物件購入の顛末D
前回までの話で口頭での契約成立となったわけだが、それ以前に作者はFさんという方の古民家を検討中であったため、そちらには断りの電話を入れることにした。これからは、半年後までにできることを全てやっておこうと、契約書を作るかたわら、現状ある建物の採寸・間取りを図面に起こして改修案を作成したりしていたことはブログでもお知らせした通りである。
ネットなどを駆使しながら契約に関することを調べ、それなりの契約書が出来上がったのが約2週間後のこと。契約書は確定のものではなく、あくまで案としてのものであるため、所有者にも見ていただき、両者確認の上で仮契約・念書に繋げたい。
作者はさっそく所有者に連絡をとった。所有者は高齢でもあるため、契約書などは子供と一緒に確認することになるかもしれず、最終的にはワードで作成したちゃんとしたもので契約を行うが、現状可能であるならPCを通じてデータだけを送ることができれば時間の短縮に繋がる。
そんなことを思いながら連絡し、契約書さえ合意できそうならワードでちゃんとしたものを作った上で作者も一度静岡に寄らせてもらい、両者が再開した上で仮契約の押印をしたい旨伝える。その後速やかに屋根の修繕にあたらせてもらえるよう再度依頼。
電話口では所有者が帰省後すぐに息子には話してあるからそれを一度送ってくださいとのこと。だが、上述のとおり作者もPCから送りたい思惑があったためそれが可能かどうかを確認する。その時点で所有者にはわからないことだったため一旦保留とし電話を切ったが、しばらくして作者の携帯に番号登録のされていない電話が鳴ることになる。
誰かわからない状態で通話をしてみたものの、相手側が何を話しているのか最初理解できず、間違い電話かと思った。なにやら、名乗ることもせず、用件を言っている様子なのだが、「間違い電話ではないですか?」と思わず聞き返すほどだった。
そうこうしているうちに相手が思い出したかのように名乗り始めたのだが、「Mです」というだけで作者の頭の中には過去に存在したMさんという名前の知り合いは数えるほどしか存在せず、そのどれも当てはまらないから一層わからなくなってしまう。
そうこうしているうちに相手側より「家の話をしていたMの息子です」とようやく理解できる名乗りがあり、Mさんの息子との最初の接触となった。つまり、これによって作者が想像したことは、息子はコミュニケーションがあまり得意でない可能性が高いということだ。
ようやく電話口の相手が誰かを理解した作者だが、その作者に向かって息子より開口一番、「一体どういうつもりなんですか?」と強く非難味を帯びた口調でまるで詰問されているような問い方をされてしまう。良心的に考えても明らかに敵視した様子が窺えた。
話を聞いていくと、「母が勝手にとんでもない話を決めてきたようでびっくりしています。そちらが屋根を修理してくれるとかいう話になっているみたいですが、それはそちらの好意でというか、タダでやってくれるんですか?」などと今までの話が全然通じていない様子がありありとみてとれた。
話の中で、「売るなら売るで構わないですが、こちらとしてはちゃんと不動産を通してやっていきたい」とこちらにとっては寝耳に水の話。作者もこれまでの経緯を説明せざるを得なくなるが、予期できていなかった展開のため、うまく伝えられてはいなかったと感じられる。
ただその中でも強調して伝えたことが、すでに不動産屋がやるような手続きのほとんど全てをこちらが無償でやっていること。それはお互いの口約束に基づいて行ったものであること。こちらはその約束に基づいてもうすでに仮契約書も作成済みであることなどを説明。
そういう理由から今更不動産屋に仲介を頼むのは理に合わないし、手数料が上乗せされてくるため両者の金銭負担も変わってしまうことになる旨を説明。契約金額からして、不動産屋を通すことで手数料などで赤字になる可能性が高くなることなども説明する。
仮にどうしても不動産を通すことを譲りたくないのであれば、まず具体的な話をある程度進めた上でこちらが納得できるような条件を考慮してもらいたいところだが、そういったことさえも言える雰囲気ではなく、ただただ作者のことを不審者のように思われている様子。
こちらとしては、個人売買するという約束のもとすでに契約書まで作成し、あとはそれで両者が納得できるかどうかすり合わせるだけの状態にはなっていたため、ひとまずその契約書を見て、信頼できる業者に相談するなり考えてみてほしいと提案する。
とりあえず息子としては「母に急に言われて、それも何を言っているのか皆目わからないような感じだから、もう少しちゃんと母にどういう話をしてきたのか確認してみますので少し考える時間をください」とのことで会話を終える。
こちらの印象として、例えば母親から話を聞いて納得できない部分があるとするなら、なぜ取引相手である作者に撤回や変更を求める連絡をすぐに行わないのだろう、ということだ。2週間以上前に戻った母親もすぐ息子に伝えると言っていたため、聞いていなかったわけではないと思われる。作者の感覚では2週間の間レスポンスがなければそれは同意したとみなし得ることであり、仮に同意していないのに連絡を寄こさないのだとすればそれは不誠実な人柄と判断してしまう材料になってしまう。
相手がある上での交渉事でもあるし、遅きに失することも充分に考えられる。こちらとしても人生がかかっていることであるため、例えば拒否したいならしたいでこちらのことも考慮されるような誠意ある対応を求めたいと感じた。
そして、この息子とのやりとりが今後も継続して作者にストレスを与え続けることになっていく。
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