沢登り、登山、川遊びについてのブログまとめ

山・渓流ブログ

山・渓流での活動に関するブログです。新しい記事が上に表示されるので過去(下)のものからどうぞ。

今回はとある川で行われたイベントのお話。私の住む安芸高田市を流れる一大河川といえば江の川だが、その中でもとりわけ我々が住むあたりを流れる川を地元の人たちは可愛川(えのかわ)と呼称する。

 

江の川(ごうのかわ)も「えのかわ」と読むことができるしとても紛らわしい呼称なのだが、移住して以後我が家で飼育している全ての魚はこの可愛川で捕獲しているものでもある。

 

このイベントは川のとある一区画の流れを堰き止めて区間内にある魚を捕獲するのが目的で、カイボリという言葉をご存じの方であればイメージしやすいと思う。ただカイボリが区画内の水を抜いてしまうのに対して、このイベントはそこまでのことはやらないという違いがあるようだ。

 

集合時間は朝の9時。ここ最近ずっと雨か雪が続いていた天候が嘘のようにこの日は朝霧が多く、快晴を予感させた。私が現地に着いたときにはすでに車が数十台河川敷に停められており、ご覧のような大きな焚火が出来上がっていた。

 

参加者はざっと見た感じで関係者も含めて100名前後で、合図とともに一斉に思い思いの場所に散っていく。半分くらいの人がガッツリとガサ入れをする胴長スタイルで網とバケツを片手に気負っている感じだったが、私は午前中には所要があったため長靴のみの軽装で参加。

 

今回このイベントを知ったキッカケは漁協の副組合長さんと知り合ったのが始まりだ。私個人的な思いでいうと、基本的には漁協関係者とはこれまであまり友好的に接する機会がなかった。

 

ただ、この副組合長さん宅にお邪魔する機会があり、日淡飼育数が私より多いくらいの川キチであったことに多少感銘を受けたりもした。

 

左の写真は川を横断する網を仕掛けようとしているところを撮ったもので、どうやらこれでコイやヤツメを狙う意図があったようだ。コイに関しては国内外来魚であり、見つけ次第駆除するのだろう。

 

実はこのイベントはただ単に魚類を捕獲するのが目的ではなく、本当の狙いは区画内にいる外来魚駆除というのが裏テーマになっていた。私がこれまで独自調査をした限りにおいてもコイやバス、ブルーギル、ドイツゴイなどが生息していることがわかっている。

 

30分ほど経過するとボチボチ魚の捕獲が明るみになってきた。各々のバケツを覗いていくと概ね右の写真のような感じで、5〜6匹の魚が獲れている。これはガサガサを目的としてそれだけをやった成果としてはかなり少ない。

 

というのがこの区画内には魚の隠れ家になりそうなボサや大きな石、凹凸というのがあまりなく、釣り用語でいうチャラ瀬のような平坦な部分なのである。普通にガサ入れをしても恐らくそうは獲れない区域といえる。

 

捕獲した生物の種類も私の想定を上回るものがなにもなく、目にしたものを列挙していくと、イシガメ、ギギ、カマツカ、ドンコ、ヨシノボリ、オヤニラミ、タナゴくらいか。

 

獲れている種類を見てわかるのは、皆底生かそれに近い止水域を好むものであり、中層を泳ぐ魚(ハヤやオイカワなど)が一切見られていないことである。これらの種類は逃げ隠れる葦などがあればそこを狙って捕獲しやすいが、そういうのが少ない区域では急に捕獲難度が上がったりする。

 

右の写真の光景はできることなら見たくなかった。これは今回の企画のため、大型のバックホーで川の砂利をさらって流れを変えているのだが、かなりの広範囲で川をズタズタにしてしまっており、かなりの魚がつぶされたり、驚いて区画範囲外へ逃げていったと思われる。

 

先に述べた中層の魚が上がっていないのはこれも一つの原因であると思われ、一個人がやったりすると大事になるのだろうが、権利を持つ側がやると全く遠慮がないだけに結果はより悲惨さを帯びる印象を拭えなかった。

 

つい気になった点を言ってしまった。私は所要のため1時間のみの参加であったので様子をみることができたのはここまでである。この後、しっかり外来魚駆除ができたことを祈りたい。

 

左の写真は藻の駆除をしているところで、これを最後の報告にしようと思う。この藻は聞いたことがあるかもしれないが「オオカナダモ」という藻で歴とした外来水棲植物だ。

 

悪環境に強く、大繁殖しているのが全国各地で目立っており問題視されている。本当にビッシリと隙間なく生い茂るので船のスクリューに絡んだり、クロモなどの在来種が淘汰されており、川で見かけたらなるべく取り除きたい種だったりする。

 

だがアクアリストには比較的有用なところもある草で、飼育しやすいため水草として使われていることが多い。ちなみにそういったアクアショップで売られているときの名前は「アナカリス」という名前で、こちらのほうがピンとくるという人の方が多いかもしれない。

 

そんな感じで体験川掃除に行ってきた。最後までレポートできなかったのが残念だが、次回があればまたトライしてみたいと思っている。

続きを読む≫ 2023/02/14 22:06:14

前回のブログで庭の抜根作業の報告を始めたところで、本来であれば今回もその続きから報告していく予定だったが、急遽予定変更して先日から我が家周辺で起こっている出来事についてレポートすることにした。

 

報告したい内容は2点あり、まずそのうちの1つ、簡潔に終わるほうからお伝えしていこう。と言っても冒頭の写真が全てなのだが、この写真は全国的に冬が到来しつつある11月下旬のある日に撮ったものだ。

 

