地形が織りなす景観美
私の住むあたりでは9月あたりから濃い朝霧に視界を塞がれることが多くなる。広島県は瀬戸内海に面した南側こそ平地になっている部分もあるが、その他の北部はほとんどが中国山地の一部となり、平坦な地域が意外に少ない。
安芸高田や三次などはその山地の中にあってぽつねんと平地になっているような盆地で、山と山の隙間の部分にできた街である。冒頭の写真のとおり四方を山に囲まれ、そのわずかな隙間の空間に3本の大きい川が交差している形だ。
この山と川が織りなす地形が全国的にも有名な雲海を形作るのであるが、百聞は一見に如かずということで、実際どのようなものなのか私も行ってこの目で見てみることにした。
四方を山に囲まれた三次の絶景スポットはそれこそ四方にあるみたいだが、今回は一番有名な「霧の海展望台」というところへ向かってみた。霧自体は山間部であれば深夜から発生することが多い。日の出の時間に合わせたAM6時頃現地に到着するよう向かったが、やはり現地に近づくにつれ霧が深まってきた。
事前にルートを把握しておけば困ることはないが、この日この時間に初めて展望台に来るという人は道がわかりづらく注意が必要かもしれない。看板や標識が全く見えず、到着するまでは常に不安な気持ちになることが予想される。
一応、わかりやすくビフォーアフターのように同じ位置から撮った写真を掲載してみた。到着早々は時間が早すぎ、霧も不安定でいい高さに固着しておらず、周囲全てが霞んでしまっていたが、6時を過ぎた頃から急速に低い位置にまとまったのが右の写真だ。
霧がまるで海のように見え、山々の頂がぽつりぽつりと見えるのが海に浮かぶ島々のように見える。確かにこれは絶景といえよう。冬の間は見れるそうなので興味ある方は一度来てみてはどうだろうか。
また、せっかく来るのであれば美しい日の出もご覧になるのがいいだろう。ただし、日の出時刻は日々変わり、日の出まで待つ時間は底冷えのするほど寒いため防寒対策は必須である。
この日はたまたまテレビ局のカメラ屋さんが来ており、同じ空間にいる数名の方が取材を受けていた。どうやらヒルナンデスなどでもこの日放送されたらしい。
ただ実際は毎日の通勤などで霧につつまれる側の人間からしたらなかなか危険で厄介なものでもある。特に高速道路など微妙に高い位置にある場所ほど霧に包まれやすく、包まれてしまうと本当にすぐ目の前すら見えないこともあるため非常に神経を使う。いいないいなで向かい、事故だけは起こさないよう注意したいところだ。
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