前回のブログで水槽台のおおまかな骨格は完成したが、ここからは少し手を加えながらより強度のある台を造る作業に入っていく。冒頭の写真は現実的な範囲でそれをやった結果で、未塗装の木材部分が今回新たに補強したところである。
まず必須の補強として行ったのは、各柱間(写真では一番左)にツーバイ材を渡したことだ。これは直接柱にビスを打って固定したものだが、同時に前回造った骨格の方にもビスを打つことでより骨格と壁面の固定を強固にした。
天板は直接この骨格の上に載せるだけになるため、天板を支持するという重要な役割もある。今回作者が使う天板は厚さ5センチ以上あるため多少は強度があるが、スギの一枚板は意外と脆く、ちょっとしたことで割れることも経験上わかっている。
そのことを充分に踏まえ、最低限周囲を囲むような骨格は必要で、それをこのツーバイ材で補ったといえる。そしてさらにそのツーバイ材に30×40ミリ材を固定し、そこから概ね30センチ毎に中間の補強材を入れた。
これは多少の補強という意味よりは、天板を載せた際、ビス固定の支持材として使うという意味合いの方が強い。天板の表側からビスを打つのは絶対に避けたいため、選択肢はこの裏側から打つしかない。
さらに、これら補強材の少し下には一枚の棚板を入れておいた。これは以前母家の勝手部屋に水槽台を造った際(その時の記事はこちら)に用意しておいた小物置き場と同じ用途に使うものだが、当時作成した置き場は高さがなく、結果的に使いづらかったため、改良の意味を込めて余裕のあるシンプルな造りにした。
それを真横から見てみたのが右の写真で、高さにはかなり余裕を持ちつつ、さほど占有面積もとらない造りにしているのは、この棚をコードやポンプなど見苦しいもの限定の置き場にしていることによる。
しかも、この棚は支持材がこの写真に見えている横材だけで構成されており、耐荷重は極めて低い造りで良しとしているのもそういう理由からだ。横材はビス2〜3本のみでしか固定していない。
さらに、底板を入れることでも補強を図っている。この底板にはそれなりに重量のあるものを置けるよう、ちゃんと周囲を囲むような支持材を形成している。支持材の基準としたのは奥の壁の土台で、これをそのまま支持材の一部として使う。
ここまでで水槽台の構造は全て出来上がった。あとはこれらの棚板たちを塗装すれば完成ということになる。これまで塗装は全てバラさずに直接やってきたが、この棚に関してのみ一度バラして行っている。
そうやったことの一番の理由は、天板を固定するためのビス打ちを裏側から行う必要があるからで、この棚や底板があることによってそれができなかったのである。写真を見てわかる通り、底板は骨格の形に合わせて切り込みを入れた状態でスッポリ綺麗に入るよう調整した。
これにて骨格周りの準備が全て整ったため、天板の作業に移っていく。前回のブログで水性ステインのウォルナット色を二度塗りしておいたのを保管しておいたのが右の写真だ。
少し大変だったのは、これの運搬を全てソロでやっていることである。厚さ5センチ越え、長さ2メートル半もある板材を汚さないよう屋内に運び、天井に当たるため直立させられない中で壁にダメージがないよう立て掛ける(色移りにも配慮しなければならない)のは、簡単な作業ではない。
そしてそれは左の写真のように最終的に台の上に載せるときも同様であった。やはり最も気を遣うのは木材をどこにもぶつけられないということで、こういうときに気軽に複数人で作業できる環境がある方は羨ましいと思う。
台の上に置いた天板は、最終仕上げとしてこの状態でウレタンニスを3度塗りした。ニスは厚みのあるような塗り方ではなく、サラッとした仕上がりになることを目指す。厚みのあるニスは水槽の重さによって削れやすくなるため、最低限の撥水性が担保されていればそれで充分という考えに基づく。
ちなみに、一枚板を壁付けする際、一般的には板の片側の耳を真っ直ぐに切り落として壁にピッタリ沿わせるのがセオリーだと思うが、今回は敢えて板そのままの状態で載せるだけにした。
理由は二つあり、一つは載せる予定の水槽の大きさと比べて板自体の奥行があまりないこと、二つ目は水槽の後ろと壁の間にホースやケーブル類が通る程度の隙間を作っておきたかったことである。
そんな感じで作者の虎の子である水槽台が完成した。最後の写真のように、この台に載せる水槽は120センチと90センチの2台とした。90センチの方は高さのあるワイド水槽であり、パッと見た目ではこちらの方が大きく感じるかもしれない。
棲み分けとしては、長さのある120の方は流れを入れたものにし、入るのは泳力のある魚に限定する。反対に90の方は流れを限定的にして泳力のない魚や上層魚、中層魚が入る。
これは来訪者の目を楽しませるという目的もあるが、少し発展して、来訪者自身が獲った魚を入れてもらうような体験型のプランなどが出来ても面白いかもしれない。
そしてそれは、すでに考えている囲炉裏体験プランと合わせて民泊のコンテンツの一つになる可能性もあり、今後の進展が待たれるところだ







































