本来、夏の生暖かい日にしか姿を現わさないオオサンショウウオが寒くなった今時分に突然現れたのである。しかも、通常よく見られる住処であるコンクリートブロックがある堤周辺ではなく、そこから堰堤を上ったところの平坦な場所で3日ほど過ごす姿を発見した。

 

もともと住んでいたコンクリートブロックが昨年の大水によって大小の砂利で埋め尽くされ、恐らくそこに住んでいた個体(確認していただけでも4体はいた)のほとんどが流されたか引っ越しを余儀なくされたと思っている。

 

そんな住宅事情のなか、こんな時期に現れるということはいよいよ埋め尽くされた住処が手狭になっているのか、種族間の争いがあるのかといったことを想像している。少々人工的にでも大きめの石を配置して住処のようなものを作ってやりたい気持ちもあるが、どのみち大雨が一度でも降れば全て流されてしまうため躊躇してしまう。

 

アダプト制度という言葉をご存じの方はあまり多くないと思う。清掃・緑化等の活動を県が補助金を使って保護するシステムで、このブログで報告したかどうか記憶がないが、実は私はこの集落内のアダプト団員になっている。

 

どういう活動かというと、私の所属している団体の主旨は「集落のサンショウウオ生息環境を守る」ということで、まずは住処である川の状態を良くしようということで川の草刈りをメインにやっている。

 

だが、本来はこういうことに対応できるような保護活動に近いことを私個人的には目指したく、実質有効と思われる行動としてはまだ具体的なことが出来ておらず、今後そういうことについても考えていければという思いだ。

 

思ったより長くなってしまったので2点目について話そう。右の写真は我が家の勝手口から出たところを裏庭に向いて撮ったもの。ご覧のとおり勝手から裏庭に出るとすぐの位置に大きな柿の木があるのがわかるだろう。

 

実はここ数日の間、集落でクマ出没情報が相次いでいる。人家からやや離れた山の入口あたりにある別の家の柿や栗などが荒らされているという情報で、実は去年の同時期にも同様の現象が起こっている。

 

要は冬眠前のクマが最後の脂肪を蓄えるために慌てて食を求めているのだと思うが、今年はどうやら去年より数倍クマの行動が大胆になってきていて、何らかの対策が必要になってきた。

 

これを発見したときはさすがにギョッとしてしまった。クッキリと見事な爪跡が柿の木に残されていたのである。先ほどの写真でわかる通り本当に勝手口を出てすぐの位置にある木なのだが、夜暗くなっても飼育中の淡水魚たちのケアのために外に出たりすることもあり、安全が保てないのは大問題だ。

 

恐らくこの木に上ったのは発見した前夜の一日限りだと思うが、よくよく観察してみるとその一度の木登りでこういった爪跡が相当な数ついているのがわかる。登り始めたところから目的地まで辿りつき、降りるときには別ルートで降りてきた様子が一目瞭然だった。

 

それがよくわかる写真を撮ろうと思ったのだが、右の写真ではあまり思うように伝わっていないように思う。最終的にクマはこの写真上部にある右へ2股に生えている枝に登り、その周辺の柿を食べていたのがわかった。

 

実は、市のほうからはこういった獲りきらないような柿や栗などの木がある場合は伐採することが推奨されているのだが、この柿の木は富有柿で甘い実がなることと、ホタルのシーズンにいい止まり木になっていることもあり、思い切った伐採を思いとどまっている。

 

そして実は最初にクマがきたとわかったのは爪跡を発見したことが理由ではなく、不自然に折れた枝を発見した妻が疑いをもったのがキッカケだった。よくよく見ると、先ほどの2股に別れたほうの枝の一つが明らかに不自然な状態で折られており、この落ちた枝も発見当初は柿の実が10ばかりくっついた状態だった。

 

実は発見直後はしばらく様子を見ようとそのままの状態にして観察を続けていたのだが、爪痕がついた日の次の2日間は毎日柿を少しずつ食べに来ていたことがわかった。

 

さらに右の写真はその折られた枝のすぐ傍らに落ちていたもので、明らかにクマの糞とわかるものだ。実はクマが最初に爪跡をつけたときから3日間ほど雨がちの天気だったため、気づけなかったことがこの部分でもある。

 

そのため具体的にどの日にこれを落としていたかはわからないが、だいぶ雨で流れてしまっている中でもしっかりと柿の種だけは残っているのがわかる。つまり、これは食べたそのときに出したものではなく、前日あたりに我が家のものかもしくは別の場所で食べた柿であることが証明されるもので、ほぼ毎日のように集落内で食べ物を漁っている様子が窺える。

 

ちょうど落葉の時期でもあったため、雨でなければある程度クマの痕跡を辿れたかもしれないが、残念ながらどういうルートを通ってきたのかがわからない。それがわかれば多少の備えにはなったと思う。

 

ともあれ、対策を打つことにした。隣家が山裾にある柿や栗を全て伐採したのに続き、我が家では左の写真のような対策をとることにした。これは納屋の壁塗りをしたとき(そのときの記事はこちら)にもともと付いていたトタンをはがしたものを残しておいたのだが、それを丁度良い形で巻くことができた。

 

このトタンはすぐに捨てずに正解だったと思う。たまってから鉄くず屋に持っていこうと思っていたのだが、実は別の部分でも再利用の道があって使っている。それはまた後日の報告としたい。

 

トタンの固定の仕方としては、これも廃材を利用してまず下地の木材を木にビス打ちしておき、その上からトタンをビス打ちしながら巻いている。意識したのはツメを引っ掛ける部分を作らないということで、大変だったのは木の立地的に崖下の反対側の部分を固定したことだ。

 

