古民家DIYリノベや渓流、淡水魚などについてブログするサイトです

古民家暮らし始めました!

これまで広島→大阪→東京と居場所を転々としてきましたが、結局最後の場所として選んだのは広島でした。

 

このサイトはそんな作者が広島の田舎である安芸高田市に居を構え、どんな暮らしを送っていくのかの記録であり、試行錯誤していく様子を見ていただくためのものです。

 

東京から広島に移って3年の間に古民家を買い、リノベーションを進め、ようやく移住することが出来たのを境にトップページをリニューアルすることにしました。

 

ささいなことでも構いません。何かコメントいただける方はこちらまで。
ありがたいことに、頂戴したメールをきっかけにDIYに活かされたり、お付き合いが始まった方も増えてきました。こういう遊びは仲間が増えるとどんどん楽しくなっていきます。

 

※当サイトは古民家をDIYするブログをメインコンテンツにしていますが、基本的に全て時系列で記事が並ぶようになっている都合上、なかなかピンポイントで目的の記事に到達しづらかった側面がありました。今回、リニューアルを機に左の別ウィンドウ下部にリノベーションを手掛けたジャンル別にまとめてみましたのでご利用下さい。各ブログをタイトル別に閲覧できるサイトマップも便利ですので記事探しの一助となれば幸いです。また、掲載の写真は全てクリックで拡大表示できます。古くて画像劣化しているものもありますが、合わせてご覧ください。

 

※2024年10月より、飼い猫の動画投稿をYoutubeにて始めました
興味のある方、是非こちらをご覧の上、いいねやチャンネル登録お願いいたします
やることが増えましたが、これからも少しずつ全コンテンツ更新していきます


納屋の屋内作業が終了してからというもの、作者の気持ちはここを民泊施設にするための仕上げ的なことを考えるフェーズに移行している。

 

ここまで、作業の結果大雑把に完成させているところなどは細かいDIYがまだまだ必要な状況だが、それよりも優先して今回と次回からは、土間に残っている最後の資材を使った工作を行っていく。

 

冒頭の写真が何かわかる方がいたとすれば、このブログのことは何でも網羅しているマスターといえるだろう。これはこのブログの初期で作者が物件を購入した直後あたり、最初の作業として納屋の掃除をしていた際(その時の記事はこちら)に発掘したものだ。

 

思い返せばもう7年も前のことになるが、当時こういった古い障子は全て処分するつもりであまり確認もしていなかった時、招いた友人がこの障子の上貼りが破れた下に覗いている古い新聞を発見した。

 

その報告を受けて上貼りを慎重にはがしてみると、下には明治28年当時の新聞が貼られていたことがわかり、完成時の見世物として使おうとここまで保管し続けてきたという経緯がある。

 

そのブログでも触れていることだが敢えて再度おさらいしておくと、この納屋が建てられたのは昭和中期頃と思われるが、旧所有者の話によると、そのときに建物を新築したのではなく、古い納屋を移築再生したということ。

 

ということは必然、50年ほど前に当時の目から見ても古い建物を移築したということで、建物自体は100年を越えるものだということが予想された。当初それを聞いた作者は半信半疑だったが、この襖が出てきたことが旧所有者の言葉を裏付ける形となった。

 

普通、移築再生といっても大抵の場合は骨組みだけを再生し、その他の劣化しやすいものや現場でも作成が容易なものに関しては新調すると考えるのが妥当と考えていたのだが、築年から考えてもどうやらこの襖自体古いものをそのまま持ってきたことが想像される。

 

実際、こういう100年以上前の新聞が史的にどれほど貴重なものか調べてもいないが、少なくともこの建物を語る上で、無限に想像を掻き立てられるものとしてこれを放置することはできない。

 

そう考えた作者は、納屋の完成後これを人の目に触れるところに展示することを決意した。というのがここまでの経緯である。

 

冒頭の写真はその襖にラッピングを施した状態を撮ったもので、理想を言えばもっと中身を真空状態に近づけるような加工がしたかったのだが、個人で安価に考えた結果、厚さ0.04ミリのOPPフィルムを貼るに留めておいた。

 

このフィルムを貼った理由は、出来るだけ良い状態で保存しておきたかったことと、来客用にディスプレイするに際して見せ方として適当だと考えたからだ。

 

襖の型枠に関しては作者の保存対象の中に含まれず、あくまでこの古新聞のみを保存しておきたいため、フィルムを貼るのは型枠面のみとし、今後はがしたりして型枠が崩れることについては考慮していない。

 

それにしても、作者の関心を引くのがこの記事の間に挟まれている挿絵の部分で、これを見るだけで当時の新聞というのがどれだけ手間をかけて作られていたのかがわかる。

 

そして他の点で目立っているのが左の写真にあるような読み物で、タイトルに「ぬれぎぬ」とある。これはこの障子に貼られている新聞だけで2箇所ほど確認できており、要するに当時の新聞紙に連載されていた小説(物語)のようなものと思われる。

 

これ以外にも薬などの広告や求人欄があるなど、現代の新聞の構成とさほど変わっていないことにも興味を惹かれる。当時から新聞は娯楽の一端を担っていたということの証拠といえよう。

 

以上で襖のラッピングが終わったが、作者が問題視したのがこれをどこに展示するかについてである。当初は土間の壁あたりに展示しておけばよいと安易に考えていたのだが、ここにきて土間は別の用途に使用することが決まり、展示する場所が見当たらない。

 

これについては考えに考えた結果、現時点での最適解と思える場所が閃いた。右の写真がその場所なのだが、ここは以前天井裏に繋がる梯子を組んだとき(その時の記事はこちら)にも紹介したいろりの間の2階にあたる部分で、本棚の上の作業スペースになる。

 

正直、このプランを思いつくまで、この場所はこの状態のままで良いと思っていたのだが、現状では電気配線がむき出しだったりダンボールなどが積み上げられていたりで、目汚しなスペースであったのは間違いない。

 

ここに障子でフタをすることで現状より見劣りがすることもなく、どうしても見たい人にとっては古家探検のような気持ちで楽しんでもらえるかもしれないと思った。

 

ということでここに簡易襖枠を造ることにしたのだが、作者がどうしても重要視したかったのが、仮に襖枠として利用するとしても、いざ天井裏で何らかの作業をする際に簡単にバラせる構造にしておきたかったということだ。

 

簡単にバラせるために必須なことは鴨居が取り外せることであり、そのための構造として作者が採用したのが、柱に金具を取り付けておいて鴨居はそれに載せるだけにするということだった。

 

左の写真がその金具で、近くのホームセンターではあまり品揃えがなかったため、ツーバイ材専用の接合金具を組み合わせて構築したものである。

 

この金具を両柱に固定(もちろん襖の高さに応じた位置に)しておき、あとは鴨居となるものを載せるだけという状態にした上で、最後に鴨居を造るという手順により大枠が完成。

 

右の写真はその完成した鴨居を塗装したときのもので、鴨居にはツーバイ材を使用。今回は襖の戸道を彫り込むのではなく、特売で購入しておいた10×15ミリの極細材を戸道ができるよう固定しただけの簡単な構造にした。

 

それによって完成したのが左の写真。一応考え方として、この襖枠は正式なものではなく、あくまでここには何もないのが通常な状態である(天井裏作業のために何もないのが妥当)ということを前提に、鴨居は取り外せるものとし、かつ敷居には戸道となる溝は造っていない。

 

極端にいってしまえば、この場所には鴨居すら必要ではなく、襖を立て掛ける術さえあればそれで良かったというのが本来の考え方であり、従って手間いらずの鴨居は造りはしたものの、作業時に邪魔になりそうな敷居(の戸道)については一切なくても良いと判断した。

 

最後に、下から見たイメージを載せて今回は終了としたい。思い付きで始めたこの位置での展示だが、作者は意外とこのプランを気に入ってしまい、今後は本格的にここで展示できる術を考えていこうと思っている。

 

ここを展示スペースにしたことにより、本棚の上や近くの梁、2階窓開閉用の足場なども常に掃除しておく必要性が生じたことになる上、来客が安全に行き来できる手段(梯子は器物破損の観点から来客が扱うのは不可)をも考えなければならない。

 

さらに、この2階スペースには一切照明がなく、古い新聞を暗がりの中で見るのはストレスであるため、何がしかの照明も用意しなければならず、図らずしも作者の仕事がまた一つ増えてしまった。

前回のブログでは屋内で保管していた収納しきれない資材等置き場として新たに倉庫を作成した。その甲斐あって屋内で保管しきれるものはほぼ全て行き場が確定したのだが、半面、屋外についてはまだまだ整理しきれていないものが大量にある。

 

正直、外にあるモノを全て収納することは現状ほぼ不可能に近いが、目立つものに狙いを定めて部分的に収納するという方針のもと、屋外ハウスを作成することにした。

 

冒頭の写真は今回購入した簡易ハウスセットで、ホロを除いた骨組みパーツだけを撮ったもの。ハウスの大きさは間口1.5m、奥行2.2m、高さ1.7mほどのささやかなものだが、ホロがしっかりしたタイプのものを選んだため、価格は割引やポイントを利用して2万円程度かかった。

 

設置する場所についてはかなり悩んだ結果、裏庭のキンモクセイそばに決定。母家屋内から見える景色が気に入っているため、出来るだけ裏庭に何かを造るのは避けたいのだが、表玄関側は納屋の見栄えにかなりの悪影響を与えることになり、選択の余地はない。

 

セットであり、組み立ては簡単なもので、ソロで合計2時間程度で完成した。右の写真は最初の手順として骨組みを作成しているところ。今後の長期プランとして、このキンモクセイの手前側には露天風呂を造ることにしており、それによってどのみち裏庭は景色が悪くなることも、この位置にハウスを造るという妥協を許した理由となる。

 

骨組みを組み立てる前にある程度の整地をしておき、実際に組み上げて正確な形がわかったところで再度確定の整地をしたのだが、ここで活躍したのが写真にもあるバックホーであった。

 

