日常に起こった色々なことのブログまとめ

郷土料理

しばらく前に三次での鵜飼についての記事を書いた。そこのところで少し触れたワニを食べる習慣があるという一文。ひょっとしたら勘違いした方もいるかもしれないが、このへんでいうワニとはあの恐竜のようなクロコダイルのことではない。

 

古くは日本古事記に出てくる「和邇」という固有名詞からくる由緒正しいサメの呼び方なのである。今回は、ブログを読んでくれた友人からのリクエストもあり、ワニ料理の食レポに挑戦してみた。

 

いつも使う道でただ食べに行って帰るだけもつまらないので、道中まだ使ったことのない山越えの道を走ってみることにした。以前にも書いたが田舎道というのは信号がなくて都心に比べるとストレスがかからないことが多い。

 

ただ、田舎で流れる時間というのはゆったりしたもので、時速3〜40kmくらいの低速で走る車に必ず行く手を阻まれることになる。都会暮らしの長かった私にはまだその遅さに免疫がないため、あらゆる手を使って低速車を回避しようとする。

 

その手段で今のところ最も有効なのが、信号のない山道を走るというものだ。あらゆる暇をみつけては新しい道を開拓している。今回もその発想のもと、地図にギリギリ載っているような道を使った。

 

こういう道は地元であってもあまり知られていないことを見つけたり、新しい発見などがあって面白いことが多い。今回は、ほとんど車とすれ違わないような道だったが、ブドウの大農場があることを知った。

 

地元はピオーネの有力な産地であったらしい。子供の頃はよく食べたが、大人になってからはあの種が面倒であまり食べなくなった。時期的にちょうど収穫が終わったくらいだろうか。来年は意識して食べてみよう。

 

さて、ワニ料理である。郷土料理というからには、本来は個人がやっているような小ぢんまりとしたお店で食べてみるのが正解かもしれない。ただ今回は、前からよく目についていた冒頭の写真のお店に行ってみた。

 

地元では有名な海鮮系料亭で、店内には川が流れていてすぐ手が触れられるような場所にエイが泳いでいるようなお店だ。境港から直送されたたくさんの魚の味が楽しめる一見高級な雰囲気の店だが、値段は都会の飲み屋の代金とそう変わらない。

 

ワニ料理はいくつか種類があったが、セットやコースというのをやっていなかったため単品としていくつか注文してみた。まずは右の写真のとおり、刺身である。保存技術が未発達だった昔でも生食ができるとして広まったといわれるそのピンクがかった身は弾力が強く、噛み応えがあった。

 

ワニ料理全般そうだったが、若干の臭みがあるためそれを感じさせない工夫がされている印象だ。前出刺身でいうと、生姜を入れて食べるのが地元での食べ方らしく、身の味を純粋に味わうといった類のものではなさそうだった。

 

その他にも、シソや大葉を挟んで天ぷらにしたものや、朴葉焼きにしたものもあった。串焼きも食べてみたがやはり生姜醤油や濃い味噌をつけて食べるのが主流のようだ。

 

海と全く縁のない山地で食べるサメということで真っ先に頭に思い浮かぶのは、キャビアを産むチョウザメかもしれない。私も養殖している場所で実物を何度か見たことがあるが、場所によっては身を食べる習慣もあるだろう。味はなかなか美味と聞く。

 

ただ、厳密にいえばチョウザメはサメではなく、古代魚のような生きものである。今回お店の人に聞いてみたところ、ここで出ているものはネズミザメという種類のサメらしいことがわかった。サメ肉は一般的にアンモニア臭が強いと言われるが、その中でもとりわけ臭みが少なく食用としてよく利用されるらしい。

 