恐らく成獣であっても2メートル半ほどのトタンを巻いておけばその上に手が届くことはなかろうと思われる。壊されない限り木登りは防げるし、壊されたとしたらさすがに音で気づくことができるだろうという構えでもある。

 

こういう問題で最も気を付けなければいけないのは、野生動物が簡単に果実を食べることができる環境を与えないことだろう。そのため、今後は落ちた柿を発見し次第速やかに処分することが必要になる。

 

あとは、再度我が家の柿を求めて近づいてきたときにすぐわかるよう、最後の写真のような準備をしておいた。右の窓の下縁のところを見てもらいたいが、これは私が小さい水槽に使ったりする照明で、クリップ式で小さな電球(E17口径)を使うタイプのものだ。

 

そこに緊急的に用意した延長コードで外の電源から引っ張り、夜間のみ反応する人感センサー付きの照明をつけておいた。本来あまりこういう外付けするのには適した方法ではないが、一時的な措置であることと、不要になっても別の使い道が考えられるため惜しい投資ではない。

 

センサーは温度で反応するため、ほとんどの野生動物に反応して照らすことができる。一つには急にライトを当てることで驚かせて近づかせないことを狙ったものでもあるが、一番の理由は暗い中で存在を確認しようとする作業は危険を伴い、暗さの中ではケモノには敵わないからである。

 

つまり、この照明が一度でも点くようなことがあれば、充分の警戒をもって対応することができるだろう。と、そんな感じでこの冬を迎えることになっている。できる限り夜の外出は控えることにしたが、読者の皆様にはどうか無事を祈っていただけたらと思う。

続きを読む≫ 2022/12/05 21:31:05

今日は我が集落で使用している山水についてのお話。古民家ブログの方でもたまに触れることもあったかもしれないが、我が家で使用している生活用水はそのほとんどをこの山水でまかなっている。

 

具体的にいうと家で使っている生活用水は2種類あるのだが、そのうち上水道は台所のシンクに設置してあるもの1基だけにしか今は接続していない。従って、風呂、トイレ、その他の水は全てこの山水を使っていることになり、我が家の生活には必要不可欠ということになっている。

 

実際、昨年に安芸高田市を襲った豪雨の影響からしばらくこの山水の供給が止まったことがあった。普段大人しい小川が濁流に変わり、山水の給水管を破壊してしまったためだが、その間我々はお風呂にも入れず、トイレも上水道で一度バケツに汲んだものを流す日々であった。

 

そのくらい重要な山水であるが、この山水というものを常に安定供給する環境を作るためには定期的なメンテナンスが必須になってくるのをご存知の人は少ないかもしれない。

 

個人でひきこんでいるような人でも、給水管や濾過槽、プールしておく設備などに砂やゴミが詰まるのを防ぐための掃除やメンテが必要であるし、集落でひきこんでいるような我々のパターンでもそれは同様だ。

 

我が集落ではほぼ半世紀ほど前に先人達が集落全ての建物に山水を供給するシステムを造り上げた。これのおかげで水道代を支払うことなく生活ができるのだが、その便利さとは引き換えにこのシステムを維持管理することが必要になってくる。

 

具体的にいうと、まず大きいところでは年1度の大掃除である。これは集落にある全ての世帯から最低1名が集合し、山水を貯蔵しているタンクやその周辺を清掃後、神主にお祓いをしてもらうという重要な行事になっている。

 

またそれとは別に、集落の全世帯が輪番制で半年間に2回ずつ取水口の詰まりなどを確認し必要であれば清掃する当番というものもあり、今回はそのときのことをレポートしようと思い立った。

 

前置きが長くなったが、冒頭の写真はその取水口に行く際の入口となる部分を撮ったもので、こんな感じでここより奥は集落の関係者以外立ち入り禁止になっている。

 

過去にもここより上流域のレポートをしたことがあるが(そのときの記事はこちら)、そのときと今回の最も大きな違いは右の写真の如く昨年の水害の被害が顕著になっていることだろう。

 

水害で折れた大木や流されてきた木の数も膨大なものだが、何よりこの取水口に向かう道がズタズタに破壊され、車両での通行が不可能になってしまっていた。行政による復旧が行われていなければ未だに徒歩で30分かけて登ることを余儀なくされていたはずだ。

 

そのくらい昨年の水害がこの集落の自然に与えたダメージは甚大で、生態系が変わってしまうレベルであらゆる生き物の住処をぶち壊してしまった。被害を受けて以後まだオオサンショウウオやホタルを見る時期を迎えていないが、この夏にまたレポートできればと思う。

 

そんなこんなでさらに山道を遡っていくと左の写真のような堤がある場所に到達する。山間部と隣り合わせの田舎ではこういう集落ごとの堤防が沢の上流部に造られているところが多い。

 

用途としてはもちろん集落の稲作のためであるが、こういう各個に設けられた堤防が集中豪雨などで決壊し、各地で鉄砲水や大水の被害が出るに及び、用をなしていない堤防をなくすような動きも出始めている。

 

我が集落では未だに現役の農家が多くここからの水が必要不可欠であるため、すぐに撤去ということにはならないと思うが、個人的にはこういう堤をかいぼりしてみたいという衝動は常に持っている。昔はこういう堤をかいぼりしたときによくウナギなどを捕まえていたという話が多い。

 

ちなみに、右の写真はその堤防のすぐ下流に設けられた小さな堰である。稲作のシーズンになるとここの堰を開けることで大量の沢水が用水路を辿って各田んぼに流れていくことになる。

 

