色々あった夏
久々の更新から勢いを落とさないよう適度な間隔で更新を狙っていきたいところだが、いかんせんメインコンテンツであるDIYのほうがあまり進んでいないためしばらくはその他の分野での更新となる。
前回の記事ではこの春あたりの出来事をお伝えするのに終始した。今回はその流れのままこの夏にあったことを報告させていただこう。
昨年の豪雨災害で我が集落の川周りはズタズタにされたことはすでに何度かの記事でお伝えできているだろう。その中でも最も私が危惧していたことがホタルとオオサンショウウオについてである。
災害以前のことを言うと、普段の目線で川を見下ろしたときにはどこからでも必ずといっていいほどカワニナが目に入っていた。これはホタルが幼虫であるときにエサとなる巻貝の一種で、ホタル密度のパロメータとなるようなもの。
それが目に入ってこないことから今年のホタルは壊滅状態にならなければいいが、という心配をしていたのが大前提となっている。答えは冒頭の写真でもわかる通り、今年も我々の目を楽しませてくれた。
数としては去年までの半分以下にはなっているが、全滅でなければまだ望みはあろう。問題は、去年のような災害級の豪雨が毎年のように起こってしまわないかということで、もしそうなってしまうとこの集落のようなささやかな自然などは簡単に壊滅させられてしまうだろう。
それと同様にオオサンショウウオもまだかろうじて存在を確認できた。これまでは毎年初夏あたりになってくると住処となっているブロックの下から出てきていたのだが、去年の豪雨によってブロックのスキマの大部分が小砂利で埋め尽くされたためか、出現頻度は激減してしまった。
我が家のすぐ下の住処は去年同時に4匹の個体を見ることができたが、恐らくその大部分は流されてしまい、少し下流の去年までは出現が確認できなかったスポットで頻繁に見られるようになるなどの変化がみられる。
右の写真は我が家の下のブロックの隙間から辛うじて姿が確認できたときに写真に収めたもの。あまり人前に姿を晒してはくれなかったが、生存が確認できただけでかなりホッとしている次第だ。
さて、ここまでが初夏あたりの出来事で、ここあたりから集落は稲作の準備が始まる。そうなるとこういう田園地帯というのはどこからともなく現れた左の写真のものに埋め尽くされてしまう。
ご存知、アマガエルである。周囲を田んぼに囲まれるということは、田植えの季節には大合唱が始まるということとイコールであり、これも貴重な風物詩といえる。カエルが出ればそれを捕食するヘビも多く見るのがこの時期なのだが、どういうわけか今年はヘビをあまり見なかった。
そのカエルの生態だが、右の写真を見て最初のカエルとこのカエルが全く同種だと思う人がどれほどいるだろうか。アマガエルというのは環境やその他の状況によって体色を変える動物で、その体の小ささもあいまってかなり可愛らしい。
右や上の写真のやつは我が家の勝手口外側に設置した水槽の定位置で終日じっとして過ごしており、夜になって水槽の光に群がってきた小虫を食べるためにずっと場所取りをしている我慢強い性格だったりする。
つまり、我が家にとってはうるさい小虫を食べてくれるありがたい奴で、人間が触ったりしてもさほど恐れず逃げもしない姿を見ると束の間の家族のようにも思える貴重な存在であり、毎年この時期の愉しみの一つとなる。
そして次は田舎ならではの怖い話。一昨年のDIYブログで母屋の屋根裏に作られたスズメバチの巣の話をしたように思う(そのときの記事はこちら)私自身、運悪く頭を刺されてしまい駆除をした経緯があったのだが、今年もなんと腕を刺されるというアクシデントがあった。
通常、スズメバチには2回目に刺されるとアナフィラキシーショックが出る可能性があると言われ、最悪死に至るケースもあると聞く。だからこそ、一昨年のことがあって以来、ハチの巣作りを決して許さないと屋根裏に入るスペースを全て潰していたはずだった。
そこまでしたのに、なんと今年は土壁とトタン張りの間のスペースに出入りしている奴らを発見。ただこの時点ではさほど重要視せず、成り行きに任せてしまったところがあった。というのも、これまでDIYを経験してきた中で、土壁と化粧板との間などにはかなりの数のハチの子育ての痕跡をみてきたからだ。