まだまだ知らないことは多い。これからも田舎の面白い発見があれば報告しよう。


関連ページ

17/03/01 中関東南端の落日
関東で15年ほど過ごしたが、実はあまり太平洋側に遊びに出たことはあまり多くなく、見納めでもあった
17/04/23 アート祭りin向原
アート祭りと聞いて、なんとなく敷居が高そうなイメージを持ちながら
17/04/25 雇用保険説明会
失業手当を支給されるのはありがたい限りだが、早めに今後の仕事も方向性を決めておきたい。
17/04/25 ネット通販の罠
今、巷でネット通販を悪質利用した大規模な詐欺が横行している。私も、自分だけは大丈夫だろうと思っていたうちの一人だ。
17/04/29 久々の瀬戸大橋
四国村というのは四国圏内にかつてあった古民家を一つ処に移築し、展示してある村の総称で、四国の伝統と文化に触れることができる人気スポット
17/05/05 350年伝統の祭り
市入祭ではこども神楽といって、立候補した地元中学生による歌舞伎が神輿で演じられる
17/05/31 ネット環境不具合の報告
私の住む吉田にはツバメが多く、毎日のように目にしながら過ごしている
17/06/02 安芸高田の神楽
安芸高田随一の集客施設である神楽門前湯治村に足を伸ばしてみた
17/06/10 ほたる祭り
田舎で暮らしていると四季の移り変わりを肌で感じる機会が多くなる
17/05/04 ファミリー牧場
安芸高田の東端、向原をさらに山ひとつ超えて、東広島あたりを走る
17/07/01 ほたる三昧
活動範囲内でほたるの群生地を探しまくっている
17/07/07 ほたる鑑賞打ち止め
偶然の日に偶然ラッキーな形で発見したのが「ホタルのトンネル」であった
17/07/15 一心祭り
毛利元就の教えである「三矢の訓」を武者絵巻という伝統として毎年実演している唯一の祭り
17/07/16 ひまわりで有名な町
私の家からは隣町にあたる三次市から少し北上したところに君田という町がある
17/07/17 家のツバメ続報
ツバメが実家の軒先で営巣している
17/07/17 日本列島西海岸
興味がない人はほとんど知らない「角島」という列島の南国
17/07/25 私は禁煙できるか
禁煙を始めてみた。本日で4日め
17/08/05 夏祭り
今回は山間部の田舎における、典型的な祭りといえるようなものに参加してきた
17/08/26 広島カープ
ここ数年のプロ野球の盛り上がりがすごい
17/09/25 優勝セール
広島カープが優勝した。昨年から続き2連覇となった
17/10/29 スターとは
大抵だれでも一人くらいは有名人として畏敬の念を持つ人がいるのではないだろうか
17/11/17 このブログの訪問者
今回はこのホームページの来歴と訪問者について書いてみようと思う
18/01/22 本年もよろしくお願いします
前回からブログ更新を2カ月もさぼってしまった
18/01/24 とんど焼き
妻方の実家のとんど祭りを見学してきた
18/02/11 近況こまごま
今回は近況のこまごましたことをお伝えしようと思う
18/02/11 いちご狩り
田舎で暮らすことの利点はたくさんあるが、そのうちの一つに農作物やそれに関わる虫や動物との触れ合いやすさというのもあると思われる
19/01/06 2019賀正
初詣に行くとしたら、私の住む吉田町では清神社(すがじんじゃ)が知られた場所になる。
19/01/07 古代遺跡好きの人へ
遺跡などに興味のある人なら必ず楽しめるであろう地方の無名なテーマパークを紹介しようと思う。
19/06/02 集落のひとコマ
ここのところ古民家ブログを順調にアップできているが、反対にそれ以外のブログが全く更新されなくなっている。
19/06/11 ツバメの来襲
窓を開けているとたまに侵入者がいるのだが、ここ最近頻繁に入ってくるのがタイトルのとおりツバメなのである。
19/06/16 我が青春の終焉
ここ広島県でもう20年以上もの昔から常に「旨いラーメン屋」で上位2位に入ってくるお店があるのをご存知であろうか。
19/08/26 プチ記念植樹
庭の山椒の木もその実が赤く色づいてきているため、そろそろ収穫して香辛料として味わってみようと思っている。
19/09/22 集落のひとコマ2