そうこうしながらも更に上流を目指していると左の写真のような構造物が現れる。この3〜4メートル四方のコンクリに囲まれたものが山水を貯蔵するタンクになっている。集落の全戸がそれなりに使ってもしっかり振り分けられるよう、かなり膨大な量の水が蓄えられている。

 

コンクリートのタンクの上部にある社はこの一連の山水を守る水神様が祭られているそうで、年1度の掃除と合わせて年に2回ほど集落を挙げてこの社を祭るのが大事な行事ということは先ほども説明した。

 

コンクリのタンク上にはマンホールが設置されており、それを開けると写真のように上流から送られてきた水がタンクに流れ込んで行き、溢れる直前で流れ込みが止まる仕組になっている。

 

水害の直後はここに全く水が流れ込まなくなってしまい、集落を挙げて給水管のメンテや補修、水の送り込み(大型ポンプを使う)を行った。それでも今この写真で見られるような勢いの良さはなく、少し水が溜まっては使い、使ってはすぐ貯蔵が枯渇して水が止まり、という負の連鎖を繰り返していた。

 

今は全て元通りになっており、何らトラブルもないため今回の巡視は特にやることがなさそうだ。

 

最後にそれら全ての大元である取水口を紹介して終わることにしよう。過去にもどこかで説明したことがあるように思うが、これまで散々「山水」とわかりやすい呼び方をしてきたが、正確にはこの水は「沢水」であることがよくわかる写真と思う。

 

文字通り、沢の水を何ら加工なしにそのまま貯蔵し、濾過もなくそのまま各家庭に給水されているシステムである。古くからこの集落に住む人のうち何人かはこの水をそのまま飲用水としても使っているが、私にはその勇気はない。

 

ご覧の通り本当に沢の水をそのまま溜めているだけであり、年に1度行っている水質検査でも僅かながら大腸菌が検出されたりし、煮沸しない飲用は推奨されていない。

 

こういう沢の水はどれだけ上流で澄んで見えていたとしても、それより上に住んでいる獣の糞尿が含まれたりすることで飲用に適さない成分を含んでしまう可能性が充分にあり、沢に慣れた人はこういう水は飲まない。

 

だが、それ以外で使う分には使いたい放題のとても便利な水なのである。我が家には淡水魚を飼育している水槽が大量にあり、水を替えたり水槽を洗ったりするだけでも数百リットル単位の水を消費してしまう。

 

これを全て上水道でやれるかというと、水道代がとんでもないことになってしまうため二の足の踏んでしまうだろうし、さらに山水そのものということで淡水魚にはうってつけの水質であり、カルキ抜きなどの手間や負担も必要ない。

 

今後は納屋のリノベーションが終了次第、外構の整備にとりかかることになるが、そのときには庭にこの山水を常時流すような人工渓流を作りたいとも思っている。

 

などなど、集落でかなり重宝されている山水についての報告はこんなところだろうか。よくよく考えてみると、集落を挙げて掃除をしたり、輪番制で見回り点検をしたりするのはいいが、年齢的にも私自身が今後集落の最後の一人になる可能性は極めて高い。

 

そうなったとき、若しくはそれより前の段階でこの水の給水経路に大きな瑕疵が発生した場合、最悪このシステムを放棄することも有り得ることかもしれない。そんなことを考えながら今は無限に湧いてくる水を使わせてもらっている。

続きを読む≫ 2022/04/11 19:21:11

ここ最近、古民家ブログばかり進めていて他のブログがほとんど更新されていない。梅雨入り前とあって春の陽気がちな天気が気持ちよく、何もしないでいるのはあまりに体に悪い。

 

ということで久々に森林浴をしてみることにした。といっても行動範囲は私が住むことになる集落を囲む山がターゲットである。我が集落は外部から入るための車道が東西1本ずつの計2本存在する。

 

その2本の入口以外は全てを山が囲んでいるという形で、わかりやすく言うと山の中にポツネンと平地ができたような立地になっている。今回散策しようと思った理由は2つあり、1つは沢沿いを遡って生きものチェックをすること。こちらに関してはまた後に日淡ブログで掲載予定とした。

 

そしてもう1つが今日のメインとなる我が土地探しというやつだ。これは古民家コーナーの「物件購入の顛末A」という記事に詳しいが、私の所有となる山がかなりの広さ(総面積2ヘクタールくらい)存在する。ただ、その所有を主張できる具体的な場所が私や前の所有者を含めて誰もわからないという状態になっている(いくつかは確定できているものもある)。

 

とはいっても、毎年数千円レベルで固定資産税を払うことにもなるし、その中でも確定できそうなものはできる範囲で突き詰めておいて損はない。まあもともと不良債権のようなものとして諦めて購入しているのだが、ダメ元で調べてみようと思ったことがキッカケとなる。

 

なにせ、私の手元には法務局でゲットできる土地の登記簿や、役所で発行できる山林図、前所有者の権利謄本(紙面に簡単すぎる図が書かれている)などがあり、地形図と読み合わせてなんとか大雑把な位置くらいはわかりそうな部分もあったりする。

 

つまりそれらの位置の見当をつけておこうというのが裏の目的ということである。冒頭の写真は集落のお宮に続く階段で、ここから山に入ることもできるような心臓破りの坂だ。

 

この長い階段を登り切ると右の写真のような舞台があり、かつて集落が賑わっていた頃の名残のようなものとなっている。この舞台はお宮と向かい合うような形で建っており、祭りなどのときには集落民が集って神楽などを鑑賞したとは古老の話。

 

神楽とはこの地方独特のもので、過去にも紹介記事を書いたことがあったが、周辺ではこのような形で祭りのときなどに神楽団を呼んで集落民全員で鑑賞するような習慣があるところが多い。

