前回のブログでウッドデッキの土台を支える部分に基礎パッキンというアイテムを使うという報告をした。今回はその続きから紹介していく。
前回でもお伝えした通り、本来ここには石やブロックで対応するのがよりベターというか定石なのだが、土台全体の高さが出せないところから無理やりこういう措置をとることにした経緯がある。
冒頭の写真はその基礎パッキンを4つ並べたもので、枕木の長さに合うような間隔(およそ1間)で1セット分を配置していく。今回の基礎に関して難しいところは、土台を支える束の寸法がそれぞれバラバラであることだった。
ここの地盤は新たに土をかぶせた上にタコ突きで簡単な転圧をしただけの脆弱なもので、少し強い力を加えただけで簡単に変形してしまう。そのため、あまり神経質に水平や寸法をとったところで将来的には必ず浮き沈みするはずであり、そこに労力を割かないということを最初の方針として決める。
ただ、何もしないというわけではなく、現状で出来る範囲の地固め(基礎周囲をタコ突き後に微調整としてゴムハンマーで水平を出す)をした上でこれらの位置を設定した。
部分的に水平が出ていないところも多いが、そこを神経質に決めたところで、この後の工程で置き場所がズレたりすることが容易に想像できたため、細かいところはある程度形ができてから微調整で良いと割り切っている。
それらの上で、ある程度適当に決めた基礎から土台の束の長さを割り出し、土台ずつ個々にミリ単位で束をカットしていくのだから、ここの作業が最も労力を使ったと言えるかもしれない。
そして最初に出来た土台を基礎の上に置いてみたのが右の写真だ。この土台はこれでほぼ完成であり、ご覧の通り土台自体を支える術がここにはない。
本来であれば土間をコンクリにして基礎を根太ボンドなどで固定したり、建物側の土台と固定したりするのであろうが、ここに載せることになる枕木のせい(高さ)がそれを許さなかった。それが原因でここまで全ての設計が難しいものになっている。
作者の想定としては枕木の重量で土台自体は安定するのではないかと思うが、やってみないと確信がもてないため、これら土台造りをデッキ全部まとめてやるのではなく、まずは枕木1本の長さぶんだけをやることにした。
ちなみに、土台以外のところでは、建物側の土台のところに固定している新材に注目しておいてほしい。実際に枕木を置いて固定する際、建物側の基礎がかなり出っ張りすぎている都合上、建物側の土台と枕木の間に最大で3センチ近い空間が開いてしまうところが出てきてしまう。
古い建物であるため、その出っ張りが3センチ近いところもあればゼロのところもある。それらを無理なく調整するため、枕木を設置する範囲全てにこの調整材を入れておいたということを知っておいてもらえればと思う。
ウッドデッキの土台は重量物を支えるため105〜120角材を使用したかったのだが、上述の通り脚元のスペース確保が困難だったため、妥協として90角を採用。
手間をかけて継手ホゾ組などをする手もあったのだが、素人にはミリ単位の正確さを出すのに神経と時間を浪費してしまうため、今回は写真のように四方をビスで固めるだけで様子をみることにした。
とにかくベースとしてあるのは、両側合わせて2本の土台の上に載せる枕木の重量が5本合わせて200キロを越えるということで、さらに最終的にはそれを3セット横に繋げるということである。
この土台だけをとると、上からの荷重であれば数百キロ程度は耐えうるであろう。弱点があるとすれば横からの負荷だが、1セットならともかく、3セット(600キロ越え)分の上からの荷重がかかった土台を横からの圧力で破損させるにはやはり数百キロレベルの力が必要で、それは天災でも起こらない限り問題ないといことを指す。
以上の考えから、構造は簡単だが恐らく強度は充分と判断した。
右の写真が1セット分の土台の最終形を撮ったもので、一応横からの圧力に対するせめてもの抵抗としてお互いを連結する材を固定した。
この連結材は強度面のこともあるが、それより作者が求めたのがこの形の再現性という意味合いで、この後一度バラして塗装を行った後、再度組み立てたときに全く同じ形(両側の距離も維持できる)にできるという狙いの方が強い。
先ほど建物側の土台に調整材を固定していたものに関してはこの時点ですでに塗装が終わっているが、ここの土台一式に関してはキッチリと塗装を行う必要がある。