このバックホーはかなり高価なオモチャだが、値段に見合うだけの働きはしてくれている。我が家でのここまでの実績を思い返すと、まず下水工事から始まり、給水工事暗渠埋設工事排水管接続重量物運搬重量物せき止め大型資材移動枕木運搬、そして今回のような整地まで、実に作者の負担を軽減するのに役立っている。

 

そして今後は先ほど述べた露天風呂の工事や、宿願となっているビオトープの作成にも活躍すること間違いなく、心底購入して良かったと思える。というか、大規模にDIYをすると決めた瞬間、スタート地点から購入しておくべきだったと今は強く思う。

 

造るハウスが小型で簡易的なもののため、整地はそこまで完璧にはせず、大雑把に終わったら必要な部分だけタコ突きで軽く締めて完了ということにした。

 

次の手順ではホロを張っていくのだが、今回購入したタイプは写真のようにまず両側面から張るとなっている。ホロのキワには大量にハトメがついており、そこに結束バンドを通して骨組みに固定していくだけの簡単なお仕事だ。

 

ちなみに、見ればわかるかもしれないが、右のホロが入口側となる。このハウスはそもそもサイクルハウスと呼ばれる商品で、主に自転車用の倉庫として設計されているのだが、今回作者が収納するのは重量物であるため、入口側の下パイプに相応の負荷がかかることを想定し、写真のように土で埋めて固めている。

 

結束バンドを短くカットし、切り跡が危なくないようハトメ内に収めたら最後の手順として上のホロをかぶせる。これを作成すると決めてから購入するまで多数の商品を検討したが、一番の決め手となったのがこのホロであった。

 

具体的には、まずビニール素材のハウスと比べて耐久性が高いことが理由の大半であり、その他の要素として、積雪の際に簡単にホロをバラせるかどうかということも重要で、このタイプであれば片側の結束バンドを切れば半分フリーになるため、事前にケアしておけばハウスが潰れる可能性を消しておくことができる。

 

積雪地方のため、どうしてもその手のケアは必要であり、それを嫌がるならかなりの手間とお金をかけてちゃんとした小屋を建てるしかない。

 

完成したところを別角度から見た写真がこちら。この写真は4日ほど前に撮ったものだが、手前の梅の木の花がちょうど満開で、晴れたいい日であった。

 

世間では桜が満開といっていい時期になったが、我が集落は少し通常の気温が低いせいか開花が遅く、現時点でようやく写真にある梅の花がしぼんできた程度で、桜の開花はもう少し先のことになりそうだ。

 

実は、この梅の木が移植できる状態であれば、ハウスはここに建てたいと思ったのが作者の最初の所見だった。ただ、この梅の木は3年ほど前に移植したばかりで、そこから少し元気がなく、まばらにしか開花しないくらい状態が良くない。

 

それがため再移植は控えることとし、現在の位置に確定した経緯がある。

 

完成後ようやく目的のものを収めてみたのが左の写真。今回のハウスの収納メインはこのバックホーであり、ここまでこれの保管方法は悩みに悩みぬいてきたが、これがその答えとなるものである。

 

理想をいえば母家か納屋の家屋に付随するような専用小屋を建てたかったが、実際に外観を損ねることなくそれができる余地がなかったことや、手間とコストの面から簡易ハウスに決定した。

 

このハウスは風が吹けば飛ぶようなものであるため、接地面のパイプにU字杭を打ち込むことで地面と固定をしている。だがそれは裏を返せば、その杭を抜いてしまえば簡単に天井を持ち上げて移動させることができる便利な代物であることをも意味している。

 

入口の下パイプが破損しないよう土を固めたり、杭を打つ位置の地面をタコ突きで固める必要はあるものの、今後の方針次第で簡単に移動できることが作者にとって最大の利点であった。

 

最後に、入口のホロを下げて収まり切らなかったアーム部分に養生をして完成した写真をご覧いただき、今回の報告は終了としたい。

 

前の写真でわかるように、バックホーを片側スレスレくらいに収納するとある程度の空きスペースができるため、そのスペースには大きくて保管場所に悩んでいたトロ舟や、4ツ折りの大型脚立も入れている。

 

その他にも細かいものを同時に収納することで、納屋の周囲に仮置きしておいたものが半分程度片付いた。詰め込めば詰め込むだけ、積雪時や移動時には大変だが、今はそのことよりも見苦しかったこれらのアイテムが収納できた事の方が大きい。

 

次回はこれとは別の屋内収納についての解消策を紹介しようと思う。

前回、納屋にウッドデッキを作成してから1カ月が過ぎた。最後の大型DIYとあって作者の身体的にも疲労感があり、少しばかりの休息を挟むことにしたのだが、細かい作業についてはまだまだ残っているのが現状だ。

 

この場合の細かい作業というのは、今後この納屋を民泊施設にするために必要となる見た目やおもてなしの部分といった用法で使っているが、今回の作業もそれに付随したものである。

 

離れの倉庫を解体すると決めてからここに至るまでに大小様々の収納を作成してきた甲斐あって、大抵の資材に関しては見苦しくない程度に格納できているのだが、それでも収納が叶わなかったものがいくつかあった。

 

その収めあぶれた資材の多くは小さい倉庫では収納しきれないほど大きく、少しだけカットして残ったサブロク板や、どうしても残しておきたい75インチTVのダンボールといったものが、置き場を求めて納屋の玄関土間に立て掛けてある。

 

必要なものであるため、簡単に断捨離だといって処分することができず、選択肢としては倉庫を作成するという一択しかない。それが今回のブログを書くきっかけとなった。

 

冒頭の写真は今回の倉庫作成に使う板材を撮ったもので、この板は以前の納屋の床材や壁材として使われていたものを解体して再利用しているのだが、その半分以上は腐食とカビによって処分せざるを得なくなり(それがわかる記事はこちら)、使うのはそれらの数少ない生き残りでもある。

 

倉庫を作成する場所についてだが、検討の結果、右の写真の位置に決めた。この場所に決定するに際しては悩みに悩んだ挙句、消去法によって断腸の思いでここにした。

 

この位置は母家の寝室と猫部屋の中間にあたり、それぞれの窓から見える景色に制限がかかってしまうことが、作者を最も躊躇わせる原因となった。ただ今回の倉庫は、大型の資材を収めるものということでどうしても候補の場所が限られてしまい、ここ以外に無かったのが現状だ。

 

板材に関しては全て再利用だが、骨組みに関してはある程度ちゃんとしたものを造るため、90ミリのバタ角によって構成した。価格が下がるのであれば60角などでも良かったのだが、大差なかったため90角に決定している。

 

以前これと似たような倉庫を造った(その時の記事はこちら)が、実は今回のものもそのときに着想はあった。が、やはり室内からの視界が遮られることがそのときは受け入れがたく、決定を先延ばしにした経緯があった。

 

今回の倉庫が以前のものと違う点は、写真で左側にも棚を設けている点だろう。この棚を付随させることにした理由は、とかく収納に困る長物(木材、小舞竹、塩ビパイプ等)をある程度以上置いておける場所が欲しかったから。

 

そして何となく察しがついていると思うが、本来の目的である、「大型資材を収納する倉庫」をこの長物専用の棚の上に載せる形で造っているというのが、今回の倉庫の最大の特徴であるかもしれない。

 

そしてこのような形にした理由を左の写真で説明していこう。これは倉庫の天井側を撮ったものであるが、ご覧の通り、母家の軒裏(屋根が外に突き出た部分)をこの倉庫の屋根としてそのまま使うことで、倉庫の屋根作成の手間とコストを大幅にカットすることを目的としている。

 

この形は以前納屋の土間に作成した天井棚と同じ着想で、屋根裏勾配の三角形の隙間を埋めるのが手間というデメリットがあるが、今回は敢えてその隙間を埋める作業をしないため、現時点でメリットの方が大きい。

 

今後考え得るデメリットとして、隙間をかいくぐって中に入ったハチが営巣することが考えられるが、西面にある同型の薄型倉庫も同じ造りであり、ついでに警戒をすることで被害は防ぐことができるだろう。

 

ちなみに、作者のいつもの設計のクセで、こういう場合は用意している古建具の寸法ありきで考えるのだが、今回もその例外ではない。

 

考え方の順序としては、まず先ほどの写真の通り屋根裏を鴨居の頂点として設定し、そこから用意した建具の縦寸法で敷居の高さを設定、柱間の寸法に関しては建具の横寸法は無視して設置位置のバランスを最重視した形に設定(この場合は両側の窓から視界が遮られにくい位置)した。

 

それをするとどうなったかという答えとなるのが右の写真ということになる。全体像は2枚目の写真でわかるが、建具枠が軒裏と接しているため上方に傾きすぎており、下半分が空きスペースになった部分を通常棚として使うという設計だ。

 

現状、収納しきれない資材の多くが大判の板材や長尺物であり、今回の設計ではどうしてもその両方を収められるものにしたかった。また、90角でもありさほど耐重量も必要ないという判断から、骨組みはビスで留めただけの極簡単なものにしている。

 

ただし最悪の地震などに備えて、建具の柱にあたる材のみは簡単なコミ栓加工をしており、それがわかるのが左の写真。

 

今回の造作はこの両柱と接する材のみ継手ホゾ加工を施し、その接合部は全てこのコミ栓を打っている。ただ、通常のコミ栓のように継手と仕口の穴を微妙にズラして栓を打ち込むのではなく、継手固定後にまとめてドリルで穴を穿ち、そこにボンドを塗りこんでダボを突っ込んだだけの簡易的なコミ栓である。

 

だが常時数百キロの荷重があるわけでもないため、これでも充分すぎるほどの措置であろうと思う。

 

以上で外観は概ね完成。次は塗装作業にかかったが、コミ栓まで行ってしまったため、バラさずこの状態で塗装を行うことにした。

 

いつも通り、外部塗装に使う塗料はクレオトップを使うが、軒裏周囲の塗装は結構大変だ。特に鴨居に彫った戸道の塗装は完全に上向きの状態で塗装することになるため、作者はあまり得手としていない。

 