 

ただ今回はここは関係ないので通り過ぎるだけにして、我が家の裏の坂を50メートルほども登ると左の写真のような雰囲気となる。通常であればすでにこの時点で森林浴としてもいいくらいのところで、右の竹林は所有を主張できる数少ない山だ。

 

道路の左側には柵がしてあるのだが、この集落の特徴として集落の内側に立ってみたときにこういう獣害用の柵がほとんど見当たらない。その理由を示しているのがこの部分で、集落全体の外周ぐるりをこんな感じで柵(全長は何キロかになるだろう)で囲っている。

 

ここからさらに少し奥に進むと、集落の名前のついたO川という小渓流が流れている。右の写真はその上流に進む道と集落の外柵の境目、ちょうど山の入口にあたる部分で撮影したもの。

 

ちなみに、以前にも集落の川調査という名目でこのO川を遡ったのだが、今回進むのはそのO川が二股に分かれた反対側の林道だ。前回遡った側が本流といえるメインの方で、今回はその支流といった感じで水量も少ない小川といった様相だ。

 

ただ、この川は全体的な渓相としては雰囲気が良く、生き物が少ないことを除いてかなり私好みのものであるといえる。水温も15度前後と渓流にしてはかなり高めのため、マスが定着するのは難しいだろう。

 

ただ、これでもし水温が低ければマスの産卵床となるような場所には困らないと思えるような魅力があり、天は二物を与えない感じなのが残念な点だ。周囲の山も標高が低く、高いところでもせいぜい500メートル規模の低山地帯である。

 

結果的に今日の散策で概ねこのへんじゃないかとアタリを付けることが出来た土地が2〜3筆あり、そのうちの一つと思われる周辺に写真のような廃屋を発見した。

 

廃屋というか、もう崩れてしまっている建物で、もしここが私の土地だと急に言われるとかなり困ってしまいそうなシロモノだ。前所有者が林業もやっていたということで、基本的にはヒノキ山である可能性も高いが、中継基地としてこういったものを建てた可能性も否定できない。

 

さらにそのすぐ傍には左の写真のようなプレハブが姿を現した。どちらかというと、上の崩れた建物よりもこちらのほうが私の土地と思われる位置に近く、かなりの確率でこの周辺であろうと思われる。

 

このプレハブは30畳ひと間くらいのかなり大きなサイズであり、もはや小屋とは呼べないような印象であった。中を覗いてみるとすでに使用しなくなって数年が経過したような感じで、古い本棚や仮眠ベッドなどが置いてある。

 

これら周辺の森の様子なども載せたいが、つい目立った発見物のほうを取り上げてしまった。今回はこれら所有地の候補となる場所を大きく3か所ほど周り、数時間かけて散策した。次は今回発見したものに関しての情報を集落で探ってから再訪できればと思っている。

続きを読む≫ 2020/06/04 20:50:04

私の住むあたりでは9月あたりから濃い朝霧に視界を塞がれることが多くなる。広島県は瀬戸内海に面した南側こそ平地になっている部分もあるが、その他の北部はほとんどが中国山地の一部となり、平坦な地域が意外に少ない。

 

安芸高田や三次などはその山地の中にあってぽつねんと平地になっているような盆地で、山と山の隙間の部分にできた街である。冒頭の写真のとおり四方を山に囲まれ、そのわずかな隙間の空間に3本の大きい川が交差している形だ。

 

この山と川が織りなす地形が全国的にも有名な雲海を形作るのであるが、百聞は一見に如かずということで、実際どのようなものなのか私も行ってこの目で見てみることにした。

 

四方を山に囲まれた三次の絶景スポットはそれこそ四方にあるみたいだが、今回は一番有名な「霧の海展望台」というところへ向かってみた。霧自体は山間部であれば深夜から発生することが多い。日の出の時間に合わせたAM6時頃現地に到着するよう向かったが、やはり現地に近づくにつれ霧が深まってきた。

 

事前にルートを把握しておけば困ることはないが、この日この時間に初めて展望台に来るという人は道がわかりづらく注意が必要かもしれない。看板や標識が全く見えず、到着するまでは常に不安な気持ちになることが予想される。

 

一応、わかりやすくビフォーアフターのように同じ位置から撮った写真を掲載してみた。到着早々は時間が早すぎ、霧も不安定でいい高さに固着しておらず、周囲全てが霞んでしまっていたが、6時を過ぎた頃から急速に低い位置にまとまったのが右の写真だ。

 

霧がまるで海のように見え、山々の頂がぽつりぽつりと見えるのが海に浮かぶ島々のように見える。確かにこれは絶景といえよう。冬の間は見れるそうなので興味ある方は一度来てみてはどうだろうか。

 

また、せっかく来るのであれば美しい日の出もご覧になるのがいいだろう。ただし、日の出時刻は日々変わり、日の出まで待つ時間は底冷えのするほど寒いため防寒対策は必須である。

 

この日はたまたまテレビ局のカメラ屋さんが来ており、同じ空間にいる数名の方が取材を受けていた。どうやらヒルナンデスなどでもこの日放送されたらしい。

 

ただ実際は毎日の通勤などで霧につつまれる側の人間からしたらなかなか危険で厄介なものでもある。特に高速道路など微妙に高い位置にある場所ほど霧に包まれやすく、包まれてしまうと本当にすぐ目の前すら見えないこともあるため非常に神経を使う。いいないいなで向かい、事故だけは起こさないよう注意したいところだ。

 

 

続きを読む≫ 2017/11/10 16:23:10

前回、細見谷に行ってからだいぶ時間が進んでしまった。この間、この付近の天候は雨が降らない日はないほど不安定な状態で、久々に予報に0%という文字が見えたこの日を逃すなとばかりに出発。