今回の塗装に使用するのはご存じクレオトップで、水性塗料で扱いやすいため作者は常用している。数年この地で過ごしてみてわかったこととして、こちらの川に面した側は特に湿気が強いといこと。
つい最近に雨どいを新設する(その時の記事はこちら)までこの犬走りは全体的に雨やしぶきが掛かり放題であり、土台や柱にまでカビや腐食がみられる状態で、作者がその強烈さを自覚したのが、3年前に設置したハメ殺し窓の木材(この写真の新材の部分全て)がこの時点ですでに半分カビが充満しかけていたことだ。
こちらの写真をご覧いただければわかると思うが、3年前の時点ですでに建物の土台と柱の下側は緑っぽい色になっている。特に雨が降った際の水しぶきがかかる部分ほど被害が酷く、今の作者の知識があれば最優先でここに雨どいを新設していたであろう。
すでに土台の強度としては手遅れになってしまっている感があるが、せめてもの対応として、漆喰仕上げをしたタイミング(その時の記事はこちら)でこちら面の木部全体に松煙墨とアマニ油で塗装を施しておいた。
つまり何が言いたいかといえば、今回新設するウッドデッキも全体的に耐水性塗料を塗布しておくことが必須であるということで、しかもこの土台の先の方3〜40センチほどは屋根から突き出た部分になるため、雨ざらしになるのであるが、それについてはまた後日お伝えすることとする。
形が完成したら一度バラして塗装を行う。散々湿気の被害をお伝えしているにも関わらず、手間を惜しんで土台の脚を別個に塗装していないのが最近の作者らしい。
DIYを始めたばかりの作者であればここは一度全てバラしていたはずで、これが今の精一杯かと自嘲もしてみるが、そもそも初期の頃の作者であればここはクレオトップではなく、高級塗料のキシラデコールを使っていただろう。
ここにきて塗料の性能をウンチクするのは趣味ではないが、思ったことを書き留めるという意味で、我が家に使った外部塗料の耐久性について少し触れておく。
まず最初に外部塗料を使ったのがこのキシラデコール(当時4リットル8000円)というものだった(その時の記事はこちら)が、これは6年以上が過ぎた今でも多少のスレはみられるものの、概ね当時の色をキープできている。
一方で作者が外部塗料で最も多く使っているクレオトップ(当時14リットル6500円)のうち、4年ほど前に塗装した納屋南面の鎧張り(その時の記事はこちら)は、ほぼ同じ3〜4度塗りを施したにも関わらず、今現在はもう色がほとんど褪せていて再塗装待ったなしの状態だ。
作者の好みとして、木材の風合いを残さないペンキなどは使いたくないため、結局はこういう浸透性の塗料を選ぶしかないのだが、あとはコスパと相談してその時々で都合の良いほうを選んでいる。
脱線も甚だしいので先に進む。塗料が乾燥したのち、再度組み立てた状態を撮ったのが右の写真で、これにて土台1セット分の作成が終了した。間違い探しのようになるが、2つ前の写真と比べて設置している場所が違うと気付いた方がいれば、相当観察眼の鋭い人だろう。
実は最初の1セット目の作業のときは作者の気持ちに余裕がなく、撮影ができなかった。そのため2セット目のときに撮った写真を、前後逆になるが今回の説明のために絵面だけを流用している次第である。
こういうところで作者の苦心を感じていただければ言うことはない。
ちなみに次回のテーマは、この土台に実際に枕木を載せる過程についてであるが、少しフライングして1本目を載せた状態をご覧いただき、今回の締めとしたい。
こんな感じで、建物側につけた調整材が上手く枕木とフィットするように造るのが今回の目的の一つでもあり、それは達成できているといえよう。また、想定していたことだが、この時点では土台の先の方(川側)が少し浮き気味になっている。
この後川の方に向かって枕木を積んでいくに従ってお互いがバランスを取り合ってくれるよう土台を設計したつもりだが、実際に完成を見るまでは希望的観測に過ぎない。
だが、この枕木をソロDIYで設置するのはかなり大変な作業であった。次回、それについてお伝えできればと思う。










































