上向きの塗装というのは、時間をかけず塗料を多めに塗っていくと必ず液だれしてしまい、それどころかハケの持ち手部分を伝って手首あたりまで塗料まみれになること必至で、かといって塗料を少な目にすると無駄な時間がかかり、腕の負担も大きくなる。

 

つまり、それらの塗料加減が非常に難しく、作者はどうしてもエイヤとばかりに多めの塗料で塗ってしまい、今回もそのため下に大量に液だれしながらの作業となった。

 

今回の作業で作者的に手を抜かなかったのは、塗装するのを骨組みと板材と建具にそれぞれ分けて行ったことだ。ここ最近の作業はこれらを全てまとめて行ういわゆるヤッツケ仕事ばかりになっており、それが当たり前化するのを阻止していきたい。

 

ちなみに、塗装の目的は意匠の問題も大きいが、長い時間をかけてリノベーションをしてきて、それよりも重視したいのが耐久性という方にシフトしてきたことも実感している。

 

意匠の問題だけであれば、少なくとも骨組みと板材は固定した上で塗装しても問題ないが、湿気や風化による材の劣化を強く意識するようになった結果、骨組みの方により対策の必要性を感じるようになった。

 

塗装というのは材の被覆であり、それによって材自体の劣化を防ぐ目的がある。その目的を最重視するなら油性の塗料を使用するのが最も良いのだろうが、作者は大抵の場合クレオトップに代表する水性塗料を使う。

 

それは手間やコスト面で優れているという理由からで、油性塗料よりも劣化しやすいという部分へのアプローチとして、数年毎に再塗装すれば良いという方針を貫いてきた。

 

過去それで塗装した部分への再塗装(古いものは7年前くらいのものもある)を行ったことはまだ一度もないが、雨風の当たりやすい部分など塗装落ちが目立つようになってきた部分もあり、今後はそれらのケアも必要になってくるだろう。

 

そんな感じで完成したのが最後の写真である。軒裏から建具枠を設計したことでバランス的にはあまりいいものとは言えないが、手間やコストを考えた現時点での最適解と思うことにする。

 

要は、目的として長尺物をも収納できるスペースを造ることが含まれたことが、この形を決定づけたといえる。写真の右側に一時避難させた竹の束が見えるが、これらは母家と納屋の壁を解体したときに出た小舞竹をまとめたもので、全て再利用可能な材。

 

かなり嵩張る資材のためとにかく置き場に困り続けてきたが、ようやくこの問題を解決することができた。棚の長さも2間(約3.6メートル)ほどあるため、4メートル材は無理やりになるが、3.6メートルクラスの雨どいやVU管などもここに収めることができる。

 

これによって納屋の内側にあったものは全て完全にそれぞれの収納先へ移動させることが適った。次回以降、その範囲を納屋の外にまで広げていきたい。

前回のブログでほぼ完成に近い段階まで作業が終了しているが、今回は残り少ない作業を消化してウッドデッキの完成に漕ぎつけたい。

 

床板塗装の乾燥待ち時間で報告が中段した形になってしまったが、前回の塗装から丸一日を置いて作業を再開したところから紹介していく。冒頭の写真は、作業再開後にいったん床張りを完成させたときのもの。

 

少し見えづらいかもしれないが、各板はそれぞれ枕木との間の隙間を出来るだけ埋めることができるよう、ある程度形を合わせてカットしながら配置している。

 

この床板は、厚さが15ミリほどしかなく強度的な不安を解消するため、根太であるバタ角を400ミリ間隔ほどで配置した。つまり、根太材が90角であることを考えると、支持材のない空間が300ミリちょっとしかない。

 

そこそこ厚みのない材料でも、このくらいの間隔で支持材が入っているとそう簡単に折れたりするものではなく、今回も然りである。少し不安だったが実際に造作してみると思っていた以上に安定している。

 

しかも見えにくいかもしれないが、再利用する板で長さのあるものの大半を処分した(その時の記事はこちら)せで必要範囲を1枚でカバーできる板材が少なく、残っていたのは短いものが多かったため分割しながらの配置にしており、そのことも強度的な不安材料だった。結果オーライになったことにホッと胸をなでおろす。

 

前回話していた通り、残り部分のデッキ造作を完成させておいてから、前回塗装までが終わっていた床板を一度バラし、塗装できていなかった根太の部分全てに対して塗装を進めていく。

 

根太となるバタ角が少し寸足らずで、断腸の思いで壁から少し距離をとった配置にせざるを得なかったことを前回お伝えしたが、これをご覧いただければそれがわかると思う。

 

ちなみに、この写真の右上のほうから白いコードが伸びているのが見えていると思うが、これは壁に埋設したコンセントに延長コードを繋いだもので、合併浄化槽のエアーポンプの電源コードと連結させている。

 

いつも思うことだが、こういうポンプ関係の商品などはどう考えてもコンセントまで距離があるに決まっているのに、どうして決まってコードが短いのだろうということだ。この延長コードはそれをカバーするため、仕方なしに床下を這わせることにした。

 

床上に現わしにした方が諸事都合が良いのだが、見切れていて気持ちのいいものでもなく、この決断はやむを得なかっただろう。

 

第二次塗装タイムをさらに丸一日とり、翌日乾燥した板材を再度張り付けたのが左の写真となる。少し失敗したのは、作業のためとはいえ不用意に汚れた靴で上を歩きすぎたことで、この角度から見たときに材の上の汚れがクッキリと見えている。

 

完成後このように汚れてくるのは当然のことと思っているが、この段階でこうなってしまうことは無駄な作業が増えてしまうことを意味する。せめて完成までは土足厳禁で作業をしておいたほうが効率的に良かった。

 

この後これら靴跡を濡れ雑巾で拭き取るという作業が発生したのは言うまでもなく、さらに板材にはサンダー掛けなどもせず粗材そのままを使っているためササクレが多く、使い古しの雑巾から出た糸くずを一本ずつ回収する作業まで発生している。

 

そこまでして表面を綺麗にした理由は、材にニスを塗るためである。右の写真がニス(アクレックス)を塗った後に撮ったもので、少し光沢があるのがわかるだろうか。

 

この写真では光の具合で左の方から徐々にニスの光沢が落ちているように見えるが、実は実際でもこの光沢の落ちていき方は正しかったりする。今回の使用でアクレックスの残りがなくなってしまったためだ。

 

そもそもの残量が少なかったためどこまで塗れるかが読みにくく、より雨ざらしになる部分を重点的に塗っていったため、写真左側のほうがより塗装密度が濃いものとなっている。

 

出来れば今回の床板全面に2度塗りできればよかったが、なくなったらそこでニス塗装は終わると決めており(同商品は最低でも4リットル売りで、現時点では使い切る目途が立たないため)、最低でも先端数枚まで塗っておくという目標までかろうじてクリアできていたため、そこで終了した。

 

この塗料、7年前に4リットルのものを購入したのがずっと残り続けていたもので、とっくに商品品質維持期間は過ぎてしまっており、早めに使い切りたかったものの一つだった。

 

早めの消化を意識しすぎたため、ここ最近の塗装作業や優先度の低いニス塗りまでして少し無駄遣いをしすぎてしまい、最後の本当に必要な部位で足らなくなるという、作者らしい結末を迎えている。

 

以上でウッドデッキが完成ということになる。それら全体の並びが見えるアングルで撮ったのが左の写真で、結論から言うと、作者が想定していた以上のものに仕上がった。

 

造り終えてみると、やはり枕木を5本1セットにした構成がかなり良く、石垣の上を少し乗り出したような視線で川を見ることができる。その分材料の消耗が早いかもしれないが、それを恐れて3本1セットにしていたとすると、ここで川を眺めたいという気持ちも起きなかったかもしれない。

 

最後に、それとは反対側から撮ったものもご覧いただいて終了にしよう。こちらからの写真で確認しておきたいのは、浄化槽用のエアーポンプとの兼ね合いである。

 

これはほぼ真横から見ているだけあってかなり本体が見えている状態だが、実際人が立ったときの目線でいくと、作者が期待していた通りほとんど気にならない程度の露出になっている。完全に奥まった位置にあるわけでなく、かといって出過ぎた位置でもない、メンテや交換が必要になったときにも容易な位置だ。

 

あまり厳密に計算しなかったため上のスペースが極端に狭くなってしまい、デッキの端にあたる支持材が強度的に少し不安なほど小さいものになってしまったが、最悪破損したところで自分で直すことができる。

 

これが完成してすでに10日が過ぎたが、外に出たときは毎回、ここを歩いて川を眺めるのが日課となった。この物件を購入すると決めたときからこの時まで、7年間ずっと思い描いていた光景でもあり、感慨深い。

 

さて、今回のブログにて納屋に関する記事はほぼ終了ということになる。長らくこのブログを運営してきたが、それも最大の区切りといっていいかもしれず、今後はDIYやリノベーションについて記事を上げることも極端に減ってくるだろう。

 

とはいえ、何かやるときには都度上げていければと思うし、ひょっとするとそれ以外のアップもあるかもしれない。少し時間が経たないとわからないが、民泊の運営やそちらのホームページにかかりきりになる可能性もあり、いずれにせよ、何らかの報告はこちらから発信していく予定なので、よろしければ引き続きページを覗いてみていただければ幸いだ。

前回のブログで枕木部分3セットのうち、1セット分が完成した。その後は全く同様の工程を繰り返しながら順調に作業が進んでいる。

 

冒頭の写真ではすでに2セット分が終了しているが、1セットでコツを掴んだため、本当に何ら特記事項もないまま完成に近づいている。コツを掴んだことに加え、1セット目よりも設置位置が回を追うごとに近づくため、所用時間が加速度的に早まった。

 

それを言い訳にするわけではないが、この後枕木部分が3セット分完成したときの写真を撮る暇もなく、サクッと次の作業に移ってしまったため、枕木パートの写真はここまでしか残っておらず、あとは全て完成したときにお目見えということになる。

 

さて、次の作業というのは枕木部分ではない、通常の木材を使ってデッキを構成する部分の作業のことを指す。これまで説明してこなかったが、今回のウッドデッキは大まかに2つのパートに分かれており、それぞれを出来るだけ上手く組み合わせなければならない。