 

今回は立岩ダムから十方山山頂を目指す最も単純な登山ルートを行ってみる。結論からいうと、期待したほどの動植物との出会いはなかったものの、この夏一番といっていいほどの晴天であった。

 

とはいえ、山の佇まいはすでに秋を感じさせるようなものに変化しており、木立の登山道を抜けて遮蔽物のない頂上に出たときも暑さを感じることがなく、風が非常に心地良い。

 

中国山地はその最高峰の大山でさえ1700メートルちょっとしかなく、この山も1300メートルちょいのやさしい山ではあるが、スタート地点も低い位置にあるため高低差でみると800メートル強ほどあり、ある程度登りごたえのある山だ。

 

私の予想以上に人気の山らしく、この日だけでも20人弱ほどの人とすれ違う。登山口にあたる場所の駐車スペースがかなり広く、オーバースペックのような気がしていたが全くそんなこともなく、下山したときには10台以上の車が停車されていた。

 

前回の場所とは植生なども全く違うところが面白い。1150メートル付近から頂上まではずっと身長よりも高いササが生い茂ってあり、頂上までは軽いヤブ漕ぎが続く。頂上は周囲に自身より高い山があまりなく、360度見渡せる。

 

お弁当タイム込みで往復6時間程度であり、広島県内の山でこれから登山を始めようと思う人などには特におすすめできる山である。

 

次回は特に紅葉の時期に狙って来てみるのもいいかもしれない。

続きを読む≫ 2017/08/29 19:55:29

帰広したときからの目標であった細見谷のトレッキングに出かけてみた。以前から触れてきている通り、私はこのあたりの渓谷が中国地方でも最も興味を惹かれるスポットである。

 

位置としては、広島有数のスキーゲレンデもある恐羅漢山(おそらかん)のすぐ南にあたり、十方山とその裾野を流れる細見谷川周辺のことを差す。中国地方で随一といっていいほどの生物多様性のある地域だ。

 

このあたりの谷は川を取り巻くようにして原始からの樹木が息づいている場所でもあり、それら自然がそのまま残っている部分を「渓畔林」と呼ぶ。沢沿いにはサワグルミやトチの木、ブナやミズナラなどの広葉樹が約5kmにもわたって茂り、多くの動物の命をはぐくんでいる。

 

南西日本ではかなり珍しい動物なども生態系が維持されているらしく、ツキノワグマやクマタカ、オオサンショウウオ、ムササビ、ヤマネ、ミゾゴイ、アカショウビンなど自然の豊富な東北などにも引けを取らないほどの生物多様性を誇っている。

 

入山ポイントはざっと考えて4つ。吉和側にある十方山林道の入口から入り細見谷川の上流から川沿いに合流するルート、恐羅漢山側にある二軒小屋から十方山を目指して進むルート、立岩ダム登山口から十方山頂を目指すルート、立岩ダムそばにある立野キャンプ場から細見谷川に入渓して沢登りしていくルート。

 

将来的にあらゆるルートを知りたいと思うが、今回は吉和側から入るルートを選択した。一応、最終的に目指すところは十方山頂と設定したが、登山が目的ではないため、状況によってベターと思える選択をしていくことになる。

 

この吉和側からのルートは3つの登山道ルート(沢線以外の)の中では最も時間のかかるコースで、それだけに生物遭遇率も高いだろうと期待しながらの出発となった。

 

今回、一番力を入れた部分は天候に対する吟味である。梅雨明けからこっち、降水確率0%の日が全くなく、ようやくそれに近い状況の日が設定できた。本来であればもっと早めに行きたかったのだが、どうせなら良い天候で行きたい。

 

出発時より快晴で気持ちよく車を走らせる。しかしその気持ちよさもつかの間、現地付近で一瞬で表情が曇った。目的地の山だけが黒い雲で覆われ、その他の場所は全て快晴というあり得ない状況を目にしてしまったからだ。

 

私の雨男伝説がいかに揺るぎないものであるのか、今度書いてみるのもいいかもしれない。雨請い師という職業があれば、間違いなくトッププロになれる自信がある。

 

ともあれ、入口に到着。雨である。その他の場所は全て快晴であった。当然、時間とともに晴れるだろうとタカをくくっていたが、30分待てど雨の勢いは衰える様子がなく、やむなく濡れながら出発した。

 

さっそく最終目標を変更し、3〜4時間歩いたあたりで折り返し下山と設定。結果的に雨はほぼ止まなかった。

 

ただ、道中はやはり楽しい。細見谷川と合流してからは水も豊富になり、林道を横切るような流れ込みや湧き水が多い。このあたりを探すと簡単にサンショウウオなどが見つかるというが、今回はおあずけ。

 

生物調査は次回以降とし、とにかくルートをしっかり見ておくことにとどめる。しかし、雨が降っているとはいえ、歩いている林道がほとんど小川状態になっている。ある場所では川の上に掛けてある橋が、流れる水で川のようになっているというありえない状態であった。

 

往復8時間の探索であったが、生物の濃さを肌で感じる。私が見たものだけでも、カワセミなどの鳥たちや、ヤマネらしき金色のネズミ、ヘビに至っては7〜8匹(ほとんどマムシ)に遭遇。そのどれもカメラに収めることができず残念である。

 

沢は思っていたよりも幅が広く、ここにゴギがいるのかと思うとワクワクしてくる。紅葉期にも来訪し、ゴギの産卵を見てみたいものだ。

 

