渓流、山、自然についてのまとめ

神が住む白神山地

白神山地は世界遺産に指定されており、秋田側からは入ることができませんが、青森側からであれば許可申請すれば入れるようになります。今回はその中でもとりわけ沢屋に人気である追良瀬川について紹介します。誤解されやすいのですが同じ地域に奥入瀬川(両方とも「おいらせがわ」と読みます)という人気の景勝地がありますが、全く別物です。

 

このあたりは世界遺産に指定されている自然そのままの山地だけあって生物も多く生息し、従って遡行にあたってはクマやヘビなどに注意が必要となります。しかし、東北地方も青森まで来てしまうと人の気持ちは自然と海側に向かってしまうみたいで、とても素晴らしい川であっても人が閑散としていることが多く、目に入る光景を独り占めできます。

 

この写真は海岸からさほど離れてない場所なのですが、透明度が高く生物も豊富だったのでつい遊んでしまいました。 早朝なので朝日が目にしみます。しかし、山に囲まれた川というのは見ているだけで楽しいものです。 もう少し進むと車止めにあたり、ここからちょっとだけ川を離れて距離を稼ぐことにしました。
白神の名に恥じず、川と木々、さらに苔具合などの調和が絶妙です。基本的にこの川は優しい川で、激流となっているような場所は源流部まで数えるほどしかありません。このぐらいの浅さで綺麗な水を湛え、トウトウと流れていきます。 ヤマカガシの子供に出会いました。昔から関東以北の田舎の農家などでは馴染み深いヘビですが、猛毒を持つと判ったのは割と最近のことで、それまでは無毒と考えられていました。性格は大人しく、牙の後歯のほうに毒腺があるため、獲物を飲み込む際のトドメに毒を使うのが主な用途です。ただし、毒性としてはハブなどより強いので注意が必要です。 こうやって河原でキャンプが出来る贅沢な場所では料理も楽しみの一つです。私も今後できるようなら蕎麦打ちに挑戦してみようと思います。
今度はマムシが迎えてくれました。マムシの毒腺は前牙にあり、噛まれた瞬間注入されるのでうっかり近づかないよう注意する必要があります。ヘビが嫌いな人は多いですが、人間が近づいていくとヘビは本能的に逃げていきますので、知識を持っていれば怖くありません。この発見後、今度は排卵直後のヤマカガシに遭遇しました。 こういうのんびりした川でカッコウの鳴き声を聞きながら魚と遊べる時間というのは、私からすれば何にも替えがたい歓びです。たまにカワセミやヤマセミなどが見れると、目で追いかけるのに夢中になってしまいます。 テント場について寝床の準備が終わると後は食事をするだけになります。ここまでをなるべく明るいうちに済ませてしまうのが基本で、時間が余ってしまうとついつい横になってうたた寝をせずにはいられません。仰向けになって空が視界に入ると、緑の中にぽっかりと穴が開いたように綺麗なコバルトブルーが目に入ります。
ほんの小一時間うたた寝した間に私の靴はこんな状態になってしまいました。大自然で遊んでいると、人間の体感時間はゆっくりとながれていきますが、生き物の活動は迅速そのものです。 下が砂地の場所でテントを張ると、中に入ったときに床がフカフカしてとても気持ちいいのをご存知でしょうか?経験ない方は一度試してみることをお勧めします。 やはり夜は焚き火をするのが一番の楽しみです。焚き火をすると独特の臭いが体に染みつきますが、それがまた何とも言えないいい匂いで、しばらくその匂いの余韻にも浸れます。

関連ページ

絶景の北アルプス
過去に私が行った中で最も印象に残っている場所
一枚岩のナメ
沢登りをしていると、行程の途中でナメと呼ばれる一枚岩の場所があることがあります
透明度No.1
源流とは到底言えないような、大きめの道路が敷設されたような場所に位置する川
都内1時間の絶景
片道1時間以内の場所を探すことが一つの命題
本州一未開の地
本州で自然生物が最も豊富な県を印象で答えるとすれば、間違いなく秋田県
豪雪地帯の夏
豪雪地帯である越後の国には素晴らしい自然があります
三途の川
強烈な匂いは恐山をして霊山と呼ばせるだけの力があります
かつての国内随一
かつては四国の四万十川とともに国内2大清流に数えられた長良川
広大なる湿原
国内最大の湿原地帯として知らない人はいないほど有名な釧路湿原
その他
普段フィールドなどでやっていることが伝わりそうなものを適当に並べてみました