 

前回、枕木の寸法がバラバラだという話をしたが、3セット分が終了した時点でそれぞれの末端が全く揃わず、端的に言うとガタガタな状態になってしまった。

 

理想でいえば、デッキ部分は全て枕木によって構成されるのがよかったが、それをするには今回紹介する部分に10本以上の材料が必要になり、しかも全てをスペースに合うようカット加工せねばならず、コスト的にも労力的にも今の作者には荷が重い。

 

そのため、以前購入していた15本分のみ枕木でデッキを組み(川側にある2箇所の掃き出し窓両方を完全にカバーできる範囲)、テーブルを置けるメインスペースの部分は全て普通の木材で組むことにしたのである。

 

右の写真がその普通の木材で組んでいく部分の取っ掛かりとなる作業を撮ったもので、これは根太掛けにあたる材として建物の土台に固定した杉材だ。通常であれば最低でもツーバイ材クラスのものを使いたかったが、今回に限り手元に大量にあった30×40ミリ材を使う。

 

普通に考えると、根太掛けにこのサイズの木材というのは強度的に弱すぎて使えないサイズのものだが、今回これを採用するに至った理由が、写真に見えている緑色のポンプの高さにあった。

 

これは、今回のウッドデッキ作成の最初の準備として移動させておいた(その時の記事はこちら)合併槽用のエアーポンプで、今の段階に至ってはもう少し低い位置で確定させておけばよかったと悔いが残るものだが、移動させたときはまだここの地盤をコンクリで固めるつもりであった上、どの程度の高さまで打設するかすら決めておらず、後々対処しやすいよう高めに設定しておいたものだ。

 

その後地盤に関しては土盛りで良しとしたため、その時点で対処していれば挽回できたのだがぬかってしまいここに至っている。これがあるため、ここの最終ラインの根太は40ミリ程度の余裕しかなく、こういう苦肉の策をとるしかなかったということになる。

 

その代わり、そこ以外の部分にはしっかりした材を使うことにしている。というより、昨今の木材高騰を受けて、通常根太に使いたい材(45角や60角など)を使うより、写真にあるようなバタ角(質の劣る90角)を使う方がよほどコスパが良い。

 

今回のデッキ造作で新たに購入した材はこのバタ角のみで、枕木部分に約6本分、この部分に約4本分、計10本を購入しただけという、作者が考え得る中で最高のコスパだったと思っている。

 

無論、先ほどの30×40材や枕木には元手がかかっており、特に枕木は15本で3万円だったため、トータルでは4万円を少し超えるといったところだったろう。

 

話を進めると、等間隔に配置したバタ角の上に直接床となる板材を固定していったのが左の写真で、実はこのバタ角は脚をビス固定したあと、コンクリートブロックの上に置いただけの構造にしている。

 

驚くかもしれないが、購入した材が作者の理想としていた長さに15センチほど満たず、やむを得ず両端を少しずつ寸足らずにすることで確定した。そのため、壁側は土台と固定したかったが出来ておらず、安定を維持しているのが床のみという構造だ。

 

つまり、床材をそれぞれのバタ角に固定することで横ズレを防いでいるだけの脆い構造だが、そもそも両サイド壁になっているため、よほどの天変地異が起きでもしない限りこれで問題ないと判断した。

 

反対から見たのがこちら。こんな感じで4本のバタ角をそのまま配置し、あとの細かい部分は枕木パートのバタ角の余りと30×40の杉材のみで構成した。木部に接している部分は全てビス固定しているが、それ以外のところは全て置いただけである。

 

ちなみに、このパートの床材は、この納屋から大量に出ていたもともとの床材を再利用したもので、以前のブログで半分以上を処分してしまったが、これらはその生き残りともいえるもの。

 

本当であれば、処分した木材は全てこんな感じで何らかの用途を考えていたため、当時は断腸の思いで処分したのも記憶に新しい。

 

そして、床張りを半分程度終わらせた時点で一度目の塗装をすることにした。通常作者がとっていた方法に従えば、ここは一度全てバラして塗装後再度組み上げるか、若しくは完成後塗装するかのどちらかであったが、これはそのどちらでもない方法となる。

 

一度バラす方法は完璧に塗装が行えるが手数が増えすぎるデメリットがあり、完成後塗装する方法は楽だが塗装が行きわたらない究極のヤッツケ仕事である。今回違う方法をとったのは、この両者のデメリットを解消する方法を自分なりに模索した結果だった。

 

つまり、まず半分床張りをした段階で出来る箇所全てに満遍なく塗装をしておき、乾燥したら次はこの床板を一度バラして残りの床板を固定したのち、見えている未塗装の部分を完全に塗装する。そして最後にバラした床を再度固定して作業完了という寸法だ。

 

この方法だと結局は全バラシに近い感じに思えるかもしれないが、実際やってみると全く違う。全バラシをするとなると、仮固定した板全ての向きや位置関係を忘れないように何らかの手を打つ必要があったり、一度に塗装する広い場所を用意する必要があったりと、煩雑な手間が多い。

 

それらを全て省き、かつ塗装も全てにいきわたる画期的な方法なのだが、これはやっている人間にしかわからないのかもしれず、作者一人が悦に入って愉しんでいる類の究極の自己満足である。

 

最初の塗装の乾燥を待つ間に、他の部分にも手をつけておいた。床の完成は次回に譲り、このちょっとした作業を紹介して今回は終わろうと思う。

 

右の写真をご覧いただきたいが、これは枕木とその土台を固定している部分をクローズアップしたもので、今回これらの固定にはタルキックというビスを使っており、これはその後処理をしようとしているところを撮ったものとなる。

 

タルキックに関しては、以前北面の庇を造った際に使用した(その時の記事はこちら)のを皮切りに、強度を欲するような部分でこれまでもちょこちょこ使用してきた。

 

この枕木の固定も強度が必要と思ったのだが、厚みが15センチ近くもある枕木に直接打ち込める寸法のタルキックとなると、ビス1本が100円を越えてしまう高級品(作者にとって)を購入しなければならない。

 

作者はだいたい120ミリのタルキックをネットで大量買いして安価に使っており、今回もそれを使うことになったのだが、足りない寸法分は下穴を開けて補うことにした。写真はその下穴を潰そうとしている準備段階を撮ったものである。

 

開けた穴は放置しておくと木材劣化の原因になってしまうため、特に雨ざらしになってしまうデッキの先端3本分には何らかの対処をしておく必要性を感じた。

 

最後の写真は結果的にその穴をコーキングで塞いだ状態を撮ったもので、穴が大きすぎるため、少しでもコーキングの手間を省くために余っているダボを入れていたのが前の写真ということになる。

 

これで枕木部分のやるべきことが本当に終わったことになり、後は残りのパートを完成させればウッドデッキ作成が完了する。次回、そこまでをお伝えするとようやくリアルタイムに追いつけるはずだ。

前回のブログでウッドデッキの土台が完成した。これから枕木を土台の場所まで運ばなければならないが、あいにく平日の作業でヘルプを頼めそうな人間がいない。

 

ということでこんなときこそソロDIYヤーの意地を見せて作業を進めていこうと思う。正直、身体の怪我もあって無理はできないが、ここまでくると一刻も早く納屋のリノベーションを完成させたい気持ちが勝つ。

 

もちろん、1本が4〜50キロもある枕木を一人でまともに運べるはずもなく、正攻法で無理して頑張るのはあまりに無謀である。そこは極力ちからを使わないで済む方法で作業をすすめたい。

 

以前、離れの倉庫解体に従って枕木を移動した(その時の記事はこちら)のだが、この写真で今回作業している犬走りと移動した枕木の位置関係がわかるので確認されたい。奥の方にあるブルーシートに包まれているのがそれだ。

 

かなり近い位置に保管しているとはいえ、犬走りが全体的に狭いこともあってバックホーが入れず、運搬はかなりリスキーな作業で、ここのやり方は随分長い時間をかけて考え続けてきた。

 

冒頭の写真は作者が悩んで出した答えの一つを撮ったもので、余り物のパイプ類を集めたもの。上手くいけば儲けものという楽観的な考えに基づき、これを下に敷いてローラー作戦を試してみる。

 

枕木を安定して運ぶために用意したものがある。右の写真にあるものがそれで、スリングベルトというアイテムである。2メートルものが2本で1500円ほどの商品だが、これがかなり役に立った。

 

これまでの作者はバックホーで何かを吊るして運ぶ際、先住者が残していた伐採用のワイヤー(それがわかる記事はこちら)を使っていたのだが、このワイヤー、使えるには使えるが同じ長さのものがなく、けっこうな不便を強いられていたため、新しいアイテムに期待したい。

 

使い方は右の写真のような形で枕木にセットし、それをバックホーのバケットについているフックに引っ掛けて吊り下げる形をとる。このベルトは1トンまでの荷重が保証されているため枕木程度で切れたりする心配はしていないが、バックホーの重量とパワー的に、運搬には少し神経を使うことになる。

 

どういうことかというと、枕木を吊り下げた状態でアームを伸ばすことによって、機体が傾いたり浮き上がったりする場合があるということで、左の写真はその最初の1本目を運んだ状態を撮ったものだが、キャタピラー幅が狭すぎて不安定なまま作業をしてしまっていた。

 

この機体はキャタピラー幅を変更することが出来る可変タイプであり、普段使わないときには写真のように幅を狭めておくのだが、使う際は本当は広げておいた方がよい。だが作者はそのひと手間をうっかり忘れていたり、しばらくの間気付かないことも多かったりする。

 

そのことがこの後の惨事を招くこととなるのだが、初回のこのときは写真のように機体を正面に向けるよう動かすことで順調に移動が完了した。

 

初回の成功を受け、2度目、3度目と改良を重ねていくうちに、機体をわざわざ正面に向ける手間とリスクを避け(動くことで石垣周囲の土壌を削ってしまう)て、吊り上げた際の向き(川側を向いた形)のまま、アームだけをスウィングさせて移動させる方が効率的と気付く。