今回は田植え・稲刈りに共通する話題に少し触れてみようということで第二弾として立ち上げてみた。
19/11/14 古い庄屋の見学
今回は、作者が住む安芸高田市内にある登録有形文化財となっている古い庄屋の見学に行ってきた
19/12/02 想像力を養う旅
都会を離れて田舎での生活をはじめました 古民家を買ってDIYリノベ 山や渓流と密着した暮らしを模索するサイトです
19/12/31 年末のご挨拶
今年も残すところあと数時間。この一年間このブログをご覧になってくださった皆様に感謝の意をこめてこれまでの当ブログの訪問者数をお伝えしようと思う。
20/02/18 ようやく積雪
今年はもう積もらないと思っていた。そう思われていた方が大半だったのではなかろうか。我が安芸高田市も本日ようやく今年初となる積雪を観測した。
20/04/06 集落のひとコマ3
我が集落では本日より田植えの準備がすすめられている。
20/08/24 ツバメ子育て
ツバメ達がこの巣を作っていたのはもう6月が終わろうとする時期で、かなり遅い時期である。
20/09/08 台風10号の影響
温かい季節になるとオオサンショウウオが顔を出すことが多い。
20/11/08 コロナ以降初の遠出
久々の遠出である。洗面台の完成がいつまでも見えていないことを解消するため、滋賀県は甲賀市まで足を伸ばしてみることにした。
21/08/15 水害レポ
2021年8月に安芸高田市を襲った水害は想像のはるか上をいくものであったようだ。
21/11/21 倉吉にて
この週末にちょっとした遠出をしてみた。そのときに色んなアイテムをゲットしたので合わせて報告しておこうと思う。
22/01/05 新年のご挨拶
挨拶が遅くなってしまいましたが、簡単に近況報告と新年の所信を表明したく存じます。
22/04/10 春のご報告
今年もようやく寒い時期が過ぎて春の訪れをひしひしと感じている。今回は私個人の周辺についてのご報告をさせていただこうと思う。
22/05/22 人生で影響を受けたもの
もう一カ月以上も前のことであり今さら感が拭えないが、作家の野田知佑氏が永眠された。
22/09/14 久々の更新
今回の主題は「春」というものについてでいかせていただこうと思う。
22/09/18 色々あった夏
昨年の豪雨災害で我が集落の川周りはズタズタにされ危惧していたことがホタルとオオサンショウウオについてである。
22/11/18 不運なトラブル
前回のブログから一か月以上が過ぎてしまっているが、これは私の怠慢ではなく、PCの故障によるものである。
22/11/19 滅びゆく木造校舎
イベントというのは小学校で開催されているもので、趣のある木造校舎を残したいというプロジェクトのもと、有志によって運営されている
22/11/25 吹きガラスに挑戦
今回は、四国までブラリとドライブしてきたときの話。その中で、現地アポでそのまま体験できた吹きガラスについて紹介することにした。
22/11/29 軽トラリニューアル
私が安芸高田に移住するようになって早5年半が過ぎた。以後乗用車として縦横無尽の活躍をしてくれた軽トラが、いい加減耐久に限界が近づいていた。
22/12/22 雪への対策
壁や板張りが無残にも汚されてしまったため今年は是非とも対策を講じるべく動くことにした。
22/12/31 2022 賀正
謹賀新年。今年も色々ありましたが無事にまたこの日を迎えることができました。
23/05/06 新しい家族を迎えた日
猫についてである。探していたのだが、先週末の譲渡会で決定し、昨日からトライアルで同居を開始した。
23/12/20 長期休養いただきました
都会を離れて田舎での生活をはじめました 古民家を買ってDIYリノベ 山や渓流と密着した暮らしを模索するサイトです
25/01/01 2025賀正
謹賀新年。昨年は年始に人生初のお祓いをしてからのスタートとなりましたが、特に新たな問題は発生せず無事に年を越すことができました。
25/01/12 寒波注意報
本年最初の寒波到来とあり、少々浮ついた気持ちと本格的な冬の到来に警戒する気持ちがないまぜになっている
25/05/24 愛しきものとの離別
始まりのときはいつかこんな日がくるとは想像すらしていなかった。出会ってから今年で14年目、我が愛車のハイラックスサーフの売却が決定した。