渓流、山、自然についてのまとめ

広大なる湿原

国内最大の湿原地帯として知らない人はいないほど有名な釧路湿原。その広大さは旅行などで数日程度行ったくらいでは味わい尽くせないと思います。本州在住の人間からすれば、そう簡単に行ける場所でもないかもわかりませんが、時間さえ許されるなら何度でも訪れてみたい場所のひとつです。普通、北海道旅行となれば札幌や函館など道央・道南あたりを目的地とすることが多いと思いますが、時には趣向を変えて道東を中心としたプランを組まれてみることをお勧めします。

 

移動手段としては、釧路空港着の飛行機で現地へ飛んで、レンタカー、もしくはバスなどで目的地へ向かう方法がひとつ。本州の数か所から出ているフェリーに車ごと乗りこみ、ほぼ一日かけて向かうも良し。今回は後者のパターンでまず苫小牧に渡り、そこから道東を一周するプランを計画してみました。

 

釧路市を北上するとすぐに広大な湿原が目に入ってきます。これからもう少し上流のほうまで行き、カヌーで釧路川を下っていきますが、わくわくしてきました。 水がないように見える場所もありますが、生きものが無防備に入ってしまうのは危険です。谷内眼(やちまなこ)と呼ばれる脱出できない底なし沼のような見えない穴がたくさんあるそうです。 川幅が広くなってきて、もう少し細流になった箇所からカヌーを入水していくことになります。どんな光景、動物に出会えるでしょうか。
準備を整え入水しました。今回はガイド付き4時間のコースです。乗っている我々はただ風景を楽しみながら撮影チャンスを狙うことに集中しました。 水面上は静かで、船がかき分ける水の音と少しの風の音しか聞こえてきません。時々鳥の鳴き声や茂みからガサガサと生きものが動く音が聞こえてきます。ついつい耳を澄ませて音のした方を見てしまいます。 ゆったりと水に流されるままに船は進んでいきます。カヌーがパドルを漕がないで進むときの時速はおよそ5km前後だそうで、人間が歩くのとほぼ同じ速度らしいです。人体が最も心地よさを感じる速さなのだとか。
目の前の水面上に鳥が急降下してきました。魚を獲ろうと思ったのか、ただ単に水を浴びようと思ったのか、瞬時に判断できませんでした。 エゾシカは至る所に出没します。時期がそうなのか、親子連れで動いている動物が多くみられました。 ミンクです。船が通り過ぎる直前に気づいて慌てて撮影したためピントがずれていて残念。
天然記念物・オジロワシを何頭も見ることができました。ガイドさんによると、こんなに多数見れることは本当に珍しいと言われるほどたくさんの個体に出会いました。動物遭遇運は強いほうかもしれません。 私の一番好きな鳥、ヤマセミです。本州では源流に近い山奥でごくまれに見かけることがありますが、見つけたときの喜びと興奮は例えようがなく、自分がいいOSSANであることも忘れてしまいます。 タンチョウヅルも頻繁に見ることができます。写真のは親子で2羽がお互い離れない程度に動いていました。国内で繁殖している唯一のツルで、国天然記念物に指定されています。
湿原を抜け、違う川を見てみることにしました。割と海に近い下流ですが、何が写っているかおわかりになるでしょうか?もう少し寄ってみたのが右の写真です。 サクラマスが遡上しているところでした。数が多く、次から次に滝をジャンプしていきます。適当にシャッターを切っても何匹かのマスが写っていきます。本州ではほとんど見ることが困難な絵ですね。 最後に湿原内をどさんこに乗ってトレッキングしてみました。数少ない日本在来馬のひとつで、見ていると愛着がわきます。他の地方の日本在来馬は天然記念物指定されているものがほとんどです。

 

 

 

 

 

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