絶景の北アルプス
過去に私が行った中で最も印象に残っている場所は、と聞かれればまず一番にここを挙げると思います。生物が豊富というよりは、手付かず(付けられない)の大自然であり、さらに私が求める場所も高地にあるため、棲息する生物自体が限られてきます。が、その自然環境の雄大さはここが日本であることすら忘れさせてくれるものです。
登山で日本アルプスを行く人は年々増加気味なのですが、私のようにあくまで源流行として行く人口はまださほど多くはなく、8月に入ったばかりのシーズン真っ盛りにも関わらず、完全貸し切り状態という贅沢な時間を過ごすことも場合によっては可能です。
アルプス北部には黒部川という沢屋には有名な川があり、憧れの場所といっても過言ではありません。私もご多分に漏れず数度行っていますが、今回ご紹介するのは黒部最上流部にある赤木沢という美しい枝沢です。難易度は晴天続きという条件付きで体力のある初心者でも行けるようなところですが、天候如何によっては上級者でも遡行困難になるようなところで、雨が降れば川辺に近寄ることも危ない場所です。なので最低限の危機判断能力がないと増水、遭難、死亡事故にも繋がりかねない怖さもあります。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
| これがここの一番です。ここを訪れて写真を撮らない人はまずいないほどの絶景です。 | 黒部本流から赤木沢に入ると水量も減り、そのまま川に入りながら遡行することも可能なぐらいの柔らかい川に変わります。 | 写真のような小中規模の滝が断続的に30本以上も続いており、しかもそのほとんどがなだらかであるため、滝が流れるど真ん中を水をかぶりながら登るシャワークライムが楽しめます。 |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
| カゲロウの幼虫でもう少ししたらあの儚くも美しい成虫になろうとしている段階です。 | このサンショウウオはここ黒部川にしか生息していない貴重な種です。ここに来る前から絶対に見つけてやると意気込んできたわけですが、巣場を発見し、何匹ものサンショウウオが私から逃げることもなく遊んでおりました。人があまり足を踏み入れない場所ではやたらと人を恐れることもないのでしょうか。 | 黒部の岩魚は人間を警戒することがほとんどなく、誰でも釣ることができるでしょう。黄金の体色はここ黒部でしか見たことがありません。野生で生きているだけあって精悍な顔つきです。興味ある方は日淡のコーナーもご覧ください。 |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
| 上流に行けば行くほど小刻みな滝を繰り返すようになります。 | 少しずつ川幅が狭くなってきました。そろそろ源流に近いですがそれでもこの流量は流石の一言です。 | 上の写真は、川を遡った最後にようやく辿り着ける最源流部です。前方を見上げると空が近く、山の稜線ももうすぐです。 |
関連ページ
- 神が住む白神山地
- 白神山地は世界遺産に指定されており、秋田側からは入ることができません
- 一枚岩のナメ
- 沢登りをしていると、行程の途中でナメと呼ばれる一枚岩の場所があることがあります
- 透明度No.1
- 源流とは到底言えないような、大きめの道路が敷設されたような場所に位置する川
- 都内1時間の絶景
- 片道1時間以内の場所を探すことが一つの命題
- 本州一未開の地
- 本州で自然生物が最も豊富な県を印象で答えるとすれば、間違いなく秋田県
- 豪雪地帯の夏
- 豪雪地帯である越後の国には素晴らしい自然があります
- 三途の川
- 強烈な匂いは恐山をして霊山と呼ばせるだけの力があります
- かつての国内随一
- かつては四国の四万十川とともに国内2大清流に数えられた長良川
- 広大なる湿原
- 国内最大の湿原地帯として知らない人はいないほど有名な釧路湿原
- その他
- 普段フィールドなどでやっていることが伝わりそうなものを適当に並べてみました

