 

問題となった惨事というのは、そのアームスウィングの際に起こった。最初に試みた際、写真のキャタピラー状態(広げていない)のままスウィングしてしまい、少しだけ機体が横に浮いた状態になってしまったのである。

 

完全な横転ではなかったが、傾きかけた際に以前新設した竪樋(写真はこちら)に直撃するという結果を招いてしまう。当然その箇所は破損してしまい、この日小雨だったこともあってそちらを優先して補修しなければならなくなった。

 

痛い出来事だったが、幸いにもこの程度の損害で済んだことは寧ろ僥倖と言えただろう。この惨事はキャタピラーを広げていれば起こっていなかった出来事であり、作者の意識の低さを改善する授業料と受け止めることにする。

 

そんなこんなありながらも、枕木の犬走りまでへの移動方法はなんとか確立した。次はこの枕木をローラー作戦で本当に運べるのかという試みだが、これがなんと作者が思っていた以上に運搬を容易なものにした。

 

実行前に懸念していたのは、土で固めた地盤がまだ乾ききっておらず柔らかいため、パイプが埋まったりして上手く回転しないのではないかということだったが、ある程度タコ突きで固めていたためかパイプの沈みもほとんどみられず、枕木の重量が上手く分散されている。

 

最終的に持ち上げる際にパイプ径が細すぎて枕木の最後尾が地面に当たり、その瞬間だけ上手くテコの原理が利かなかった苦労タイムとなったが、概ね想像以上の効果を発揮していた。

 

枕木は少しでも摩擦面を減らずため、写真のように縦に立てるようにして運んだことの他、何度かブラッシュアップして最終的にはローラー管の数も厳選した3本に減らすことで、より作業が効率化する。

 

デッキ土台までの移動や、実際にデッキまで持ち上げるのがこの運搬のヤマ場となるところといっても過言ではなく、最初は左の写真のようなやり方をとっていた。

 

土台下に置いた枕木の先端あたりにスリングベルトを回し、それを上に持ち上げることで重量ほどの力を加えずとも引っ張り上げることが可能なのだが、この方法は実際にやってみると身体への負担が大きく、この後改良を加えることになる。

 

というのも、そもそも足場がない踏ん張れない状態で持ち上げることになるため、結局腕や腰の力に頼ることになってしまっていた。改良したのはスリングベルトを回すのではなく、バックホーに吊るしたときのように巻くようにしたということで、たったそれだけのことで身体への負担が劇的に緩和された。

 

回しただけではあまり手前方向に引っ張ることができないが、巻くことでベルトが滑らなくなって思いっきり手前側に引っ張れるようになるのである。

 

あと、簡単な理屈だが、枕木を土台に載せる際、写真のようにダンボールを敷いておくことでさらに摩擦を減らし、反対側の土台まで引っ張ることを容易たらしめたことも地味にファインプレイだったといえよう。

 

このような感じで、色々と紆余曲折を経ながらも概ね順調に作業が進む。1本置くごとに土台の具合を確認しながら慎重に進めたが、ここで一つ選択を迫られたのが、枕木の端をどう揃えるかということだった。

 

一応、選択肢として愚考した中には長さ調整のために枕木をカットするということもあったが、作業の大変さを考えて却下。となると、どうしても現状で並べていくしかないのだが、作者が購入したものはサイズのバラつきがかなり目立つ。

 

2列目の作業を容易にするため、枕木は写真奥の方にツラを合わせて組んでいったのだが、そうすると手前側はご覧のような状態となる。これは頭が痛い問題だったが、最終的に妥協することとなった。

 

完成した写真がこちら。これをあと2セット繰り返せば枕木の運搬は全て終わることになる。当初、この犬走りの長さを考慮して15本ほど購入しておいたのだが、そのとき持っていたイメージとは少し違う形での完成となる。

 

最初に考えていたのは、各列3本ずつの枕木を犬走り全域に組み上げることであったが、この写真より手前側は高低差がひどく、以前合併浄化槽を導入した際に業者が使ったコンクリの余りを利用して埋め立てたりした経緯があった(写真はこちら)。

 

これの都合上や、実際に土台を固定する方法がないこともあり、全域を3本ずつで埋めるよりも、部分的に5本ずつで構築した方がよりインパクトの強いものになると思い、この構成としている。

 

3本というのは、下屋根に覆われるギリギリくらいのイメージがあり、腐食や劣化を防げるメリットもあったが、実際に寸法を測って上に乗ることを想像したときに、5本の方が石垣ギリギリの位置に組むこととなり、より川への見下ろしが利くだろうと思ったのが決定打となった。

 

実際に石垣を一段下りたところから撮ったのが最後の写真である。効果としては作者が予想していた以上のもので、これまでより約30センチほど視点が高くなっただけだが、この先端に立ったときの景色の見え方が全く違うものになってビックリしたほどだ。

 

ここの高さ関係はこの写真をご覧いただければわかるが、建物の約半分を占める囲炉裏の間の部分だけ土台が20センチ近く高い造りになっており、これが室内の床張りの際や今回のケース、地中配管などの際にも作者の悩みの種となってしまっていた。

 

そもそもこの建物は玄関入ってすぐに広い土間があり、こちらの土台が高い側には牛舎が設けられていた。牛舎は2頭分のスペースがあり、昔の農家は副業として黒毛和牛を飼育していることが多かったと聞く。

 

そもそもこの納屋がそれを目的として造られていたことが明白で、こういう高い土台にしているのは地盤の問題もあるかもしれないが、牛舎として利用していたことが最も大きな理由だったのだろうと推察する。

 

従ってこの写真からわかるように、こちらの掃き出し窓に出入りする際は気をつけなければいけない段差が出来てしまった。もちろん、そのリスクを避けるために段差ができないような高さに枕木を設置し、並べるウッドデッキに段差をつけるという方向性もなくはなかったが、結果的にこちらを選択。

 

理由はいくつかあるが、その最大のものとしては、せっかく設けているこちらの室内床下への換気口の大部分が枕木によって潰されてしまうことを肯じられなかったということ。

 

他に、手前側から来たときの段差がより激しくなってしまうことや、高くした部分だけ軒下に頭が当たるリスクも生じること、ウッドデッキの移動時の躓きリスクが高まることや作業が複雑化して手間が増えることなどを考慮した。

 

ここの掃き出し窓はそもそも背が低く、普通の大人であれば確実に頭をぶつける高さしかないため、かがみながら段差があるという、出入りには気をつけなければいけないものになってしまったが、この判断が間違っていないことを祈るのみである。

前回のブログでウッドデッキの土台を支える部分に基礎パッキンというアイテムを使うという報告をした。今回はその続きから紹介していく。

 

前回でもお伝えした通り、本来ここには石やブロックで対応するのがよりベターというか定石なのだが、土台全体の高さが出せないところから無理やりこういう措置をとることにした経緯がある。

 

冒頭の写真はその基礎パッキンを4つ並べたもので、枕木の長さに合うような間隔(およそ1間)で1セット分を配置していく。今回の基礎に関して難しいところは、土台を支える束の寸法がそれぞれバラバラであることだった。

 

ここの地盤は新たに土をかぶせた上にタコ突きで簡単な転圧をしただけの脆弱なもので、少し強い力を加えただけで簡単に変形してしまう。そのため、あまり神経質に水平や寸法をとったところで将来的には必ず浮き沈みするはずであり、そこに労力を割かないということを最初の方針として決める。

 

ただ、何もしないというわけではなく、現状で出来る範囲の地固め(基礎周囲をタコ突き後に微調整としてゴムハンマーで水平を出す)をした上でこれらの位置を設定した。

 

部分的に水平が出ていないところも多いが、そこを神経質に決めたところで、この後の工程で置き場所がズレたりすることが容易に想像できたため、細かいところはある程度形ができてから微調整で良いと割り切っている。

 

それらの上で、ある程度適当に決めた基礎から土台の束の長さを割り出し、土台ずつ個々にミリ単位で束をカットしていくのだから、ここの作業が最も労力を使ったと言えるかもしれない。

 

そして最初に出来た土台を基礎の上に置いてみたのが右の写真だ。この土台はこれでほぼ完成であり、ご覧の通り土台自体を支える術がここにはない。

 

本来であれば土間をコンクリにして基礎を根太ボンドなどで固定したり、建物側の土台と固定したりするのであろうが、ここに載せることになる枕木のせい(高さ)がそれを許さなかった。それが原因でここまで全ての設計が難しいものになっている。

 

作者の想定としては枕木の重量で土台自体は安定するのではないかと思うが、やってみないと確信がもてないため、これら土台造りをデッキ全部まとめてやるのではなく、まずは枕木1本の長さぶんだけをやることにした。

 

ちなみに、土台以外のところでは、建物側の土台のところに固定している新材に注目しておいてほしい。実際に枕木を置いて固定する際、建物側の基礎がかなり出っ張りすぎている都合上、建物側の土台と枕木の間に最大で3センチ近い空間が開いてしまうところが出てきてしまう。

 

古い建物であるため、その出っ張りが3センチ近いところもあればゼロのところもある。それらを無理なく調整するため、枕木を設置する範囲全てにこの調整材を入れておいたということを知っておいてもらえればと思う。

 

ウッドデッキの土台は重量物を支えるため105〜120角材を使用したかったのだが、上述の通り脚元のスペース確保が困難だったため、妥協として90角を採用。

 

手間をかけて継手ホゾ組などをする手もあったのだが、素人にはミリ単位の正確さを出すのに神経と時間を浪費してしまうため、今回は写真のように四方をビスで固めるだけで様子をみることにした。

 

とにかくベースとしてあるのは、両側合わせて2本の土台の上に載せる枕木の重量が5本合わせて200キロを越えるということで、さらに最終的にはそれを3セット横に繋げるということである。

 

この土台だけをとると、上からの荷重であれば数百キロ程度は耐えうるであろう。弱点があるとすれば横からの負荷だが、1セットならともかく、3セット(600キロ越え)分の上からの荷重がかかった土台を横からの圧力で破損させるにはやはり数百キロレベルの力が必要で、それは天災でも起こらない限り問題ないといことを指す。