それら目にしたもの全ては繭の状態のまま狭い範囲内に散らばっていた状態であり、大きな巣を作っているとは言えない感じでつまり育ったらすぐに離れるか、若しくは育つ前に暑さにやられてしまうかのどちらかだろうとタカを括ってしまっていたのである。
それがハチの出入りを確認して1カ月、2カ月と経つうちに出入りするハチの数が看過できないほどになってきていて、駆除方法を検討して材料を揃えた直後くらいに刺されてしまったという不運さであった。
今回試してみた駆除方法というのは左の写真のものだが、これはネズミ捕り用の粘着板を出入口に設置したものである。出入口がどうなっているかは板が貼ってある少し上の方のスキマを見てもらえればなんとなくわかるだろう。
要は、柱に打ったトタンの見切り材との間にくぼみのようなスペースがあることが問題で、これは新品の柱ではなく中古のものを使っているため必要のない仕口が彫られてある状態になってしまっていて、そのくぼみから内側に向けてハチがちょうど出入りできるスペースになってしまっていたということ。
これはリフォームをするにあたってかなり参考になる知識であり、こういう意味のないスペースは絶対に作ってはならないというお手本のような状態になっていた。
そのネズミ捕りを粘着面から見た写真が右のもので、柱のくぼみから出入りするハチが避けては通れない絶妙な位置に設置できているのが分かってもらえれば幸いだ。
とは言っても、近づくだけでも刺されてしまった状態であり、日中は常にここの出入口に2〜3匹のハチが巡回しているような恰好だったため、活動が大人しくなる夜遅い時間に一瞬で設置作業を済ませてしまっている。
写真では3匹程度がまばらにくっついているように見えるが、これの効果は絶大で、予想以上の成果を上げることができた。
その一日の成果が左の写真。上の写真は私が仕事に出発する朝5時過ぎに撮ったものでまだ活動し始めというところだが、こちらの写真は帰宅後16時頃撮ったものである。
写真ではわかりにくいかもしれないが、大小合わせて50近い死骸が転がっている。中にはまだもがき苦しんでいる個体もあり、この方法がいかに効果的かはこれで一目瞭然だと思う。
可能性の話をすれば、くぼみから出入りするハチが必ずこの板に触れるというわけではないが、好奇心などからか?自分から進んでこの粘着に止まっていく個体がかなり多い。さらに、すでに捕まって板の上でもがいている仲間につられてひっかかるものもいる。
一度でも粘着に触れるともう彼らの人生は終了となる。粘着がとれずに脚でもがくうちにどんどん粘着がつく範囲が広がり、さらにそこに仲間も巻き込んで個々の体すら粘着でつながり、連鎖した状態になっていく。
一匹でもがいているうちはどんだけ羽ばたいても外れることがないが、数匹がダンゴになってもがいているうちに集団の重みで落ちてしまう。それの積み重ねがこの写真ということになる。
この記事を書いているのはこの写真撮影後1週間以上経過しているが、昨日あたりまで毎日数匹新しいのが出てきては引っ掛かり、死骸の数を増やしていた。昨日あたりからようやく新たな被害者が出ていないということは、ほとんど完全駆除に近い形になっているのだろう。
今回のように出入口がほぼ一カ所に確定しているという条件付きではあるが、コスパを考えたときにこれ以上の方法はないと断言できる。ネズミ捕りスゲエ。
最後は一つ残念なお知らせで締めくくろうと思う。これまで我が家から出た廃材などを全て仮置きしてきたハデ小屋だが、度重なる豪雨と今回の台風でご覧のような状態にあいなってしまった。
長年風雪に耐えてきたであろう骨格はまだ充分使用に耐えうる状態をキープしているが、屋根が壊れたところから一気に倒壊が始まってしまった。修理して再利用するかどうか悩んだのだが、古い材は一度全て燃やして本当に必要であれば一から作り直そうと決断。
やはり建物は屋根から倒壊への道が始まるのだということがよくわかり、いい経験となった。
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