今回、大きな失敗としては、アブの密集期だったことである。この付近の山ではだいたい8月半ばくらいになるとアブが大量発生し、入山者を悩ませるらしい。私はそれを知らず、数えきれないくらい刺されてしまった。

 

車を降りた直後からアブがまとわりつき、常時10〜20くらいのアブが服にとまっているような状況で、従って行きの道中ほぼ休憩をとれなかった。それが早期下山と写真が少ないことの原因になってしまっている。

 

次はいよいよゴギとのご対面が叶うのだろうか。

続きを読む≫ 2017/08/12 18:52:12

うだるような暑い天気が続く。このところ空の様子はやや雲がかり、雨が降りそうで全く降らず、湿度だけ異常に高い日々だ。こんだけ暑いならと再度川遊びに出かけてみた。

 

元々計画していた同日に、たまたま弟ファミリーも川遊びを計画しているという電話があり、久しぶりに顔を見るついでに行先も合わせることにした。

 

正直、天気は全く心配していなかった。それが油断だったのだ。道中、半分ほど行ったあたりで急激に黒くなる雲。そのまま本降りに突入し、この世に雨の最上級の言葉はどんなのがあるだろう、と考えるほどの雨。

 

雨、スコール、土砂降り、バケツをひっくり返したような雨。一番近い表現は最後の「ばけつを〜」というやつだ。車を運転していても目の前の道が全く見えない、危険極まりない雨が降ってきた。

 

当然ながら、現地でも遊ぶことはおろか、帰り道すら心配しなければいけないほどの土砂降り、雷の嵐。雨男の称号は伊達じゃないことをまたしても証明してしまった。

 

写真は子供たちが発見したシマヘビ。豪雨により泥水と化した川で、気が付けば目の前のトノサマガエルを狙っていた。遠距離からの角度も悪い、全てが中途半端なショット。

 

だめだこりゃ。

 

 

追伸:人生で何回目か数えきれないくらいやってきた禁煙を始めてみました。本日初日。

続きを読む≫ 2017/07/22 17:28:22

毎日の散歩コースも飽きてきたため、たまには違うコースを歩いてみようと三段峡を再訪した。

 

三段峡には入口が3か所ほどあり、正面入り口、中間地点にあたる入口、上流の湖付近の入口などがそうである。前回は正面入り口から入り、黒淵というこの峡の見せ場でもある渡船場があるスポットまで行ってみた。

 

ただ、現在は遊歩道の崩壊のため、そこから奥への道が途切れており、さらに奥にある一番の見どころである「三段の滝」を見ることができなかったのだった。そのため、今回は中間地点にあたる入口から滝を目指すことにした。

 

何年も前に一度その地点から入ったことがあり、そのときは人が多く賑わっていた。入山ポイントには車が溢れ、観光客向けの茶店が大繁盛していたイメージが強く、今回もそこで山菜うどんを食べることを楽しみに行ってみたのだが、現地に着いて唖然とすることになる。

 

まず、3連休の初日だというのに車は数台しか停まっていない。茶店や以前活用されていた建物も廃屋と化し、およそ人の気配というものも感じられないほどに閑散としていた。いくつかあるトイレも使用不可の状態で、観光客が来ることを想定したものになっていない。遊歩道も荒廃し、草木が伸び放題で、忘れられた場所のようになっている。

 

一体なにが起きたのだろう。前回正面入り口から入ったときは、同じ土曜日でもそれなりに人で賑わっていたのだ。これはやはり遊歩道の崩壊による影響と考えるしかないのか、正面側よりもより山の奥深くにあたるここまで人は入ってこようとは思わないようだ。

 

私にとって三段峡とは「三段の滝」であるように思うのだが、多くの人は「渡船場」と思っているのかもしれない。

 

こんな状況であるなら、いっそ許可制にしなくても釣りや川遊びなど解禁したほうがまだ有意義であるような気がするのだが。

続きを読む≫ 2017/07/15 23:06:15

県内随一の名勝といわれる三段峡に行ってみた。

 

普段、秘境といえるものを目にする機会のない人にとって、身近で手軽に見ることのできるこういう場所があることはいいことである。

 

場所は安芸太田町という、広島で最も山岳地帯と呼べる所に位置する。市内から行くとすると昔は一般道を延々2時間くらいかけて行くしか方法がなかったが、高速が通るようになった今は僅か4〜50分ほどで行けるようになっている。

 

見どころは中国地方で最大規模の渓谷と3段の滝などで、登山に比べると高低差もほとんどないため、それらをほとんど簡単な徒歩だけで見て回れるところにある。渓流にはゴギやアマゴ(ヤマメと記載されていることが多いが、分布的に太田川水系はアマゴの生息域)が混在し、名勝という名前に守られているせいか魚影もそれなりに濃い。

 

登山というよりは遊歩道に近い道を歩くが、スタート地点から全てを見て回ろうとすると片道で3〜4時間かかってしまう。スタート地点のほか、中間あたりにも入山できる地点があり、そこをうまく使うことで最奥の方も辿り着きやすくなるため初心者の方はこちらを利用するといいだろう。

 

ただ、今回も行ってみて思ったことだが、私にとっては観光名所にすることは勿体ない場所であるようにも思える。世界遺産や文化財と呼ばれるものと同様、公式な肩書がつくことで本当の触れ合いが窮屈になってしまうからだ。川遊び、釣り、焚き火、人が増えることによる野生動物の住処の縮小など制限がかかった中での自然との触れ合いは物足りないだけでなく、本質への理解が浅くなりはしないだろうか。

 

だが、地元にしてみればここは重要な観光資源であり、飲食業・宿泊業など数少ない収入源になっているのも重要な点だ。そういった人と自然との関わり合いについて考えることは私の人生のテーマともいえ、考えることの多い題材だ。