 

以上の考えから、構造は簡単だが恐らく強度は充分と判断した。

 

右の写真が1セット分の土台の最終形を撮ったもので、一応横からの圧力に対するせめてもの抵抗としてお互いを連結する材を固定した。

 

この連結材は強度面のこともあるが、それより作者が求めたのがこの形の再現性という意味合いで、この後一度バラして塗装を行った後、再度組み立てたときに全く同じ形(両側の距離も維持できる)にできるという狙いの方が強い。

 

先ほど建物側の土台に調整材を固定していたものに関してはこの時点ですでに塗装が終わっているが、ここの土台一式に関してはキッチリと塗装を行う必要がある。

 

今回の塗装に使用するのはご存じクレオトップで、水性塗料で扱いやすいため作者は常用している。数年この地で過ごしてみてわかったこととして、こちらの川に面した側は特に湿気が強いといこと。

 

つい最近に雨どいを新設する(その時の記事はこちら)までこの犬走りは全体的に雨やしぶきが掛かり放題であり、土台や柱にまでカビや腐食がみられる状態で、作者がその強烈さを自覚したのが、3年前に設置したハメ殺し窓の木材(この写真の新材の部分全て)がこの時点ですでに半分カビが充満しかけていたことだ。

 

こちらの写真をご覧いただければわかると思うが、3年前の時点ですでに建物の土台と柱の下側は緑っぽい色になっている。特に雨が降った際の水しぶきがかかる部分ほど被害が酷く、今の作者の知識があれば最優先でここに雨どいを新設していたであろう。

 

すでに土台の強度としては手遅れになってしまっている感があるが、せめてもの対応として、漆喰仕上げをしたタイミング(その時の記事はこちら)でこちら面の木部全体に松煙墨とアマニ油で塗装を施しておいた。

 

つまり何が言いたいかといえば、今回新設するウッドデッキも全体的に耐水性塗料を塗布しておくことが必須であるということで、しかもこの土台の先の方3〜40センチほどは屋根から突き出た部分になるため、雨ざらしになるのであるが、それについてはまた後日お伝えすることとする。

 

形が完成したら一度バラして塗装を行う。散々湿気の被害をお伝えしているにも関わらず、手間を惜しんで土台の脚を別個に塗装していないのが最近の作者らしい。

 

DIYを始めたばかりの作者であればここは一度全てバラしていたはずで、これが今の精一杯かと自嘲もしてみるが、そもそも初期の頃の作者であればここはクレオトップではなく、高級塗料のキシラデコールを使っていただろう。

 

ここにきて塗料の性能をウンチクするのは趣味ではないが、思ったことを書き留めるという意味で、我が家に使った外部塗料の耐久性について少し触れておく。

 

まず最初に外部塗料を使ったのがこのキシラデコール(当時4リットル8000円)というものだった(その時の記事はこちら)が、これは6年以上が過ぎた今でも多少のスレはみられるものの、概ね当時の色をキープできている。

 

一方で作者が外部塗料で最も多く使っているクレオトップ(当時14リットル6500円)のうち、4年ほど前に塗装した納屋南面の鎧張り(その時の記事はこちら)は、ほぼ同じ3〜4度塗りを施したにも関わらず、今現在はもう色がほとんど褪せていて再塗装待ったなしの状態だ。

 

作者の好みとして、木材の風合いを残さないペンキなどは使いたくないため、結局はこういう浸透性の塗料を選ぶしかないのだが、あとはコスパと相談してその時々で都合の良いほうを選んでいる。

 

脱線も甚だしいので先に進む。塗料が乾燥したのち、再度組み立てた状態を撮ったのが右の写真で、これにて土台1セット分の作成が終了した。間違い探しのようになるが、2つ前の写真と比べて設置している場所が違うと気付いた方がいれば、相当観察眼の鋭い人だろう。

 

実は最初の1セット目の作業のときは作者の気持ちに余裕がなく、撮影ができなかった。そのため2セット目のときに撮った写真を、前後逆になるが今回の説明のために絵面だけを流用している次第である。

 

こういうところで作者の苦心を感じていただければ言うことはない。

 

ちなみに次回のテーマは、この土台に実際に枕木を載せる過程についてであるが、少しフライングして1本目を載せた状態をご覧いただき、今回の締めとしたい。

 

こんな感じで、建物側につけた調整材が上手く枕木とフィットするように造るのが今回の目的の一つでもあり、それは達成できているといえよう。また、想定していたことだが、この時点では土台の先の方(川側)が少し浮き気味になっている。

 

この後川の方に向かって枕木を積んでいくに従ってお互いがバランスを取り合ってくれるよう土台を設計したつもりだが、実際に完成を見るまでは希望的観測に過ぎない。

 

だが、この枕木をソロDIYで設置するのはかなり大変な作業であった。次回、それについてお伝えできればと思う。

いよいよこれが当面における納屋最後の仕事となる。前回のブログで残る作業が2種類と説明し、その最初が漆喰塗りだったことになるが、今回から紹介していくのがウッドデッキを構築するという、作者の中ではかなり大掛かりで覚悟を要した作業であった。

 

冒頭の写真をご覧いただきたい。ここは納屋の東面の犬走りにあたるところで、見てわかる通り現状は石積み塀と土だけで構成されているため、春から秋にかけて雑草に悩まされる場所の一つである。

 

放置しておけば雑草の背丈が1メートル近くにまでなる(比較的伸びた状態がわかる懐かしいブログがこちら)ため、年間何度か草刈りが必要なのだが、狭い上に壁やガラスに飛び散るリスクが大きく、ここのことを考えるだけで気が沈むような存在でもあった。

 

特にここの基礎と土の間に根ざす雑草は奥深くまで浸透しており、根絶が困難で、それがあるがためすぐに草も成長するという悪循環であったため、以前納屋の玄関ポーチを作成した際(その時の記事はこちら)に使用したコンクリの余りを使ってこの部分だけは先に固めていたのだが、それは今回初報告となる。

 

実はここの犬走りにウッドデッキを構築することはこの物件購入当初から考えていたことであり、そのために母家のリノベーション開始後早々に材料である枕木の購入さえしていた。

 

当初はその枕木をこの犬走りの状態そのままに作成していくことにしていたが、この雑草の暴威を知ってからは何らかの対策が必須と感じるようになり、その対策の筆頭候補として作者が考えていたのが土間コン打ちで、先行して基礎周囲を固めたコンクリはそれの前哨戦という位置づけにあたる。

 

だが、先行して余ったコンクリを打設して以降、作者の気持ちに変化が生じた。というのも、この犬走りにコンクリを打設することの労力を捻出することが、今の作者にはかなり気が重かったためだ。

 

実はこのウッドデッキ構築とは別に、先日解体した離れの倉庫(その時の記事はこちら)のスペースに新たに土間コン打ちをする案が具体化し、このウッドデッキ作成と同時期にそれを実施する動きがあった。

 

これらコンクリ打設に関して、業者依頼して数十万もかけることを避けるべく、当然DIYで進めていくつもりなのだが、この駐車場スペースのコンクリだけでも1.5立米ほど材料が必要となる。

 

1.5立米がどういうことかというと、小型の3トンミキサー車満載の量ということであり、我が家の接道幅ギリギリのところを途中まで入れる限界の方法である(それ以上の大型車はそもそも入ってこれない)ということで、つまり敷地内までミキサー車が入れないぶん、施工場所への50メートルほど坂と急曲がりを経るマラソンをする必要があるということ。

 

運ぶ猫車の種類にもよるが、その往復回数が数十回にもなるという、今の作者にはほとんど決死に近い覚悟をもって臨まなければいけないほどの重労働である。

 

さらにそれと同時期にここの犬走りのコンクリまで打つとなると、ほぼ同量に近い材料を必要とし、かつこちらの方が動線が長くなるという二重苦を味わうことになる。これは今の作者にとって現実的ではなく、やるなら時期をズラすか別の方法を考えるかのどちらかを選ぶ必要があった。

 

以上が前置きになるが、結果的にここの犬走りの草対策に関しては別の方法を模索することとなる。それは後述ということにし、まず行った作業を順を追って説明していこうと思う。

 

まず最初に手をつけたのが右の写真の部分だ。これは以前合併浄化槽を導入した際(その時の記事はこちら)、業者が勝手に設置していったそれ用のポンプで、作者はその設置位置に不満を感じていたところだ。

 

この写真はポンプの位置を移動させるためにエアー管を掘り返した後で撮ったもので、もともとの位置だとポップな色合いの本体がかなり目立つため、最終的にウッドデッキ下にうまく隠れるような位置に設置をし直しているところとなる。

 

ご覧の通り、現時点では写真左側から来た管が直角に上に折れる形でポンプに繋がっているが、これをウッドデッキの下に隠れてかつ万が一のときの交換やメンテナンスも行えるような絶秒な位置に設置する必要があった。

 

その第一段階として、まずエアー管の位置を替えることから始める。管にはVP13が使われていたため、所持していた余り物の同径管を使い、上に向かって折れていた手前でカットした管と繋げた状態にしてみたのが右の写真。

 

距離的にはほとんど移動していないように思えるが、メンテを意識したときにこの位置あたりがベストであろうと判断した。雨どい管の下をくぐる形をとっているが、それがため雨どいはこれに先んじて設置しておく必要があり、その点は順序を意識した。

 

最終的な確定位置は右の写真の通りである。ウッドデッキの高さを考えるともう少し低い位置で確定したかったのだが、雨どいとの兼ね合いもあり、これ以上低くするとメンテや交換などが難しくなるとギリギリの判断をしたつもり。

 

具体的なプランとしては2通り考えており、これじゃない方のプランはもっとデッキ下の見えないほど奥に設置するというのもあった。その場合、ウッドデッキの一部に点検口を設けることで問題点を解決できたのだが、結果としてこちらを採用した。

 

その理由の一つに、現時点でウッドデッキの床下有効空間が読めなかった(敢えて読まなかった)ということがあり、つまり、この時点ではまだ根太の形や床材までを決めきれていなかったことが大きい。

