかと思う。過去に都市部での生活が長かった時分はほとんど記憶にないのだが、ここ田舎に移ってきてからはトビなどの猛禽を間近で見る機会がかなり多い。
写真の猛禽もそのようなうちのひとつであるかもしれない。これは鷹の仲間でミサゴという種類の猛禽で、外傷は見当たらなかったのだが何らかの状況で飛べなくなってしまった様子だったため役所に報告して保護してもらった。
発見した作者から逃げようと翼を広げることもあったが1m以上は優にあるほど大きく、ツメを見てもらえればわかるがとても長く鋭い。この種は魚獲りが抜群に上手いようで、ネットを検索すればそういった写真が山のように出てくる。
猛禽類というのは食物連鎖の頂点に位置する存在でとてもカッコよく、作者も大好きな種類の生きものだ。将来的にはフクロウなどを飼いたいなどという目標ももっているため、もし実現すればまたこのブログで報告できればと思っている。
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