 

近場に住むことができるようであれば、そんなことを考えながら日々の散歩感覚で歩いてみるのもいいかもしれない。

続きを読む≫ 2017/05/27 08:38:27

候補物件のひとつである、安芸太田町近辺の環境調査に出かけてみた。

 

吉田から出発し、国道などの大通りを使うルートで向かっていくのがわかりやすいが、遅い車などに阻まれて1時間半以上かかってしまう。そこで今回は時間短縮を図るため、山間部を縫うように枝分かれしている山道を辿りながら行ってみた。

 

地図上ではあるのかないのかわからないような表記の道もあるが、近道と思えばなんでも行ってみようという感じで進む。何度か行き止まりになって引き返すようなこともあるだろうと覚悟を決めていたが、案外ほとんどの道がしっかり整備されており、想像以上にスイスイと進む。

 

環境調査といっても、つまるところ、車で入っていける林道の範囲で近場の川を見てみようというもの。候補物件から5分と離れてない場所にある川だが、想像以上に渓相がよく、次回の調査が楽しみになってしまった。

 

北関東や東北の沢などと較べると規模の点でははるかに及ばないが、この近辺は中国地方でも数少なくなってしまっているツキノワグマの生息地という意味で県内随一の自然が残っている地域である。ほとんどが太田川に注ぐ支流になっているが、源流側が割合先細りになってしまっている川が多く、上流部の魚はあまり大きく育たないケースがほとんどである。

 

しかし、林道を行けども行けども必ず民家を発見できるのが面白い。限界集落以下になっているものがほとんどであるが、真新しく改築されているような家もあり、まだまだ人の力は失われていないように感じる。私も家を買って改築することで、村の活気付けに貢献することになるのだろうか。
続きを読む≫ 2017/05/22 20:16:22

田舎での生活が落ち着いてきて、生活リズムが以前よりずっと良くなってきている。

 

妻は在宅の仕事、私は無職とあって、意識しないと外に出ることがほとんどない。これは健康によくないと思い、数日前から早朝散歩を始めてみた。散歩といってもただぶらぶら歩くのも芸がないので、すぐ近くにある郡山城址という、毛利元就の居城があった小山を散策することにしている。雨の日、私が仕事を始めたら、など先のことは考えず、日課にするのではなく気が向いた日に続ける程度でいいと思っている。

 

小ぢんまりとした山だが、それでも城址をぐるり一周すると小一時間ほどかかる。だが、空気が新鮮で歩いていて気持ちがいい。近隣にこういう場所があるのも田舎の特権かもしれない。

 

数日ここを散歩してみてお気に入りの箇所がいくつかある。毛利公の墓あたりもそのうちの一つ。渓流があるような山ではないが、全体的にいい感じに苔むしていて、特にこの場所の雰囲気は深々としてもの寂しさがあり、それでいて見る者の心を打つようなある種の威厳と周囲を厳粛にするような情緒がある。

 

また、展望台も吉田の市街地が見渡せる場所としていい感じだ。自宅から見える山に掲げてある毛利家の家紋がずっと気になっていたが、ここだったのかと合点する思いだった。手を振ったら自宅からも確認できるほどの距離だ。

 

日課としていつも同じ山を登り、ルーティーン化するのもいいだろうが、続けられる自信がないため、近隣の山をいくつか見つけて少しずつ開拓していけたらと思う。

続きを読む≫ 2017/04/22 11:46:22

「土師ダムの桜、見に行ってみんさい」

 

お義母さんから勧められ、妻と行ってみる。元来、ダムが好きな人間ではないが、このダムがこの周辺のシンボルのようになっているのは事実だろう。春は花見客が大勢で賑わうという。言われてみれば、今日、所用で広島に出かけた帰りに逆車線が見たこともないほど大渋滞していた。何があったのだろうと不思議でならなかったが、そうか、そういうことだったのかと合点。

 

桜はちょうど満開で広い範囲にわたり人の目を楽しませている。なかなか結構なもので、もし都内でこんな場所があれば争奪戦必須のスポットになっているに違いない。そんなスポットをなんの渋滞にも巻き込まれず、人が少ない状態で見て楽しめるのも近隣に住む者の特権だと思った。

 

広島から戻る途中、周囲は山ばかりなのだが、いい具合に桜があり目を楽しませてくれる。こうやって四季を感じながら生活していくことの歓び、冬は雪が降って大変かもしれないが、これを感じたくて私はここに来たのだと思った。

 

今年は気持ちにも余裕がなくただ見ただけに終わったが、来年はもっとちゃんとした花見を計画してみよう。

続きを読む≫ 2017/04/13 12:05:13

去年は妻と北アルプス薬師岳に登ったのと、仕事の友人と奥只見恋ノ又川に行ったきりです・・・
収穫は薬師でライチョウをたっぷり見れたことと、奥只見でヤマセミを至近距離で出会えて興奮!したこと。残念ながらヤマセミを見たのが釣りの真っ最中で、写真を撮れてないのが強く心残りです。

 

仕事のせいにしてはいけませんが、夏にまとまった休みがとれる仕事がどこかにないものか?!←切実

 

そうだこれからは外に出れば即ち川なんだ、というような環境に住めばいいのだと気づくのは自然な流れだったのかもしれません。ただ、なかなか思ったような環境に思い通りの家が見つからないのも現実としてあり、すでにいくつかの妥協を受け入れつつあります。家についての紆余曲折については古民家ブログの方でアップしていく予定です。

続きを読む≫ 2017/04/01 18:09:01