 

ともあれ、この決定した位置でウッドデッキの構築が進んでいくことになる。

 

ではここの犬走りの基本的なリノベ方針について説明していこう。左の写真は本来土間コンを打つ予定だった高さになるまで、以前ビオトープ計画を進める際(その時の記事はこちら)に掘った土を積んでいた場所から、その土を移動させて踏み固めた状態を撮ったもの。

 

掘っていた土はかなりの山となって母家前に積み上げられており、これらはそのごく一部を持ってきたものだ。先述の通り、約1.5立米の土を猫車に積んで持ってきた上、ある程度タコ突きをして固めた状態になる。

 

ここはもともと川側に向かって下り勾配の土地であり、それをフラットに馴らすとなるとかなり大量に材料と踏み固めの労力が必要であったため、勾配はある程度そのままにしてそれぞれの箇所で均等な厚さになるような下地とした。

 

なぜそのような下地固めをしたのかという答えが右の写真になるのだが、同時にこれがコンクリ打設に替わる案の検討結果でもある。

 

これは古い防草シートを、土が露出する空間がないように重ねて配置した状態を撮ったもので、シートは以前に短期アルバイトをしていた職場から、捨てる予定だったものを拝借して保管しておいたもので、ようやく出番がきたという感じだ。

 

防草シートはそれ単体で設置したのでは数年で劣化が進み、そのうちシート上に溜まった砂や土や汚泥の塊に草が根を張り、敷設していないのと同様の状態になってしまうが、今回のようにこの上にデッキを組む形にすればそういった劣化リスクが下がると思っている。

 

古いシートなので過信をするつもりはないが、予備も含めてこんな古い状態のものがあと2巻ほどあり、状況次第でここに上張り用のシートとして投入していくことになるだろう。

 

新たに土を敷設して転圧したのはこのシートを安定して配置できるようにするためで、これによってもともと石が多く構成されていた地面に確実に杭打ち(シートを留めるもの)が出来たり、凹凸がなくなることでシート間の隙間(ここからまた雑草が伸びてくる)をゼロにすることもできるなど、大きなメリットが見込めるからであった。

 

今回はここで終わってもよかったのだが、半端ながら次回のテーマになる作業についても予め少し触れておくことにする。左の写真を見て何をするものかおわかりの方がいれば、かなり建築通の方か業者さんということになろう。

 

これは基礎パッキンという種類のもので、本来であれば建物の基礎と土台の間に噛ませて通風孔とするためのアイテムである。建物全ての重量がかかるため、それでも潰れないように強化プラスチックで作られている。

 

そのような用途であるため、通常DIYレベルでは使うことのないものだが、今回はこれをイレギュラーな形で使うことにした。

 

その用途というのが最後の写真で設置しているように、デッキ土台の基礎として使ってみるということだ。本来用途の違う使い方であり推奨するものではないが、これを使うメリットとして作者が考えた点が多かったための採用である。

 

まず最初の理由として、このデッキの床下空間がかなり狭いということにあった。デッキを構築する枕木の重量を考えると、最低でも90角の根太を使う必要があると考えており、そうすると根太の下がミニマム数センチというところも発生することが予想された。

 

そのため、通常のブロック基礎では高さ調整が極めて困難で、水平な地固めをするにも労力を要するという点から、薄く頑丈で小さなものを求めた結果ともいえ、メリットとしては薄くて地固めが簡単なことの他、ブロックより安価にできること、通気性が高いことなどが挙げられる。

 

これらを理由に、かなり変則的ではあるがこのアイテムを使って様子をみることにする。ちなみに、最後の写真のものは、その前の写真のアイテムを中央で半分にカットしたもので、これが結果的に束柱受けとして使うことになるものだ。

 

実際にここに土台を構築していく作業は次回のブログを待たれたい。

前回のブログでついに納屋の内装作業が終了した。残る作業は外装のみとなっているが、この時点で作者が予定しているのは2種類の作業のみで、今回はそのうちの一つを紹介していく。

 

タイトルの通り、残っている部分の漆喰塗りをしていくのだが、現状残っている部分は冒頭の写真で写っている壁全ての面といっていいほどある。この写真でいうと、北面(写真で右の壁)の2階部分だけは先だってやっている(その時の記事はこちら)ものの、その他の全ての見えている壁は漆喰塗りが必要だ。

 

パッと見た感じ、1階部分は全て塗り終えているように映るかもしれないが、これは仕上げ前の砂漆喰を一度塗りしただけの壁であり、今回の作者の意図としてはちゃんと仕上げ塗りをして少しでも綺麗な面を造っておきたい。

 

とはいえ、薄塗りである漆喰仕上げは今の作者にはかなりあっけなく感じる。右の写真の1階部分の壁が今回仕上げ塗りをした面になるが、この程度の露出面だけを一度塗りで仕上げるのに要した時間は2時間弱といったところ。

 

内訳は養生テープ貼り、材料の準備、壁シーラーなどの準備が1時間半ほどで、漆喰を塗るだけの作業であれば30分もかかっていない。それでわかるように、漆喰塗りで大変なのは準備の方であり、それさえなければ作業自体は苦にならない。

 

ちなみに、こちらの壁は足元側に鎧張りを施しているが、この漆喰仕上げ塗りはあくまで壁が露出している上の部分しかやっていない。そのあたり丁寧ではないが、今回はあくまで見た目だけのためにやっていることと材料の節約という目的の方が強かった。

 

まず1階部分の壁の仕上げだけを紹介している。お次は東面(川側)の一番左端、事務部屋の裏側にあたる部分である。ここも最後の最後まですぐに使わない材料や備品が常に置かれていたところで、こんな感じに何もなくまとまった空間になっていることが不思議なほどだ。

 

壁の間に1本黒いものが立ち上がっているのは、以前客間まで通した給水管(その時の記事はこちら)で、周囲に溶け込めるよう黒ビニテでぐるぐる巻きにしてある。これは今後どこかのタイミングで中央の柱に固定するつもりだが、漆喰塗りが全て終わるまでそれができなかった(柱のチリ部分に固定していくため)。

 

これにてほぼ完成だが、写真の中で唯一作者が気になる箇所があるとすれば、他の屋根裏には全て張っているすだれ(その時の記事はこちら)が、この部分だけぽっかりと施されていないことで、少し違和感がある。

 

それに関してはまた後日ゆとりができたときに考えるとして、最も作業に苦心したのが東面の2階全体のことであろう。全く経験がなかった最初の頃、この2階の作業をどうやったら一番出費が軽く済むかということを何時間もかけて考え、調べ、検討してきた。

 

そうした中で作者自身が納得できる方法が何年も見いだせなかったのだが、仕事との両立で作業に手が回りにくかった時期に依頼した屋根屋さんが使っていたアイテムに答えを見、以後全ての屋根上作業はこれを使っている。

 

以前にも紹介している(その時の記事はこちら)が、その便利アイテムは瓦用資材止めと呼ばれているもので、瓦をちょっと持ち上げて鈎状になった金具を引っ掛け、その反対側のコの字の部分に足場板を引っ掛けて半固定できるものだ。

 

右の写真は、その要領で2階の屋根に足場板を3本分用意したもので、今回2階の屋根上作業をするにあたりかかった出費は、実質この資材止めと足場板のみで、トータル4000円強しかかかっていない。

 

実際に作業している姿が左の写真で、少し影になって見えにくいが、すでに他の2階面でもやっているように、柱毎に打ち込んである貫抜に山岳用のハーネス一式をカラビナで繋いで安全帯にしていることの他、足場を設けることで安定さを増している。

 

だが、この屋根上の資材止めを使うようになる前の壁塗り作業はかなり大変なもので、特に壁の最上部あたりは手が届かず、足場のない瓦の上につま先立ちになって不安定な形で作業せざるを得なかった。

 

特にこの差し掛け屋根(下屋の上に掛けた形の屋根)の取り合い部分には、水漏れを防ぐための装飾瓦に漆喰仕上げがされており、人が全体重をかけて踏むことが想定されていないところでもある。

 

これまではそこを踏みながら作業せざるを得ず、それによってもともと強度のなかったものにダメージを与えてしまうことがしばしばあったのだが、写真のように足場が高い位置で固定できるため、そのようなリスクをも避けることができた。

 

それと同じ作業風景を別のアングルから捉えているのが右の写真だ。写真だけではわからないかもしれないが、かなり楽に最上部の作業が行えていることをお伝えしたい。

 

実際、より高い位置での梁柱の塗装や壁塗り作業をする際、この足場に全体重を預けて何かをするということはあまりなく、一つ前の写真のように、足場を離れて作業し、ひと段落したときや作業を終えた際に足場に体重を預けるという使い方をする。

 

作業する際に足を支えるものがないという点ではこれまでと一緒だが、最終的に足場が支えてくれるという安心感があるだけで、気持ちの余裕や実際の安全性が全く違うということを今回新たに学んだ。

 

そんな感じで、最後の写真は冒頭のものと同じアングルから撮ったもので見比べてみて欲しい。見た目の印象がだいぶ変わり、ちゃんとした建物になったような気がしている。

 

ちなみに、2階屋根の上にうっすらと雪が載っているが、この2階の作業だけで数日を要しており(シーラー塗り、砂漆喰塗り、柱梁塗装、シーラー塗り、漆喰仕上げ、という工程)、最初に全体写真を撮って作業を開始した翌日に軽い積雪があり、2日目以降は雪と小雨の中での作業を強いられた。

 

ただ、そのようなあまり良くないコンディションの中での素人作業にも関わらず、この足場と安全帯のおかげで危ない感じは一切なく、安心して作業が行えている。

 

漆喰塗りに関してこれまでと少し違う点をお伝えしておくと、作者がいつも購入している業者からのお勧めで最初は建材用シーラー(写真はこちら)を使っていたのだが、出来る限りケミカル素材を使いたくないという観点から、最近は水のみをシーラー替わりに使っていることも付け加えておく。

 

それによる問題は今のところ見つかっておらず、当然壁を構成する土同士の繋がりという意味での強度は落ちているかもしれないが、寧ろガチガチにそれらが結びついているより、何かあった際にバラバラに崩れる方がいいとすら思うようになった。

 

そして最後に、屋根の上での作業は楽しい、ということをお伝えして今回は終わろうと思う。高所恐怖症の方でないなら、是非屋根の上の作業を率先してやってみることをお勧めしたい。

 

屋根の上に立ったときに見える景色や空気感が、普段の生活で感じているそれとはなんとなく別物のように感じ、本当に気持ちいいのである。これは実際にやってみたことのある人しかわからない感覚で、屋根屋さんがDIYを勧めてくれる理由もよくわかる。

 

いずれやってみたいと思っている方の参考になれば幸いだ。

納屋のリノベを本格的に開始してから約5年の歳月を経て、ようやく一つの完成と言える段階に近づきつつある。この間、数か月レベルの作業停滞があったり、仕事の合間でほとんど作業が進まなかった時期が多かったのは事実だが、かかった歳月は作業の大変さの裏返しでもあったように思う。

 

この場合の完成という言葉は、設備的な意味で使っているが、人が生活したり居住するのに必要な細かい備品という話になってくると、それはまた別物ということになる。

 

完成後は可及的速やかに民泊事業を開始する準備を進めていくことになるが、それに対するブログをこのサイトで展開する予定は現時点ではなく、もしやるとしたら、立ち上げる予定の民泊サイトでの掲載ということになろう。

 

それはさておき、今回のテーマは納屋の階段周辺の照明を確定させることだ。作者の目指す完成までもう少しだけ作業が残っているが、室内における作業は今回のブログで正真正銘の最後ということにしたい。

 

階段回りの電気配線については、情報が煩雑になることを考慮してこれまで一度も詳しく触れてきていない。まず最初の選択肢に上ったのが、この土間から階段にかかっていく範囲をどのような空間に仕上げていくかということだった。

 

というのも、階段や立ち上げた床の面積も含めた土間の部分がかなり広く、見せ方や演出として明暗の調子をどの具合にするのかによって、空間の印象が全く違うものになるからである。

 

最近のお洒落さ重視の流行でいくと、ある程度明るさを抑えた電球色系統の演出が好まれるのかもしれないが、範囲が広いだけに、全体的にそうすることによって見せたいものまでボンヤリしてしまう可能性もあった。

 

ただ、全てを白色系照明にするよりは魅力的に感じたということもあり、電球色系統にすることを基本に、部分的に白色系を入れていくことにしたという経緯がある。

 

まず、玄関をくぐったとき最初に触れることになるのはトリプルスイッチ(3つボタンがついているタイプで写真はこちら)で、そのうち1つは土間天のダクトレール(土間全体の照明)、さらに1つは階段全体の照明なのだが、最後の1つの具体的なプランというのがここに至るまで決まっていなかった。

 

土間と床を行き来する際の照明、というボンヤリした位置づけでスイッチとケーブルだけ用意していたものの、実際に使ってみると、設備としての照明という意味では土間と階段の2種類があれば充分であったことに気付く。

 

唯一、階段の裏側だけが照明が当たらず、限定的に暗い部分ということになるが、こちらは階段裏のくぼみに設けた棚にセンサー照明をつける予定にしており、そこまで気にしなくても良いところで、では1本余った電気配線をどう活かそうかというのを、この段階に至ってようやく考える始末であった。

 

土間と階段に使う照明は比較的電球色が勝つような配置にしてあり、結果的に全体が暗い印象になってしまった。それはそれで雰囲気的に問題ないのだが、作者が気にしたこととしては、階段箪笥への物の出し入れをする際に暗いのが不便だということ。

 

階段箪笥がどういう形かというのは完成時の写真をご覧いただけばわかるが、この写真では白色系の照明を一時的にその余った1つの線に繋げて作業しているため、明るい印象を持つかもしれない。

 

が、実際にはこの空間は日照などの条件がかなり整わない限り常に暗い空間で、この箪笥部分の扉を開けると中は暗くてよく見えない状態であった。そんなところから、この部分での作業利便性を高めるために最後の電気線を利用しようということに決定。

 

当初は何も案がなければこの写真の照明をそのまま2階の踊り場下あたりに取り付ける予定であったが、ここにきて急遽ひらめきがあったため、その案を試してみることにした。

 

というのも、離れの倉庫解体直前のブログで勿体ないと保管することにしたベースライトが、ちょうどこの場所にフィットするのではないかと感じたのである。

 

冒頭の写真がその器具で、構造は至ってシンプル。VFケーブルを切断して元あったところからバラしただけなので、それを繋げさえすればすぐにでも再利用できるであろう状態だ。

 

だがこのままでは玄関周辺の雰囲気とは合わないため、暗さに溶け込めるようカムフラージュする必要がある。こういう場合に作者がやる常套手段があり、今回もそれを実施してみたのが右の写真になる。

 

これは、本体全体をラッカースプレーで塗装したもので、無論通電部分は避けているが、全体にほぼ満遍なく吹掛けている。これによって暗色系の空間の中に置いても目立たない程度にはなっていると思う。

 

それを実際に取り付けてみたのがこちら。当初の予定から変更して2階の踊り場下ではなく、上がり框直上にある梁の、階段側側面につけたのがわかるだろうか。

 

しかもこれはベースをそのまま取り付けただけではなく、その土台として角度のついた木材を下地とした上に固定した形になっており、光が足元まで満遍なく届くであろう角度になるよう工夫したことも付け加えておく。

 

この位置につけることによって、白色系の明るい照明を階段箪笥に相対する形で設置することが出来た。このベースにもともとついていた照明は古いタイプの蛍光灯だったが、今回の設置ではこの電球だけ新品を購入した。

 

今般、政府の方針もあって全ての蛍光灯が製造・輸出入ともに禁止になるため、どの家庭においてもオールELD化していくのは必至だが、作者は将来的なコスパも考慮して、リノベーション初期から新規照明は全てELDを使っている。

 

蛍光灯に必要なグロー球がELDライトでは用をなさないため、今回のケースではそれを付け替える必要があるが、ほとんど手間がなく照明を付け替えることができるため、どうせやるなら早い方がいい。

 

それによってトリプルスイッチのラストピースが埋まった形となったが、もう一つ残っていたのが階段に付随する照明である。

 

ひょっとすると作者はこの階段に設置した照明についてはブログを書き損ねているかもしれないが、階段を構成する照明の電気線を主に2分割して配置していた。

 

そのうちの一つは2階の天井に固定したダクトレールで、そこに3基のブラケットランプ(電球色)を配置しているが、もう片方は、同じスイッチ系統の線を階段の途中にある梁付近に配置しており、こちらは今現在まで照明器具を設置していない。

 

これはこの階段が折れ階段になっている構造上、上り始めてから折れる部分までの間に照明が行きわたらないことになるため、その照明の視角となるところ用に予め用意していた線なのだが、具体的にどういう形にするかというところまではこの段階に至るまで決定していなかった。

 

その答えとして作者が採用したのが右の写真の照明である。これは一言で言うと間接照明用の器具であり、見た目の造りも粗末な現わしにしない照明で、値段も安価で購入できる。

 

使い方だが、今回作者は左の写真のような使い方にしてみた。これは階段を上り始める際の視点で、この先階段が左に折れ曲がっていくところの様子を撮ったもの。ご覧のように、梁と桁が交差するちょっとした隙間に小壁があり、この部分を利用して間接照明を造ろうという発想に基づく。

 

当初の予定よりも階段の頭上リスクが高い設計になってしまい、とにかく頭上にぶつかる可能性があるものを排除しなければいけないのがこの場所の最重要課題であった。

 

それがため、凸状になる形で頭上に照明を設けることが考えられず、かといって何もつけないのは用意したケーブル上もったいない。だったら照明としての効果ではなく、演出上の効果を狙ったものに切り替えて設置してやろうというのがこの部分の意図である。

 

写真だけではそのディテールまで伝えられないのがもどかしいが、照明器具を隠すように見切り板を斜めに固定したのが右の写真だ。ただ、これらの写真では見切り板をつけた効果(光の見え方)がまるで実感できず残念極まりない。

 

この見切り板をつける意図としては、見苦しい照明器具を現わしにしなくて済むことの他、照明の光が直接目に触れずに済むということもある。つまり、設置位置的にも人が通る際の頭の高さになるため、リスクを考慮して光が直接目に入らないようにしたという意味合いが最も強いだろう。

 

こういう形の間接照明は、いずれどこかで取り入れてみたいと作者も常々考えていたものでもある。しかし今回こういう形で導入してみて、あまり効果的でないように感じてしまった。

 

その原因が何であろうと考えた結果、光を間接的に見ることになる天井付近の造作を疑ってみたため、手を打ってみたのが左の写真ということになる。

 

これは、余っていた石膏ボードを天井の梁と梁の間のスペースに限定的に張り付けたもので、2階の床張り板がそのまま1階の天井となっているところへ当てた光を見るよりも、より真っ直ぐした材に替えて光を当てた方がよりスッキリして見えることを狙った。

 

さらにその石膏ボード面に漆喰を塗ってみたのが最後の写真で、凹凸のない白い天井を造ることによって、光の明るさが増すことをも狙っている。

 

だが、余り物だけを使って思い付きでやった処置であるため、終えた後の達成感よりも、物足りなさの方が強く印象に残ってしまう結果になった。本来であれば、この梁と梁の間のスペースだけでも全体的に白壁にするとより効果的だったに違いない(先述のベースライトもこの梁間に含まれているため)。

 

ここに関しては、そもそも余り物で取り組むということを前提に考えすぎて、新規出費をどうにか抑えるということしか頭になかったのが残念な結果を生んでしまった。

 

今回の照明は人によって評価が分かれると思うが、これが泣いても笑ってもこのブログで紹介することになる納屋リノベの屋内最後の記事となる。これまで当ブログを読み続けてくれた方がいるとすれば、感謝とねぎらいの言葉をおかけしたい。